2016年11月18日
日本年中行事論 特別講義 第一回 於下鴨神社
日本年中行事論 特別講義 第一回 於下鴨神社
人間文化学科 3・4年次生 選択科目「日本年中行事論」の特別講義を下鴨神社(正式名称:賀茂御祖神社)で実施しました。同授業の特別講義を下鴨神社のご厚意により実施させていただくようになってから7年目を迎えます。
学生たちは、卒業後も世界文化遺産である神社で授業を受けたことを印象深く記憶しており、やはり体験・体感することが学習効果上も重要であることを通感します。
さて、今年度も、前半30分は、出仕〔神職の役職名〕の原先生のご案内で、境内をご案内いただきました。
50名近い出席者は、晩秋の明るい日差しの中、丹塗りの建物が目に鮮やかな境内を歩きながら、説明をうかがいます。
以下、原先生のご講話の一部を抜粋してご紹介します。
下鴨神社、正式名称 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言い、その歴史は古く、上代に瑞垣を修理したという記録があるほどです。
本殿は国宝、楼門などの社殿は重要文化財で、平成6年(1994)には、糺の森も含め、神社が世界文化遺産にも指定されました。
御手洗池(みたらしいけ)は、今も地下から湧き出る清水をたたえており、葵祭で斎王代が手を水に漬けるシーンを見たことがあるでしょう。
8月末に行われるみたらし祭では、この池に足を浸ける「足つけ神事」が行われ、一年の無病息災を祈ります。
この池の水面に浮く水泡に見立てて団子を作ったのが、みたらし団子の発祥とも言われています。
〔続く〕
(報告者:堀勝博)
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