2016年09月20日

体を動かすことから始めよう 実践の子ども学

本日は、上田信行先生をお招きして、
「実践の子ども学」が開講されました。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学

朝、学生と顔を合わせ、
自己紹介をしたあと、
さっそく、ムービーをつくろう、
と提案します。


マックに入っている、
imovieの使い方を、簡単に説明すると、
さあ、スマホでムービーを撮っておいで、
とうながします。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学

まず体を動かそう、
行動してみよう、
というのが、上田流です。


ムービーをつくるのは、
上田先生のワークショップの方法の一つです。

ただ、大切なのは、
ムービーを作る作業自体ではありません。

行動してみて、自分の行動を振り返り、
さらにステップアップする、
そういう学びをのプロセスを、
まずは自分で経験してほしいということです。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学


本日は、「起承転結」ではなく、
「結転承起」で行かないと、
今の時代では、遅いんですよ、
とお昼休みにおっしゃっていました。

(段取りをひっくり返して、
まずは、結論が先に来るくらいで、
いかないと、世の中の変化に、
適応できないということですね。

本日の話の中でも、
教育は今大きく変化している。
私たちも、変わらなければならない、
とお話しています。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学



というわけで、本日はスピード感をもって、
進行しました。

imovieで、本学のいいところを、
紹介するムービーをつくります。

レゴを積みあげる競争で、
受講生の皆さんの気持ちが、
盛り上がったところで、
レゴで自己表現をしてみます。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学


お昼休みをはさんで、
NHKプロフェッショナルのような、
ムービーが作れる、スマホアプリを使い、
自分をプレゼンするムービーを作ってみます。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学

最後に、ポップスのプレゼンテーションムービーを、
再現するワークショップをしました。

ダンスをしながら歌うムービーなので、
皆でダンスをします。



こんなに盛りだくさんなのは、
「まずは体を動かしてみよう」を、
体験するためです。

私たちは、普段、
自分の習慣的な行動パターンにはまっていて、
新しいことにチャレンジすることをわりと好みません。

(新しいことが好きな人も、もちろん、
いると思いますが。)

学ぶということは、新しいことを知ることですから、
実はチャレンジが必要です。


そのためには、マインド(気持ち)を、
転換する必要があるのですが、
なかなか難しい。

ですから、参加した人たちが、
「学ぶ」ことを考えてもらうために、
まずは、「体を動かす」ことを経験してもらい、
その意味を考えるきっかけとしてほしいのです。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学


意味を考えるためには、
ふりかえり、が必要です。

本日は、上田先生のアシスタントとして、
来ていただいた、同志社女子大学の卒業生のお二人に、
ふりかえりのムービーを作ってもらいました。

それを見て参加した皆さんは、
自分の一日の体験を見直す、
きっかけになったと思います。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学



そのまとめの言葉は、
「Feel Musically 」です。

今、上田先生は、音楽的に考える、
ということができるのではないか、
と提案しようとしているそうです。

その言葉を、今日のワークショップに、
さっそく、付けていただいた形です。
体を動かすことから始めよう 実践の子ども学



(以下、上田先生と、今回の授業について、
少し説明を付け加えておきます。)


上田信行先生は、
「プレイフル・シンキング」(宣伝会議、2009)、
「プレイフル・ラーニング」(三省堂、2012)、
など、著作の名にあるように、
プレイフルに(楽しく)、学び、考え、
物事に取り組む方法を、
教育工学の観点から考えていらっしゃいます。


ここ数年、夏休みが終わる、
この時期に、「実践の子ども学」の題で、
集中講義に来ていただいています。

(昨年、図書館に関する公開講座で、
ゲストにお招きしました。)

全学に開いている科目ですので、
人間文化以外の学生さんも、
多く参加しています。


私はといいますと、
上田先生が集中講義でいらしているときに、
お邪魔して、刺激を受けて、
感想を言ったりしています。


報告:長沼光彦





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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:02 │Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

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