2016年01月17日

京都で映画を観る 独裁者と小さな孫

以前にご紹介した、京都シネマで、
独裁者と小さな孫、を観ました。
京都シネマは、四条交差点近く、
cocon烏丸ビルにあります。
京都で映画を観る 独裁者と小さな孫

モフセン・マフマルバフ監督が制作し、
ヴェネツィア国際映画際オープング作品となった映画です。

あらすじは、
ある国でクーデターが起こり、
逃げ損ねた独裁者とその孫が、
脱出しようと国内を放浪する、話です。

独裁者が孫と逃げる、というシチュエーションは、
現実味がなく、おとぎ話のようですが、
彼らが出会う、国内の出来事は、
残酷です。

独裁者は、
自分が仕向けた国内の現実を、
孫と共に経験することで、
自分の体や家族の体に感じる、
傷みや苦しみとして実感するのです。

モフセン・マフマルバフは、
祖国イランを離れ、
ヨーロッパで亡命生活をしています。

この映画は、
ジョージア、フランス、イギリス、ドイツで共同制作され、
ジョージア語で台詞が語られます。

近年耳にする、グローバルという言葉ですが、
世界の動き、実態は、
こういう映画や、その制作背景にも現れています。

人間文化学科は、こういう作品を通じて、
グローバル社会を学ぶ学科です。

(以前は、「明日になれば」を、
学内で上映しました。)

報告:長沼光彦





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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:21 │Comments(0)国際文化領域(多文化理解)国際文化領域(芸術と思想)京都

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