2015年06月01日

アイデアを出し合い、まとめる 日本語コミュニケーション

アイデアを言葉にして、伝え、まとめて形にする。
大学で、まず身につけてほしいのは、
こういう表現力と創造力です。
アイデアを出し合い、まとめる 日本語コミュニケーション

とはいえ、社会人でも、
うまく考えを形にできるかというと、
なかなか難しいのではないでしょうか。

人間文化学科では、
1年次の、大学の導入教育、
また、社会人基礎力の育成を目指し、
日本語コミュニケーションという授業を行っています。

今回行ったのは、模造紙と付箋を使った、
アイデアをまとめる実践作業です。
KJ法と呼ばれる思考整理法を、
少し形を変えて、
グループワークとして行っています。
(川喜田二郎『発想法』中公新書1967)
アイデアを出し合い、まとめる 日本語コミュニケーション

今回のポイントは3つ。
ひとつは、自分や他人の発想を否定しないこと。
「××してはいけない」という考え方は、
柔軟な発想を邪魔します。
アイデアを出し合い、まとめる 日本語コミュニケーション

もうひとつは、まとめる方法を、
意識すること。
単純には、「善←→悪」のような対立。
および、「人間」「動物」「生命」といった、
カテゴリー分類と、その範囲を明確にします。
アイデアを出し合い、まとめる 日本語コミュニケーション

そして、最後に、互いに協力すること。
要領の良い人は、人の力を借りない方が、
ささっとまとめられるかもしれません。
しかし、社会人となったときに、
職場に勤めるならば、
協力することは不可欠です。
それに、力を合わせた方が、
よいアイデアが出ることが多いのです。
今年も編集倶楽部をしています
アイデアを出し合い、まとめる 日本語コミュニケーション

3つは、よくばったような感じもしますが、
4月から少しずつ、積みあげて、
協同作業を進めています。
アイデアを出し合い、まとめる 日本語コミュニケーション

実践をとおして、楽しく、
アイデアの出し方、まとめ方を、
身につけてほしいと考えています。

報告:長沼光彦



同じカテゴリー(授業紹介)の記事画像
特別講義「2年次生から考える自分の未来」が開催されました
教職実践演習の授業から  ―漢文を読み解くおもしろさ
深泥池・上賀茂フィールドワーク2  (令和2年12月)
深泥池・上賀茂フィールドワーク1  (令和2年12月)
お出汁の うね乃  ワークショップ体験(令和2年11月)
植物園を散策しました(令和2年11月)
同じカテゴリー(授業紹介)の記事
 特別講義「2年次生から考える自分の未来」が開催されました (2021-04-16 15:49)
 教職実践演習の授業から  ―漢文を読み解くおもしろさ (2021-02-23 22:22)
 深泥池・上賀茂フィールドワーク2  (令和2年12月) (2021-01-24 17:00)
 深泥池・上賀茂フィールドワーク1  (令和2年12月) (2021-01-23 18:10)
 お出汁の うね乃  ワークショップ体験(令和2年11月) (2021-01-16 23:28)
 植物園を散策しました(令和2年11月) (2021-01-03 19:47)

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:12 │Comments(0)授業紹介

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。