2012年07月06日

ゼミで夏越祓に出かけました

 祇園祭が近づきました。先日ゼミ生全員で、四条通にある八坂神社御旅所界隈を探訪してきました。

 祇園祭といえば、17日の山鉾巡行でおしまいと思っている人が多いのですが、その後に、八坂神社の神輿三基が賀茂川を渡り、この御旅所にやってきて、祭りの本番を迎えます。

 おしゃれなブティックやショップが立ち並ぶ京都の目抜き通りに突如現れる古色蒼然たる空間、それが御旅所でした。祇園祭の時は、ここが町の中心になるのです。

ゼミで夏越祓に出かけました

 そこから少し西へ歩いて寺町通を下がった所に、京都大神宮があります。6月末でしたので、茅の輪が用意されていました。

ゼミで夏越祓に出かけました

  「伊勢の浜荻」の異称をもつ葦の葉で作られた茅の輪でした。みんなで厄払いを祈念しつつくぐらせていただきました。

ゼミで夏越祓に出かけました

 6月といえば、平安時代の宮中では、氷室に保存された氷を食べるならわしでした(主水司式)。その儀礼に倣って、民庶では氷の形に似せた和菓子「水無月」を考案し、食べるようになりました。

 今日は、その「水無月」ではなく、本家本元の「かき氷」をいただきました。枕草子にも「あてなるもの…削り氷にあまづら入れて新しきかなまりに入れたる」と記されています。冷蔵庫もない時代なのに、暑い京都で、平安貴族たちは、かき氷をちゃんと食べていたのです。

ゼミで夏越祓に出かけました

報告 堀 勝博



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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 00:00 │Comments(0)京都フィールドワーク

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