2019年01月27日

2年次生「発展演習」の授業から ―短歌を読む 

 2年次生必修科目「発展演習」古典文学クラスでは、短歌を読んでいます。

 先日は、2年次生N・Hさんが、斎藤茂吉の歌集『赤光』所収の一首について発表しました。

 木のもとに梅はめば酸しをさな妻ひとにさにづらふ時たちにけり





「さにづらふ」は、万葉集に出てくる枕詞で、赤く照り映えるという意味。「紅葉」「君」「妹」などにかかります。枕詞の用法は本来連体修飾語として固定的ですが、ここはリメイクして、活用する動詞として用いています。

 茂吉の師匠伊藤左千夫が、上句と下句の繋がりがはっきりしないと批評したそうで、「梅はめば」の主語が誰なのか、茂吉説と「をさな妻」説と解釈が2つに分かれているようです。

 後者の解釈だと、「幼妻が梅の実を食べて、酸っぱさのあまり顔を赤くした。恥じらいを知る年頃となったのだなあ」ということになります。初句から四句まで、幼妻の様子を描写したという解釈で、島木赤彦もこれに拠っています。

 しかし、山上憶良の「瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ」を引くまでもなく、「梅はめば」の主語は一人称であり、作者以外には考えられません。梅を齧った時の酸っぱさ、そして直接表されてはいませんが、梅の実のほんのりと赤みをおびた色合い、この二つの印象が、三句四句で言われる、頬を赤らめた幼妻、その妻との甘酸っぱい関係と見事に響き合っています。




 かつては無邪気に自分に寄り添っていた幼い少女が、いつの間にか梅の実のように恥じらいを知り、甘酸っぱい恋妻となった、「時」が経ったのだなあ、という心を述べた一首と解釈できます。「梅」が、視覚、味覚二方面で、歌を鮮烈に印象づける表現効果を発揮しています。

 ちなみに、蛇足ながら、茂吉とこの幼妻は、その後実際に結婚しましたが、あまりよい結婚生活にはならなかったようです。蛇足その2、梅の実は、青酸を微量に含むので食べるとお腹をこわすと言われています。私も幼少時、母に窘められた記憶があります。少し齧るぐらいならいいのでしょうが、生ウメをガリガリ食べないように気をつけてください。


 (発展演習古典クラス担当:堀勝博)





   


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:12Comments(1)日記授業紹介日本語日本文化領域

2019年01月23日

レポートを書いています


今週で授業が終わり、
次週は試験期間となります。



レポート提出の締め切りが、
せまってきたので、
レポートについて質問を受けたりします。


最近の大学は、
成績評価の仕方を伝えて、
学生に達成目標を理解してもらうように、
しています。


そんなわけで、
こういうことができたら、
評価します、と、
なるべくわかりやすく説明しています。

熱心に質問しにくる、
ということは、
良い成績をとりたい、
という気持ちの表れですので、
歓迎しています。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:05Comments(3)授業紹介

2019年01月20日

第2回 SPI講座を実施しました -3年次ゼミ


3年次生必修科目「専門演習Ⅱ」もいよいよ最終回に近づき、ゼミ生諸君は、卒業研究と就職活動で忙しい学生生活を送らねばならない4年次を迎えようとしています。ということで、今週のゼミは、キャリア・進路を考える合同ゼミ第3弾でした。

 はじめに、リクルートキャリアメディアサービス事業本部・藤井志穂さんが、前回体験したSPI試験基礎能力検査(言語・非言語テスト)の結果分析を中心に、学科生の平均得点や今後の対策などについてお話をしてくださいました。わが学科は、国語教育に力を入れていますので、言語分野のほうはまずまずの点数だったのですが、やはり非言語分野があまり芳しくなかったようです。全国平均点に近づけるよう、学内キャリアセンターで行われているSPI講座の受講など、早急に対策を立てる必要がありそうです。




 その後、SPI試験のもう一つのテスト、性格検査を全員で体験受検しました。これにより、自分の持ち味や職業・職種・職場適性が分かるということで、みな真剣にスマホ画面に向かいます。30分ほどで結果が出ましたが、自分がどんな性格をもった人間なのか、どんな仕事に向いているのかについて、新たな発見があったようです。

 学生たちの来るべき就職活動によい指針を与えてくださいました。藤井さんには、二度にわたり、ありがとうございました。

 その後は、就活戦線を勝ち抜いた先輩たち4人(田中ひかるさん、平郡萌さん、宮崎彩乃さん、粂川彩花さん)が登壇し、どのように就活を乗り切ったか、希望する会社に落ち着くまでどいうプロセスを経たか、体験談や苦労話を順番に披露してくれました。

 最後に本学大学院人間文化研究科に進学することを決めた先輩、小林愛美さんが、進学を決意するまでのお話をしてくれました。

 残り30分ほどは、分科会形式で、それぞれの関心分野に近い先輩のところへ行き、積極的なインタビューをしていました。

 以下、当日の感想を紹介します。

SPI性格診断テストの結果が、自分では思いつかないような内容だったので驚いたが、言われてみればそうかもしれないなとと思うことが多く、それを強みにしていくのもアリだと思った。

◆先輩にいろいろお話を聞きたいなあと思うだけで行動に移せてなかったのですが、今日はとてもいい機会になりました。自信をもって話されている先輩たちの姿を見て、私自身も頑張ろうと自信がついた気がします。

▲自分の性格診断ができてよかったです。これからの会社選びに活用したい。先輩のお話も参考にして、これからがんばります。


〔報告者:キャリア担当 堀勝博〕



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 12:00Comments(0)日記授業紹介キャリア教育・就活・インターンシップ

2019年01月16日

卒業後のキャリアは!?

人間文化学科の科目「キャリアとコミュニケーション」では、
目の前の「就活」を、単に乗り切るだけではなく、

卒業してからのことも見据えて就職活動に臨んでもらいたい

そう願いを込めて授業を進めています。

1月の最初の授業では、
卒業生に授業にお越しいただき、仕事の様子などを話してもらいました。

お話しくださったのは、卒業して約4年、
人間文化学科の卒業生 西村真帆さん。
不動産業界でリースコーディネーターとして活躍する職業人です。



「実際に仕事をするということ」
「できる女性とはどのような人か」
「入社時の留意点」 など、

西村さん自身が、感じ、経験してきていることを交えて
丁寧に話をしてくださいました。

年齢も近く、かつ同じ学科の卒業生ということもあり、
学生たちは、大変刺激を受けていたようです。
より身近に、将来をイメージできたのではないでしょうか。



西村さん、お忙しいところ本当にありがとうございました。

受講生の皆さん、
この授業もあと少しですが、伺ったことを参考に、
よりよい人生を歩めるよう、しっかり自身を見つめ、
もっともっと高めていきましょうね。


報告:平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:14Comments(0)卒業生授業紹介キャリア教育・就活・インターンシップ

2019年01月14日

受験シーズン 体調にお気をつけください


1月になり、次の週滅は、
センター試験です。

受験の季節となりました。



受験生の皆さんは、
体調の管理が大切なとき、
かと思います。


風邪の予防には、
周囲の配慮も必要ですね。

本人にうつしたりしないように、
周囲の人も、風邪をひかないように、
した方がよさそうです。

みんなで気をつけた方が、
良いのでしょう。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:03Comments(1)日記

2019年01月11日

日本語コミュニケーションⅡ テレビから学ぶ

人間文化学科の科目「日本語コミュニケーションⅡ」(1年次後期)では、
口頭表現に関するコミュニケーションについての基礎を、実践的に身に付けていきます。

コミュニケーションの考え方、
話すための基礎練習、
人前での話し方、
協同学習をしていくためのコンセンサス等

実社会で活かすことを念頭においての基礎学習をしていきます。

この授業の後半は、前半の学習を活かすべく
テレビ番組を模して「知っ得コーナー」をチームで作り上げていきます。









自分たちで企画したテーマ(文化)について「調べ」、
それを番組風に「話す」のです。









皆、様々に工夫を凝らして準備を進めていきますが、
それを通して

・企画力
・チーム力
・話す力 などを向上させていきます。

本年もさまざまなテーマで、
それぞれ工夫が凝らされ、
見ていて楽しく、「知っ得」な内容盛りだくさんの番組となりました。

ちなみに今年のテーマは、

・京都の祭
・神社仏閣
・土産

・スイーツ
・スイーツの裏話
・あんまんツルツル、肉まんにはシワ









・刀
・心霊スポット
・パワースポット
・京都の裏事情(舞子)など

視聴者にとってどうすればわかりやすいか、
どうしたらより興味を持って聞いてもらえるかなど
チームで考え、意見を出し合い、調べ、練習を重ねました。
皆、とてもよく頑張っていました。











人前で話すことや、コミュニケーションが苦手な人も、得意な人も
それぞれの個性等を活かして、一つの番組コーナーを作り上げていきました。
とても立派でした。










今回の取り組みを通して、多くのことを感じ、学んだことでしょう。
この経験を活かして、もっともっと力をつけていきましょう!

報告:平野美保


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:17Comments(1)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2019年01月09日

京都は雪がちらつきました


本日、京都市内では、雪がちらつきました。



地域によっては、大雪になっているところも、
あるようですが、
京都市内は、雨から雪に変わりましたが、
積もるほどではありませんでした。


学生も、今日は寒い、
ともらしていました。



遅れましたが、
これは先日話題にした
食堂でいただいた黒豆です。



報告:長沼光彦  
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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:30Comments(2)日記

2019年01月07日

授業が再開しました


本日、7日月曜日から、
後期の授業が再開しました。



冬休み明けで、
久し振りに会った学生と、
あいさついたしました。

教職員同士でも、
新年のあいさつをしました。


本日は、七草がゆの日、
ということで、
食堂で、七草がゆも、
メニューにありました。

黒豆ときんとんも、
ありましたよ。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:21Comments(0)日記

2019年01月04日

あけましておめでとうございます。


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。



新年ということで、
東海道新幹線から見えた、
富士山をご紹介します。


暮れから、雪が降ったりしましたが、
ここ数日は、晴れ間が見えました。


おかげで、本日は、
富士山を見ることができました。



初夢ではないですが、
一富士を見て、
よい年となりますように。


報告:長沼光彦  
タグ :正月富士山


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:20Comments(2)日記

2019年01月01日

アラビア語で「あんた サボール」

まるはば!
(アラビア語で「こんにちは」、
「丸くて幅のあるこんにちは」と覚えてください。
「マルハバン」でもいいですよ。)

今回はアラビア語で「あんた サボール」という文を
ご紹介します。

日本語でどういう意味でしょうか。
お答えいたします。

この文はアラビア語では次のように書きます。
أنت صبور ←
ルーボサ  タンア

アラビア語は右から左へ書かれ、読まれます。
英語や日本語(横書きの場合)とは逆方向なんですね。

アラビア語で「アンタ」はなんと「あなた」(男)という意味です!
「サボール」とは形容詞で「忍耐強い」「我慢強い」
という意味で、「サブール」とも発音されます。

つまり、アラビア語で「アンタ サボール」は、
日本語では「あなたは我慢強い」という
ほぼ反対の意味になるんですね。

オマーン女性を招いた授業の様子

みなさんもアラビア語を学習してみませんか。
アラビア語は国連の公用語の1つにもなっている
世界的にみてもメジャーな言語です。
本学では共通教育科目として「アラビア語」を提供し、
私が担当しています。

エジプト女性を招いた授業での1枚

写真のように、本学では授業に
アラブ人講師をゲストとして招き、
ことばだけでなくアラブの文化も学んでいますよ!

平成30年4月22日の本学オープンキャンパスでは
「アラブを通して見る日本」と題して模擬授業
を行う予定です。ぜひいらしてくださいね。

鷲見朗子(すみ あきこ)
人間文化学科 教員
  
タグ :アラビア語


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:00Comments(2)国際文化領域(多文化理解)授業紹介オープンキャンパス・AO入試アラビア語