2018年09月14日

前期授業から ―祇園祭に行ってきました 2


  夏休みも終わりに近づき、季節外れになってしまいましたが、前期の授業内容からご紹介します。


  人間文化学科3年次生必修科目「専門演習Ⅰ」(古典・日本文化ゼミ)のクラスで、祇園祭に出かけました。わがゼミの恒例行事です。





  祇園祭は、2014年より古式にならい、前祭と後祭に分かれて山鉾行事が行われるようになりましたが、私たちが出かけたのは前祭のほうで、巡行前日の夜、いわゆる宵山でした。


  前祭には23基の山鉾が登場しますが、一晩ではとうていすべてを見ることはできません。人気の月鉾などは、すでに見学券がなくなっており、通過するだけになりました。





  今回は、ゼミ生に加えて、香港中文大学専業進修学院交換留学生トレーシーさん、ドイツ・ルフトハンザ航空ダニエル・ブラウンさんも特別ゲストで参加しました。


  縁結びの御利益がある保昌山から見学を始め、白楽天山、伯牙山、木賊山などを見た後、からくり仕掛けで人気のある蟷螂山を見に行きました。





  懸装品は、友禅染作家、羽田登喜男氏の作品で、見事なものですね。見に来ればいいのに、カマキリが苦手だと言って、会所の中に入ろうとしなかった人がいたのも一興でした。


  最後は、放下鉾に行きました。こちらは無料で鉾に上がらせていただけるとのことでしたが、女人禁制ということで、私とダニエルさんが代表で鉾を見学してきました。楽器なども触らせていただき(鳴らすのはNGですが)、いろいろお話をうかがいました。この狭い鉾の上に、40名近くが乗車し、交替でお囃子を担当すると聞いて、ダニエルさんも驚いていました。 




  学生たちは、寮の門限もあるので、9時過ぎに解散、ダニエルさんは祇園のホテルに宿泊しているとのことで、当日は深夜まで祭を堪能したそうです。学生たちにも、宵山の夜おそくから行われる日和神楽を見せたかったですね。



(ゼミ担当:堀勝博)




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 10:07Comments(0)授業紹介京都日本語日本文化領域国際交流