2018年07月05日

ひとつの文章からはじめる 日本語コミュニケーションⅠ


1年次生の皆さんは、
わかりやすい文章を書く練習を、
しています。


1年次生が全員受ける、授業、
日本語コミュニケーションⅠです。



わかりやすい文章は、
まず、ひとつの文章の組み立てに、
気をつけるところから始まります。

はじめに、主語、述語の関係に、
注意しましょう。



ヒロコと話して、
昨日マサルとカラオケに行って、
うまく歌えなくてくやしいから、
練習に行きたいって言ってるんだけど、
どう?



何かわかりにくい文章ですが、
普段、私たちは、
こんな感じで話していることが、
多いのです。

知っている者同士だと、
だいたい通じるわけですが、
知らない人には、
誰が何をしているか、
わかりません。

ヒロコと話したのは、誰か、
マサルとカラオケに行ったのは、誰か、
動作の主体(主語)を、
はっきりと示した方が、
わかりやすくなります。


ついでに、一文は、
できるだけ、短くした方が良いでしょう。

一文に、主語はひとつ、と、
意識するだけでも、
だいぶわかりやすい文章になります。


そういうわけで、
わかりやすい文章は、
ひとつの文から始まります。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:51Comments(0)授業紹介アクティブラーニング