2018年04月15日

香港中文大学の学生さんから日本語教育実習の感想が届きました

  2月末に香港で日本語教育実習を行いましたが、その時に交流した学生さんたちからお便りをいただきました。

  お便りを下さったのは、香港中文大学専業進修学院2年生のモモさんとヴィッキーさんです。以下に掲載します。

香港中文大学専業進修学院 応用日本語学科2年生 巫啓俊(モモ)さん

 去年に続いて今回このプログラムに参加し、京都ノートルダム女子大学の大学生たちの授業を受けました。皆さんの授業を受けたおかげで、自身の今まで勉強した内容を復習できたばかりでなく、新しい単語や言葉遣いも学びました。例えば、「ファン」という言葉を皆さんの授業で勉強しました。皆さんの授業は、熱意にあふれていて、私たちの質問対して、すぐにうまく答えられなくても、皆さんはいつも私たちの質問に対して一生懸命説明してくれました。とても感動しました。

 このプログラムのおかげで、日本の大学生と交流する貴重なチャンスをもらい、様々なことを話しました。例えば、実習生の皆さんが香港に来て驚いたことや、京都にある大学の数は日本で第二位であることや、関西弁のことなど、とても楽しいお話ばかりでした。その中で、私が一番びっくりしたのは香港人と日本人では、関西弁に対するイメージが違うことです。香港人にとって、関西弁の発音はかわいいイメージを持つ人が多いのですが、日本人(とくに関東の方)にとって逆に関西弁は怒っているようなイメージを持つ人が多いそうです。文化の違いをはっきり感じました。

 大学生と交流した以外に、堀先生からは古文のことについて存分に教えてもらいました。このプログラムを通して、皆さんと交流でき、学校で学べないことをたくさん聞いて、とてもいい勉強になりました。今年も学校のスケジュールのせいで皆さんの授業を全て受けられなかったのは一番残念なことでした。しかし、このプログラムに参加して、皆さんと出会えて、話しができて、本当に良かったと思います。



   (香港中文大学将軍澳キャンパスで記念撮影、右から3人目4人目がヴィッキーさんとモモさん)


香港中文大学専業進修学院 応用日本語学科2年生 何詠琦(ヴィッキー)さん

 今年も楽しみにしていた京都ノートルダム女子大生の授業が見学できる日がやって来ました。普段の授業内容と違って、教科書には載ってないような単語も勉強できました。例えば「○○推し」などは初めて学びました。これらの言葉は日本人にとって当たり前のように使われてるかもしれませんが、私にとっては見たことのない新しい世界を見たようで非常に興味深いです。

 このプログラムのおかげで、日本の大学生と交流でき、たくさんのことを教えてもらいました。日本語の勉強は文法や語彙も大切ですが、やはり実際に日本語を使って話すことがとても大事だと思いました。これをきっかけに知りたいと思っていたことをみなさんから存分に聞きました。堀先生とお話しした時にうかがった、和歌のことや大阪と京都の関係のことも心に残っています。特に嬉しかったのは大好きな関西弁のことが聞けたことです。学校で学べない知識ばかりなので、とてもいい勉強になりました。

 一番残念だったのは学校の授業と教育実習の授業が殆どぶつかって、大学生たちの授業に参加できる時間が足りなかったことです。しかし、参加できる時間が僅かしかなくてもお互いの交流の邪魔にはなりませんでした。みなさんと話したり食事に行ったりすることができ、本当にうれしかったです。みなさんに出会えて良かったと思います。



  (旺角〔モンコック〕近くのレストランで交流お食事会)




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日記日本語教育国際交流