2018年04月07日

門は開かれる 入学式みことばの祭儀の言葉


入学式みことばの祭儀で、
紹介された聖書の一節です。



マタイによる福音(7:7~8)

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
だれでも、求める者は受け、
探す門は見つけ、
門をたたく者には開かれる。

(みことばの祭儀では、
12まで紹介されましたが、
ここでは8まで引用しています。)



これをふまえ、大塚乾隆神父は、
次のような話をされました。


人に与えられるものは、
神が決めるものです。
必ずしも自分で、
選ぶことができるわけではありません。

人は、神が与えてくれる、
様々な門をたたいてみると、
良いでしょう。

そこに、人との出会いや、
発見があります。


また、逆に門がたたかれる
場合もあります。

その際に、私たちは、
門をたたく音に、
気づくことができるように、
耳を傾ける必要があります。


耳を傾け、門をたたき、
新たな出会いを広げられると
良いでしょう。


ここからは、私の感想です。

大塚神父には、
新しい出発をしようとする、
新入生を寿ぐ言葉を、
示していただいたのだと思います。

門をたたかないと、
新しい出会いはありません。

そこには、一歩を踏み出す、
積極的な気持ちが必要でしょう。

また、向こうから門をたたく音に、
注意しないと、
出会いを逃している場合もあります。

受け止める気持ちも、
必要だということですね。


求めて、一歩踏み出し、
求められることに気づくため、
周囲に目を向ける。

そういう気持ちの持ち方が、
新しい出発を豊かなものと、
するのでしょう。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:57Comments(0)カトリック教育