年の瀬の東大寺

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2016年01月03日 12:00

あけましておめでとうございます。

昨日に引き続き、
留学生のジョイさんが送ってくれた、
年の瀬の写真を紹介します。

12月29日には、
奈良の東大寺に出かけたそうです。
なかなかアクティブな年末を、
過ごしたようですね。


こちらも、初詣の準備をしています。


屋台の準備もしています。




東大寺は、除夜の鐘をつかせてくれます。
(東大寺HPをご参照ください。)
8名ずつ108回撞くのだそうです。
一度は参加してみたいですね。

念のため、申し上げておきますと、
108は煩悩の数ですので、
除夜の鐘は煩悩をはらうために撞くのです。

1年たまっている煩悩をはらって、
新年を清らかな心で迎えようということです。

1年いろいろあったかもしれませんが、これを祓い、
新しい歳を、すがすがしい気持ちで始めようという、
日本の習慣は、なかなか良いのではないでしょうか。

また、12月31日深夜より、
鏡池付近で「とんど」に火がつけられるそうです。

とんど焼きは、地方によって、
いろいろな呼び方がされています。
正月飾りや、1年お世話になった縁起物を、
焼いたりします。

日にちも、お正月に行うところもあれば、
1月15日頃の小正月に行うところもあります。
(その年の正月の飾りを、小正月に焼くのが元々の形です。)

近年は、縁起物にプラスチックが使われていたりするため、
焼くことをやめて、
そのまま寺社にお返しするようにしている地域もあります。

私の生まれた地方では、どんど焼きで、
するめを焼いて食べました。
(おそらく、関西ではしないと思います。)
地方で、少しずつ習慣が違うので、
そんなことを調べてみるのも面白いと思います。


報告:長沼光彦


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