祇園祭 鉾建て 鉾曳き初め

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2015年08月17日 09:09

8月16日の記事に引き続き、祇園祭を振り返ります。
(写真は、長刀鉾(なぎなたほこ)です。)


山鉾巡行の山鉾は、
7月10日から13日にかけて、
鉾町ごとに組み立てられます。
これを、鉾建て(ほこたて)、と言います。
(写真は、函谷鉾(かんこほこ)です。)


山鉾の組み立ては、釘などは用いません。
材木を組み合わせ、縄で縛り固定します。


鉾の見分け方は難しいかもしれませんが、
鉾の真ん中にそびえる真木(しんぎ)の、
最も高い場所に飾られる、
鉾頭(ほこがしら)を見ると、
それぞれ造型が異なります。


函谷鉾は、
山の三角形と月の形の組み合わせになっています。
孟嘗君の故事、鶏鳴狗盗に基づくものです。
(函谷鉾のHPをご参照ください。)


写真を撮影したジョイさんは、
函谷鉾の曳き初めに参加できたそうです。


鉾曳き初めは、巡行の前に、
それぞれの鉾町で行われる、
巡行の予行を兼ねた儀式です。


続いて、月鉾の鉾建ての様子です。


四条通りのビルの間に建っていることが、
よく分かります。


こちらは菊水鉾(きくすいほこ)の準備の様子です。







写真:ジョイ
報告:長沼光彦


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