十日ゑびす

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2013年01月09日 20:20

新年明けてはじめてのゼミということで、
京都ゑえびす神社(東山区大和大路四条南)、
十日ゑびすにお参りにいきました。        


       

十日ゑびすは、福徳の神、恵比寿様に、
商売繁昌・家運隆昌を祈願し、
福笹をいただいてくる祭礼です。
関西では他に、西宮神社、今宮戎神社が、
有名です。                        




福笹は、巫女さんが神楽舞をして、
神の福徳を笹にいただきます。
同行した留学生にとっては、
不思議な光景に見えたようです。          




十日ゑびすは、商売繁盛を願う現世利益の、
エネルギッシュなお祭りです。
今生きている人生を豊かにし、
幸せになりたい、という、
素直な気持ちを神に願うものです。         




あの世の幸せを祈り心を澄ます宗教とはまた違い、
人の生きる力、現世肯定の、
前向きな力を感じさせます。
神前にマグロ一本が丸ごと供えられているのを
見ても、そんな人のパワーを感じ、
祈っただけで、福徳にあやかった気持ちに
なることができました。                 




(付記)今回の写真は、交換留学生の朴信愛さんが
撮影したものを使わせてもらいました。

報告 長沼光彦

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