2017年05月28日

笹岡隆甫先生 第4回 ホスピタリティ京都


5月23日は、ホスピタリティ京都、
笹岡隆甫先生、第4回の講義でした。



第1回は、こちら
第2回は、こちら
第3回は、こちら


今回は、いけばなの背景にある、
思想について、お話していただきました。


日本には、伝統的に、
物事を陰陽(いんよう)で捉える、
考え方があります。

たとえば、歌舞伎の舞台で、
客席から向かって右側を、上手(かみて)、
向かって左側を、下手(しもて)、
と言います。

上手側を、東として、
太陽の昇る方角であるから、
陽の側、と考えるわけです。

これは、平安京の大内裏で、
天皇が北に位置して、南を向いて座したときに、
東側を陽、西側を陰とする、
考え方と同じです。

未生流笹岡では、
向かって右側に、
明かり取りの窓がある床の間を、
上座床(じょうざどこ)、
向かって左側に窓のある床の間を、
下座床(げざどこ)、
として、
生け方を変えます。


そういう伝統思想に基づく生け花ですが、
歴史を振り返ると、その型は、
変化しています。

現在知られる、最も古い型は、
室町時代の、たて花(はな)です。

座敷を飾るものとして、
中心に「しん」と呼ばれる枝を直立させ、
そのもとに季節の草花「下草」を添えます。

それが、「立花(りっか)」、
江戸時代の「生花(いけはな)」、
明治時代の「盛花(もりはな)」と、
時代と共に、
種々の型を生んでいきました。

未生流笹岡ホームページを、ご参照ください。)

それら古典をふまえながら、
新しいものを加え、
伝統を積み重ねていくところに、
いけばなの歴史があるのです。


***


5月30日10時45分から行われる、
ホスピタリティ京都は、
笹岡隆甫先生の公開講演
「いけばな~2020年それ以降に向けて~」
となります。

学生以外に、一般の方も、
お話を聞くことができます。

この機会によろしければ、
いらしてください。


報告:長沼光彦



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Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:26 │Comments(0)授業紹介京都

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