2016年03月07日

奈良のお水取り

ただいま、奈良の東大寺二月堂では、
お水取り、修二会(しゅにえ)が行われています。
3月1日から14日までの間です。
奈良のお水取り

昨年は、奈良もフィールドワークに行きましたので、
お水取りのことを学生に紹介しました。
皆さん、出かけたでしょうか。
奈良のお水取り

申し訳ないのですが、
今回の写真は、以前に出かけたときのものです。



観光客で賑わう、お水取り、
春を迎える行事という感じですが、
精進潔斎し、厄を祓う行事です。
奈良のお水取り

観音様にお供えする、
お香水(おこうずい)を汲み上げる儀式が行われることから、
お水取りと呼ばれます。
また、その際、松明(たいまつ)で照らして、
汲みにいくことから、お松明(おたいまつ)とも呼ばれます。
奈良のお水取り

(写真は暗くてよくわかりませんが、
松明を持って、舞台を走る様子です。)
奈良のお水取り


修二会は、旧暦二月に行われたことから、
呼ばれた名です。
正式には、
十一面悔過(じゅういちめんけか)と言う名で、
十一面観世音菩薩の前で、懺悔する意味を表します。
奈良のお水取り


詳しくは、東大寺ホームページを御覧ください。
また、
佐藤道子
『東大寺お水取り  春を待つ祈りと懺悔の法会』
(朝日出版、2009.2)
などの参考文献や、
修二会を記録した写真集もあります。
本学図書館で参照してください。
奈良のお水取り

この火の粉にあたると、
厄が祓われると言われたのですが、
ちょっと、熱そうですね。

関西もいよいよ春を迎える時候となりました。

報告:長沼光彦





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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00 │Comments(0)日本語日本文化領域京都フィールドワーク

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