2016年02月15日

写真をきれいに撮りたい

学生たちが質問に来たついでに、
写真をきれいに撮りたい、
という話をしてきました。

一眼レフで撮った写真が、
きれいに見えるので、
いいカメラがほしい、
というのです。

私からすると、
最近のスマホは、
ずいぶんきれいに写るので、
じゅうぶん間に合うと思うのですが、
要するに、
下のような写真を撮りたいようです。
写真をきれいに撮りたい

明るい色味で、
背景がもやっとしている(ボケといいます)
写真が撮りたいというのです。

こういう撮り方ができると、
中心テーマにしたい被写体が、
ぐっと浮き出てくる感じがしますね。

確かに、スマホは、
こういう撮り方には向いていません。
スマホは、画面全体にピントが合うように、
調整されています。

ただし、一眼レフを買ったら、
ボケ味のある写真が撮れるわけでもありません。
いくつか条件を揃える必要があります。

カメラは機械ですから、
その仕組みを知ることが必要です。

また、光をレンズで捉えるわけですから、
光の性質も知る必要があります。

などと講釈をたれ始めたら、
学生にいささか面倒くさそうな、
顔をされました。

まあ、大切なのは、
理屈ではなく、
実際にやってみることです。

言われたとおりに、
研究室の中にいたカエルを撮ってみると、
ボケ味が出たので、おー、という声。
写真をきれいに撮りたい

(ちなみにカエルは、
昔高校教師だった自分に、
短期ホームステイに行く生徒について、
アメリカに行ったときに、
連れて帰ったものです。)
写真をきれいに撮りたい

やはり、ただ説明を聞くよりも、
自分で行動して、実感した方が、
モチベーションがあがるようです。

興に乗って、研究室にあった、
カエルやら、何やらを、
ばしばしと撮っていきました。
写真をきれいに撮りたい

この機に、カメラの仕組みや、
光の表現について、
考えていただけけると、
芸術表現の勉強にもなるでしょう。

これも、実践的な学び、
アクティブラーニング、
ということになるかもしれません。
(ならないかもしれませんが。)

報告:長沼光彦


















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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:54 │Comments(0)日記授業紹介国際文化領域(芸術と思想)

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