2016年01月01日

発展演習プロジェクトで株式会社近江屋見学&社長インタビュー

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。



今日は、昨年から取り組んでいる授業の取り組みを一つご報告します。

人間文化学科2年次生必修科目「発展演習」では、今年度から、プロジェクト型授業を試行的に導入しています。

発展演習プロジェクトで株式会社近江屋見学&社長インタビュー


従来の教室の中だけで行う講義型の授業だけでなく、受講者自らが一つのテーマを決め、教室の外にも学びの場を広げて、調査したり制作したりする活動を取り入れているのです。

古典文学(古代和歌)を講読するクラスでは、万葉集や古今集の歌を読む授業を行う一方で、「きもの」について調べ、リーフレットを作成・発行することになりました。

このプロジェクト活動は、半期の短い期間で行われるものですので、あまり大がかりなことはできないのですが、少なくとも次の二つのことを中心にして展開することが話し合いで決まりました。

1.京都ノートルダム女子大学の学生にアンケートを作成・実施し、現代の女子学生たちがきものについてどのような意識をもっているか、現状を探ること

2.京都できものの生産・販売に携わっている関係者の方に直接インタビューし、現状を知ること

このうち、1については、100名の本学学生の協力を得て、データを集め、連日放課後有志が集まって、集計作業を行いました。

2については、京都の呉服卸問屋 近江屋の 房本伸也社長のご協力を得て、12月17日、烏丸五条の本社にて社内見学兼インタビューをさせていただきました。

発展演習プロジェクトで株式会社近江屋見学&社長インタビュー


受講者14名は、みんな緊張した面持ちで、次のような質問をしました。

Q きものを世界遺産にするための戦略がありますか?

Q 社長さんから見たきものの魅力は何でしょうか?

Q 若い女性がきものの着用意向を持っているようですが、そのニーズに応えるための戦略はありますか?

など、お答えになりにくそうな質問ばかりでしたが、社長さんは、快くインタビューに応じて下さいました。

発展演習プロジェクトで株式会社近江屋見学&社長インタビュー


そのあと、社内の見学をさせていただきました。美しく展示されたさまざまな種類のきものや小物などを目の前にして、学生たちの表情が一変しました。

洋服にはない種類の豊富さ、デザインの華やかさにすっかり魅せられたようです。時の経つのも忘れて、いつまでも見入っていました。

発展演習プロジェクトで株式会社近江屋見学&社長インタビュー


貴重な機会を与えて下さった近江屋さんに、心から感謝申し上げます。

今回の調査活動の内容を踏まえ、お正月明けに、きものに関する素敵なリーフレットができ上がる予定です。

発展演習プロジェクトで株式会社近江屋見学&社長インタビュー

またできましたら、このサイトで報告する予定です。 




【報告者:堀勝博】








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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 02:02 │Comments(0)授業紹介学生の活動報告

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