2012年08月27日

卒業生(留学生)が母校を訪ねてくれました

人間文化学科には、交換留学生に加えて、毎年、正規留学生が
数名、入学しています。大学院に進学する留学生もいます。

2001年4年に本学科に入学し、日本文学を学び、その6年後に
本学の大学院の人間文化研究科で修士号を取って中国に戻って就職した
尉 海瑩(ウェイ ハイイン)さんが、卒業して5年ぶりに、母校を訪ねてくれました。

尉(ウェイ)さんは、現在、南京航空航天大学 金城学院 外国語学部で、
日本語教育の教員をしています。中国で結婚もされ、
2歳半の男の子を育てながら、専門職としての仕事に従事しているそうです。

卒業後も彼女は研究を続けていて、8月17日から20日まで、
名古屋大学で開催された「日本語教育国際大会」という学会で、
「キャビンアテンダント専攻の学生向けの初級日本語授業について」
というタイトルのポスター発表するために、来日しました。

発表の主な内容は、所属している外国語学部ではなく、芸術学部の中にある
キャビンアテンダント(CA)専攻の学生に対しての「初級の日本語授業」で、
いかに学習者の意欲を向上させるかの工夫についての実践報告でした。

具体的には、日本の文化や文学(日本のマンガや映画)に興味を持たせることが、
自ら日本語を学びたいという意欲を高め、結果的に日本語力を高めるそうです。
また、日本語の歌をみんなで歌うことで、楽しく日本語に触れる工夫もしている
とのことでした。

卒業生(留学生)が母校を訪ねてくれました
今回、大学を訪ねてくれた尉さん(右から2人目)と教員たち(野田、岩崎、吉田智子)(2012年8月)


卒業生(留学生)が母校を訪ねてくれました卒業生(留学生)が母校を訪ねてくれました
2001年の尉さん(後列、右から2番目)入学当時のフレッシュマンセミナーにて当時のフレッシュマンセミナーの上級生リーダーと2001年当時の若手教員


尉さんは、大学では6年間、上杉省和先生(本学科の初代学科長・
本大学名誉教授)の指導の下、日本文学(近代文学)を学ばれました。

そこで、学会の後、今は静岡県富士宮市に住んでおられる上杉先生を訪ねて、
一緒に、富士五湖の一つである本栖湖(もとすこ)や白糸の滝も訪れたとのことです。

卒業生(留学生)が母校を訪ねてくれました卒業生(留学生)が母校を訪ねてくれました
尉さん撮影「上杉先生のお家のお庭」尉さん撮影「車の中から眺めた富士山」


行動派の尉さんは、今回、五十嵐節子先生(本学科大学院の初代専攻主任・
本大学名誉教授)にも連絡して、長野県で会われたそうです。
喜んで下さったでしょうね。

本学の卒業生(留学生)が、学んだことを活かした職業に就き、
活躍されている話を実際に会って聞くのは、教員として本当にうれしいことです。

尉さんをはじめとする、卒業生のみなさん、元気で頑張って下さい。

報告 吉田智子



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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 13:11 │Comments(0)日記

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