2018年08月11日

お盆となすときゅうり

お盆には、なすときゅうりに、
割り箸や、楊枝をさして、
牛や馬に見立てます。




お盆に帰ってくる、
先祖の霊が乗る、
乗り物に見立てるわけですね。


近年は、そういう習慣も、
あまり見られなくなりつつあるようです。


ただ、京都出身の学生に聞くと、
おばあちゃんの家で見た、
という返事を聞くことがあります。


なすやきゅうりのいわれを聞くと、
お盆が、先祖を迎える行事だということを、
改めて思い起こします。


報告:長沼光彦  
タグ :お盆


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:51Comments(0)日記京都日本語日本文化領域

2018年08月10日

科目紹介 「キリスト教美術」

大学もついに夏期休暇に入りました。試験やレポートを乗り越えた学生さんたちが充実した時間を過ごすことを願いながら、教員も一息つきたいところです。

さて、今日は学科教員が担当している科目のひとつ「キリスト教美術」をご紹介したいと思います。せっかくカトリックの大学で学ぶからには、教会や展覧会で宗教画を見た時に少しでも自力で主題がわかるようになりたいものです。

科目の目標は「4世紀以降、長い時間をかけて成立したキリスト教美術には、繰り返し描かれ続けてきた主題と表現上の約束事がある。さまざまな地域・時代に制作された作品を通して、未知の作品に出会ったときにも、ある程度主題を推測できる力を養うことを目指す」です!
しかし、必ずしも美術になじんだ受講生ばかりではないので、たくさん作品を見ることを楽しみながら、基本的な知識を得ることを目標にしています。旧約聖書・新約聖書・様々な聖人のエピソードから、代表的なものを解説していきます。

主題によっては、聖書には必ずしも記述がないけれども、派生的に発展したものがあります。たとえば「エジプト逃避途上の休息」は、福音書に語られる「エジプト逃避」(聖母マリア、幼子イエス、聖ヨセフは、ヘロデ王から逃れてエジプトに行き、ヘロデが死ぬまでそこにとどまった)から生まれた主題です。長旅の途中で、荷物をおろしてくつろぐ聖母子の姿が中心になりますが、美しい風景を描く良い機会でもあるので、画家たちに好まれました。
写真はパティニールという人の作品(1519-24年)です。緑・青の色が美しい広大な風景をじっくり鑑賞したいところです。




「エジプト逃避途上の休息」は一度知るとあまり間違えない主題だと思いますが、少しぼんやりしていると間違えることもあります。たとえば食事の場面には特に重要なものがいくつかありますが、次の二つの作品を観察してみてください。





最初の作品は、《最後の晩餐》。イエス・キリストが弟子とともにとった最後の食事ですが、これは「最初のミサ」でもありますし、「この中に私を裏切る人がいる」と衝撃の発言に弟子たちが動揺する劇的な場面でもあります。イエスを囲む12人の弟子たちの反応が見どころになります。有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの作品(1495-98年)。

二番目の作品は、《カナの婚礼》。婚礼に招かれたイエス・キリストが、ワインがなくなってしまったときに、水をワインに変えたという奇跡の場面です。ポイントは、水を入れられた大きな甕が描かれていること。描いたのはジョットで1304-1305年の作品です。

期末試験では、講義では見なかった作品の画像を渡して、主題をあてるという問題も出しました。今回は《カナの婚礼》も出ましたが…受講生の皆さんは、わかったかな? 

(科目担当: 吉田朋子)  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:17Comments(0)授業紹介カトリック教育国際文化領域(芸術と思想)オープンキャンパス・AO入試

2018年08月09日

帰省する


夏休みになりましたので、
帰省する学生もいます。



京都の大学に通いたい、
ということで、
遠方から入学する学生もいます。


京都が好きだとはいえ、
長期休暇には、
地元へ帰ろうということに、
なるようです。


京都も、地元も、
好きだということですね。




報告:長沼光彦
  
タグ :帰省


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:20Comments(1)日記

2018年08月08日

大学教員は、夏休みは研究をしたりします


昨日は、夏休みの学生の、
活動の話をしました




一方、教員はというと、
研究活動をしたりします。


普段は、授業の準備などあって、
まとまった研究をすることが、
難しい場合もあります。


大学教員など、研究に携わる人が、
発表をする、学会も、
夏休みに開かれることが多いですね。


そんなわけで、夏休みに研究をして、
また、学生の皆さんに、
面白い話をしようということになります。


報告:長沼光彦  
タグ :大学教員


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:05Comments(0)日記

2018年08月07日

夏休みはどこに行く


夏休みは、どうする、
と聞いたわけでもないのですが、
学生が、予定を教えてくれたりします。



友人と旅行に行く。

コンサート、演劇に行く。

バイトがメイン。
(頼まれたからしかたないんです。)


人それぞれです。


学生時代の夏休みは、
特別です。

まとまった休みがあるから、
思い切ったことができます。


ぜひ、自分のしようと思うことを、
実現してください。

(社会人になると、
むずかしいと、先輩も言っています。)


報告:長沼光彦


  
タグ :夏休み


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:23Comments(1)日記

2018年08月06日

本日で」試験期間が終了 夏休みです


本日で、試験期間が終了し、
晴れて夏休みとなりました。



すべての学生が、この月曜日まで、
試験を残しているわけではありません。

ですが、昨日まで、オープンキャンパスで
働いてくれた学生スタッフもいたりと、
なかなか忙しい人もいたようです。

本日も、広報の仕事を、
お手伝いしてくれた学生もいました。



いろいろ忙しかった前期も終わり、
明日から夏休みです。

さっそく、お出かけする計画がある、
学生もいました。

充実した夏休みを、
お過ごしください。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:55Comments(0)日記

2018年08月05日

オープンキャンパスご来場ありがとうございます


本日、8月5日、日曜日は、
昨日に引き続き
オープンキャンパスです。


多くのご来場、ありがとうございます。


模擬授業や、体験コーナーの他、
学生スタッフが用意したクイズなど、
いかがでしたでしょうか。


今月は、8月19日、日曜日にも、
オープンキャンパスを開催します。


よろしければ、またおいでいただき、
大学の学び、キャンパスの様子を実際に、
ご確認ください。


また、お問い合わせなど、
大学入試課、広報課で、
承っております。

オープンキャンパスや入試のことなど、
ご質問ください。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:33Comments(0)日記

2018年08月04日

オープンキャンパスを開催しました

本日、8月4日土曜日は、
オープンキャンパスを開催しました。


多くのご来場ありがとうございます。


模擬授業や体験コーナーのラインナップは、
以前お知らせしたとおりです



本日は、私が担当した、
「古地図で京都の歴史を仮想体験」を、
紹介しましょう。


江戸時代、昭和の古地図を見ながら、
京都の町の成り立ちと変化を、
追ってみる、体験です。


まずは、古地図の読み取り方、
注目ポイントをお伝えしました。


資料の読み取る方法は、
文化を研究する際に、
必要な力となります。


本日いらした方たちは、皆さん、
京都や日本の歴史に興味がある方で、
私の話をよく聴いてくださいました。


ちょっと調子に乗りすぎて、
お時間をいただきすぎたかもしれません。


本学科の学びに興味を持っていただけましたら、
また、いつでも、大学にお問い合わせください。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:30Comments(0)日記京都オープンキャンパス・AO入試

2018年08月03日

明日、明後日は、オープンキャンパスです

先日、お知らせしたように
明日、あさっては、
オープンキャンパスです。


よろしければ、おいでください。


学生スタッフも、
イベントを準備しております。


本学学生の活動を、
実際にご覧いただければ幸いです。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:27Comments(1)日記

2018年08月02日

吉澤健吉先生 ホスピタリティ京都

京都のおもてなしについて考える、
ホスピタリティ京都、6月12日は、
吉澤健吉先生をゲストにお迎えしました。


吉澤健吉先生は、
現在、京都産業大学で教授を務め、
本学では法人理事の仕事をされています。


長く京都新聞で、京都の文化を、
取材されてきました。

今回は、その経験をふまえたお話です。
「ファジーな京都文化」の題で、
お話をしていただきました。


京都の文化は、
ファジーなところに特徴があると、
吉澤健吉先生はおっしゃいます。


ファジーは、あいまいという点では、
あまり良くないかもしれません。

一方で、境界がない、柔軟性がある、
という面では、利点があります。


例えば、日本の庭は、
自然の風景を、庭の一部に採り入れるなど、
人間と自然の境目を設けません。


その根底には、あらゆるものに、
命を見る感性があるようです。


そういう感性が、自然と対立しない、
日本人独特の態度を生み出していると、
いうのです。


自然を支配しようとせずに、
調和するところに、日本人の良さがあり、
他者を受け入れる、おもてなしの精神に、
つながるのです。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:55Comments(0)授業紹介京都

2018年08月01日

三井家下鴨別邸

学生が京都散策をした、
写真を送ってくれたので、
紹介いたしましょう。


三井家下鴨別邸です。


ただいま、京都では、
山縣有朋の旧別邸、無鄰菴
旧三井家下鴨別邸、
岩倉具視幽棲旧宅が、
タイアップ企画で公開されています。

三施設共通券が用意されており、
7月20日(金)から8月31日(金)の期間、
有効となっております。


今回学生が赴いたのは、
そのうちの、旧三井家下鴨別邸です。


明治・大正期の建物の味わい深い建物です。


出かけた学生は、
商売記、三井家家訓が、
印象的だったそうです。

商売で成功するには、
このような点に留意していたのだと、
感銘を受けたそうです。


現地に赴くと、いろいろ発見があります。


写真:アリス
報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:23Comments(0)京都