2018年08月02日

吉澤健吉先生 ホスピタリティ京都

京都のおもてなしについて考える、
ホスピタリティ京都、6月12日は、
吉澤健吉先生をゲストにお迎えしました。


吉澤健吉先生は、
現在、京都産業大学で教授を務め、
本学では法人理事の仕事をされています。


長く京都新聞で、京都の文化を、
取材されてきました。

今回は、その経験をふまえたお話です。
「ファジーな京都文化」の題で、
お話をしていただきました。


京都の文化は、
ファジーなところに特徴があると、
吉澤健吉先生はおっしゃいます。


ファジーは、あいまいという点では、
あまり良くないかもしれません。

一方で、境界がない、柔軟性がある、
という面では、利点があります。


例えば、日本の庭は、
自然の風景を、庭の一部に採り入れるなど、
人間と自然の境目を設けません。


その根底には、あらゆるものに、
命を見る感性があるようです。


そういう感性が、自然と対立しない、
日本人独特の態度を生み出していると、
いうのです。


自然を支配しようとせずに、
調和するところに、日本人の良さがあり、
他者を受け入れる、おもてなしの精神に、
つながるのです。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:55Comments(0)授業紹介京都