2018年04月30日

伏見稲荷でネコを見た


このところ、
フレッシュマンセミナーの様子を、
紹介しています。



さらにさかのぼって、
午後のエクスカーションの、
下見の話です。


私の担当のグループは、
伏見稲荷に下見に出かけました。


稲荷山へと向かう途中に、
ネコがいました。



人を避けないタイプのネコらしく、
訪れた皆さんに、
写真を撮られていました。

(大学に来るネコには、
避けられています。)

伏見稲荷のインスタ映えネコ、
というところでしょうか。



報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:47Comments(0)京都

2018年04月29日

茶室の近くにハナミズキ 花のある大学65


桜の季節は終わりましたが、
茶室の近くでは、
ハナミズキが咲いています。



茶室の周囲はお庭になっており、
種々の植物が植えられています。



また、茶室近くには、
校舎の間を通る小径があり、
そこにも、ハナミズキなど、
季節毎に彩りをそえる、
木や花があります。




小径にそって、
ツツジが植えられており、
こちらも、花開いていました。



報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:05Comments(0)新館・校舎紹介

2018年04月28日

ゴールデンウィークですが、大型連休ではありません


ゴールデンウィーク初日ということで、
皆さんおでかけかもしれません。

(写真は、茶室の近くで咲く、
ハナミズキです。)

一方大学は、半期15回の、
授業時間を確保するために、
火曜日と水曜日は、
お休みではありません。


そのぶん、夏休みがあるわけですが、
学生の皆さんには、
いささかお気の毒な感じもいたします。


それでも、28日から3連休、
3日から4連休ですので、
どこかに出かけることも、
できるでしょう。


京都では、連休中に、
葵祭など、
様々なイベントがあります。

せっかくですから、
京都を散策するのも、
良いですね。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:04Comments(1)日記京都

2018年04月27日

清水寺近辺エクスカーション フレッシュマンセミナー午後のイベント


4月18日は、
フレッシュマンセミナーを行いました。
これは、新入生と上回生、先生方との交流を深める,
歓迎イベントです。




人間文化学科では、
午前中に、学科の先生方や留学生の紹介、
名刺交換、クイズ大会などで、学科内での交流を深め、
午後は、学校から飛び出して、
京都の街を散策(エクスカーション)しました。

銀閣寺、伏見稲荷大社、清水寺、祇園など、
それぞれのコースに分かれて、京都の観光地をまわりました。



私たちのコースでは、
『大学生活は短し、叶えよ乙女!運気上昇ツアー』と題し、
清水寺周辺のエリアをまわりました。

これから始まる大学生活を、
よりよいものにしてもらうために、
色々な神様にお願いをしてまわろう!
という少し欲張りなツアーを企画しました。

コースは清水寺、地主神社、
八坂庚申堂、安井金比羅宮を巡る、
盛りだくさんの内容です。



まずは、清水寺から。
京都と言えば、
というくらい有名な観光スポットですよね。


本堂は現在工事中のため、
よく写真で見る風景は、
残念ながら見ることが叶いませんでした。

しかし、工事中の様子を見られるのもまた珍しい機会なので、
これはこれでまた素敵な思い出になりました。



続いては、清水寺の境内にある地主神社。
こちらは、縁結びのご利益があることでも有名なスポットです。


さすが、女子大生なのでしょうか。
上回生も含め、
恋愛成就の絵馬やおみくじで盛り上がっていました。

(私のおみくじは吉でした。
まずまずといったところでしょうか。)



次の目的地に行く間に、
みんなで食べ歩きをしました。

産寧坂や二年坂には、
美味しそうなお店がたくさんあるため、
何を食べるか迷います。

当日は天候にも恵まれたおかげで、
ソフトクリームがとても美味しく感じられました。

京都と言えば抹茶、
というイメージがあるのでしょうか。

多くの子が抹茶味のソフトクリームを、
食べていたようにも思えます。



次に到着したのは、八坂庚申堂。
最近、Instagramで多く投稿が見られる、
京都の新しいフォトジェニックスポットです。

その人気の理由は、カラフルな「くくり猿」。

一つ一つ手作りされているくくり猿に、
自分の願いを書くと叶うとされているそうです。

実際に願いを書いた人、写真を撮った人、
それぞれ思い思いの楽しみ方をして過ごしました。



その後、帰り道の途中で、
安井金比羅宮にみんなで立ち寄りました。

あらゆる悪い縁を切り、
良縁を結ぶことでも有名なスポットです。

予定の中にはありませんでしたが、
立ち寄ることができたのも旅の楽しみですね。



今回のフレッシュマンセミナーで、
コースの企画から実際の下見、
司会の練習など大変なことも多くありましたが、

何よりも1回生が楽しんでくれたこと、
京都の文化に触れた経験が何かの形で心に残れば嬉しいです。

私たち上回生も1回生とたくさん交流を持てたことで、
自身も楽しむことができ、とてもいい経験ができました。

ありがとうございました。


(報告:2回生 米澤真樺)






  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:21Comments(0)学生の活動報告京都学科行事

2018年04月26日

国文学概論ではグループワークをしています

国文学概論では、
グループワークをしながら、
小説の読解について、
考えています。



小説を読むことは、
個人の体験ですが、
読んだ内容を、
グループの中で、
照らし合わせてみよう、
というワークです。


小説の中の、
注目した一節を抜き出し、
互いに
どのような読解をしたか、
発表し合う、
というものです。


付箋に自分の意見を書いて、
大きめの模造紙に貼って、
お互いに、見せ合います。



KJ法と呼ばれる、
意見交換の手法を、
応用したものです。


他の人に意見を知ることができて、
いつもと違う、読書体験ができた、
という感想を、
学生からもらいました。


これは、先日のオープンキャンパスで、
紹介した方法です


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:53Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2018年04月25日

フレセミ午前はクイズ大会もしました


昨日の続きで、
フレッシュマンセミナー午前の、
イベントを紹介します




名刺交換のあとは、
クイズ大会をしました。

クイズの内容は、
エンタメ問題や、
ハリーポッターの問題も、
出されましたが、
大学にちなんだものも、
出題されました。


これを機会に、
大学のことを、
知ってもらおうと、
いうわけです。


4つのグループで競い合い、
僅差ながらも、
優勝チームが決まりました。



競う要素があると、
やはり盛り上がるようです。
グループごとに、
まとまりもできました。


優勝チームには、
ささやかながら、
お祝いをさしあげました。



名刺交換のアイテムの用意に加え、
クイズ用のパワーポイントの準備や、
司会進行も、
上回生が担当しました。

新入生歓迎のイベントで、
上回生は、
イベント運営を担当することにより、
学んだことも多かったようです。



報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:28Comments(0)学生の活動報告

2018年04月24日

フレセミ午前は名刺交換アクティビティでした

新入生を歓迎する
人間文化学科のフレッシュマンセミナー、
午前のイベントは、
名刺交換アクティビティでした。
4月18日の話です。



名刺交換アクティビティは、
即製の名刺をつくり、
交換しあうワークショップです。


名刺を交換するという作業が、
話をするきっかけになるわけです。




前にお話したアイスブレイクという、
知り合いを増やすために、
初対面の緊張をやわらげる、
アクティビティです



せっかくですから、
世の中に出たときのために、
名刺交換のマナーを、
堀先生が紹介しました。



こういう社会常識も、
大切ですね。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:22Comments(0)学生の活動報告

2018年04月23日

4月22日は、オープンキャンパスでした


4月22日、日曜日は、
オープンキャンパスでした。


多くのご来場、
ありがとうございます。


人間文化学科の模擬授業は、
鷲見先生による、
「アラブを通して見る日本」です。


アラブ文化について、
知っていただいたうえで、
日本文化との違いについて、
紹介しました。


体験コーナーは、
私、長沼が担当する、
「小説を深読みする
―文学のアクティブラーニング体験―」
です。


こちらは、国文学概論で、
実際に行っている、
作業型の読解体験です。



本学のオープンキャンパスでは、
学生が活躍しています。

今回は、学科の紹介を、
学生スタッフが行いました。

学生スタッフは、
学内を案内する、
キャンパスツアーや、
大学生活を紹介する、
おしゃべりcafeなど、
担当しています。


よろしければ、
実際に、本学の学生と、
お話してみてください。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:44Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(多文化理解)授業紹介日本語日本文化領域オープンキャンパス・AO入試

2018年04月22日

「日本語教育実習Ⅲ」成果報告会を実施しました3



「日本語教育実習Ⅲ」成果報告 人間文化学科4年次生 小林愛美さん


(前号からの続き)

 最終日である上級2の模擬授業には、前回の失敗に習い多くの予備活動を用意して臨みました。しかし、この時は前回とは別の問題が発生しました。上級2の対象者に相当する学習レベルの生徒が、他の授業日程と重なっていて本時の模擬授業に参加ができなかったのです。よって、私が想定していた学習レベルに達する学習者がほとんど居ない、そもそもオノマトペを学ぶこと自体が初めてとなる生徒が大半を占める状況での授業となりました。また、学校の実施する通常授業の体制として、オノマトペのみに特化した授業がこれまで実施されていなかった事も今回の結果を生んだ要因の一つと考えられます。






 授業は体の不調を表すオノマトペに焦点を当て、“具合の悪さ”を表現する6語と“痛み”を表現する5語を扱いました。プリントを用いた演習問題に取り組んだり、授業の最後に行う応用練習には、実際に病院で医師に病状を説明する場面を想定した模擬演習を用意するなど、授業の盛り上がりと実用性の双方を意識しました。

 結果として、生徒全体の理解度が想定を下回っていたこともあり、前半の“具合の悪さ”を表現するオノマトペの説明に大量の時間を割く事になりました。全体の理解度に合わせ、用意していた解説から言葉を変えながら、臨機応変に噛み砕いて説明する必要がありました。丁寧な説明を意識するあまり、必要以上の解説をしてしまい、生徒の演習というより、教師の演説が活動の中心にある授業展開となってしまいました。授業を見てくださった先生方からも、これらは多くご指摘を受けました。自分自身、授業の展開や生徒の反応に慎重になり過ぎていたことを自覚し、深く反省しました。





 このようにして、私が掲げた目的⑴⑵は、多くの尊い失敗を経験することで達成されました。目的⑵については、模擬授業だけでなく、先生方の授業を見学させて頂いた中で数多の発見を得る事ができましたが、今回は中でも特に印象深く実感した事柄について、後輩の皆さんに共有しました。

 上記のとおり、上級2の模擬授業に参加した生徒のほとんどが、今回扱った語彙の意味を一つも知らない状況からのスタートでした。授業終わりは、自身としても不甲斐ない結果となってしまったことを反省し、先生方からも励ましの激励を頂いていましたが、生徒からの反応には思いもよらないものが多くありました。 




「わかりやすい」「ヒントが多くて理解できた」「わかるまで説明があってよかった」

生徒の口から出る感想は、自己評価にも先生方からの評価にも見る事のない、絶賛するものばかりでした。最初は励ましの言葉をくれているのだと思い素直に感謝していたのですが、実際にその後生徒同士の会話に本時に扱ったオノマトペが用いられている場面を何度も目にし、驚きました。

 私の説明で初見の語彙を理解し、用法も正しく日常会話に用いている……その事実に驚き、そして達成感を味わいました。もちろん、私の今回の授業で全ての生徒が理解に及んでいたとは言えません。中にはこれらの生徒とは違う感想を抱いた人も居たはずです。それでも、学習者の学習活動に私の指導が活きたこと、そして私の目指していた「実用的な語彙学習」が達成されていることが、何よりも嬉しい成果でした。

このエピソードと一緒にぜひ思い出したい出来事が、生徒による現役教員の評価についてです。生徒と交流を深める中で、生徒が普段の授業の感想を話してくれたことがありました。「あの先生の授業は楽しい」「あの先生の授業は分かりにくい」など、実習生という立場だからこそフランクに話してくれる内容でもあり、貴重な意見を知れた良い機会となりました。
その後、ある生徒から分かりにくいと評されていた先生の授業を見学させて頂いたのですが、授業の内容や活動としては、私自身特筆すべき改善点や分かりにくさを抱く事ができませんでした。これまで教授法や実習指導で“模範的な指導法”として習ってきた、オーソドックスな授業のように思えました。


 (香港MTR 美孚駅構内にあるキャラクターショップにて)


 ひとつ、他の授業との相違点を指摘するとすれば、“授業内で出た疑問、課題に即座に回答していない”という点でした。多くの生徒から分かりやすいと評される某先生の授業は、授業中に出た質問や生徒の回答に見えた誤用には、授業の進行を中断してでもその場で答えを出す、という方法をとっていました。私の上級2の模擬授業も、理解に及んでいない生徒が少しでも居るように見えた際には、何度も表現を改めて言い直すように心掛けました。これらは、「生徒から出た疑問には、どんな形であれ一先ず時間内に答えを出す」という、言わば瞬発性、即時性を重要視した指導法だと感じます。対し上に挙げた先生の例は、時間を有したとしても回答の正確性を優先する、“正しい知識の定着”を目指した指導法だと私は解釈しました。どちらの方法にも利点があり、生徒の需要によって評価が分かれる部分だと思います。

 今回私の模擬授業を高く評価してくれた生徒は、授業に即時性を求めていたのだと考察できます。言語活動が成功するにあたって、「わかる」「できる」「使える」という感覚はとても重要です。だからこそ、言語を学ぶ授業ではこれらの感覚を多く実感することで、自ずと満足度も高まるのでしょう。この場合、私が行った上級2の模擬授業は、この「わかる」という感覚に強くアプローチした授業だったと言えます。そういう意味で、終わりに疑問を残さない授業ほど達成感や満足感があり、評価が高まる、という現象が起こっていると考えられます。教師が設ける教育の目標と生徒が抱く学習の需要、双方とうまく折り合いをつけながら、状況に合わせ指導法を工夫していけるよう、事前の準備が重要だと分かりました。何が起こるかわからないという、ある種の「危機管理」とも言える能力が、教員に求められていると感じました。私自身、その力にはまだまだ至らなさを感じます。今後経験を積む中でさらに吸収していかなければと、背筋を伸ばされる思いでした。今後の参考として、興味深い体験となりました。

 今後は、自身の指導能力や知識量の向上を目指しながら、より良い指導法の開発に努めていきたいと思います。今回報告会に参加してくれた後輩の皆さんが、これまで以上に日本語教育に対し熱意をもって、私たちのように充実した実習を体験されることを願っています。
                                                           〈終わり〉





  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日本語教育授業紹介日本語日本文化領域国際交流

2018年04月21日

「日本語教育実習Ⅲ」成果報告会を実施しました2



「日本語教育実習Ⅲ」成果報告  人間文化学科4年次生 小林愛美さん



私はこの度の実習について、おおよそ以下のような目的を見出し、成果を出せるよう尽力しました。





⑴自身の教員能力、日本語教育スキルを確かめる。
・これまで培ってきた指導技術、知識を実際の教育現場で活用できるか
・教育者として社会に立つスキル、適性が自身にあるか
・日本語学習者に対し、教育者という立場から正しくアプローチできるか
・日本語の誤用や表現のミスに対して機敏に反応し、疑問を持つことができるか

⑵香港における日本語教育の実態と学習者の需要を把握し、体験する。
・学習がどのような環境で、どのように行われているのか
・どのような人に必要とされ、どのような理由で学ばれているのか
・非母語話者が感じる日本語の難易点、疑問を理解し、寄り添うことができるか
・現在実施されている教育に優れた点が見られるか、そして不十分な要素があるか→改善できるか

⑶日本語学習者、実習関係者との交流を通じて異文化・特色を理解する。
・学習者との積極的な交流に臨めるか
・異国の地において日常生活、コミュニケーションを円滑に行うことができるか
(・非母語話者にとって、オノマトペ語彙を感覚的に理解することは難しいのか)
(・語彙理解にコミュニティ固有の共通認識(日本独特の価値観)が必要な時、どう教育すべきか)

⑶については、香港で関わってくださった全ての皆さんのお心遣いとご協力によって、満足した体験が得られました。生徒の皆さんはもちろん、教職員をはじめ地域の皆さんも、私たちを心から歓迎してくださいました。私自身海外での生活は初めての試みで、多くの不安を抱きながらの渡航となりましたが、それらが杞憂であったことはすぐに実感できました。かけがえのない出会いを得た日々となりました。
また、(  )で囲んだ下2項目は、自分自身の卒業研究の参考のためにぜひ話を伺えればと思い設定しました。非母語話者である日本語学習者が、日本語に対しどのような印象をもって、理解しているのか。日本語教員の実習生という立場から、そして日本語研究を専攻とする学生という立場から、学習者にアプローチすることを目指しました。





私が今回実施した単元は、初級1(日本語初心者向け)「あいさつ、自己紹介」と上級2(日本語上級者向け)「痛覚のオノマトペ」の2コマです。全8コマの模擬授業のうち、一番最初と一番最後のコマを担当する形となりました。そのため想定すべき学習者のレベルも授業によって大幅に違い、それぞれに必要となる対応も異なることが予想されました。
日本を発つ前に全ての授業計画を完成させることを前提に準備を進めていたこともあり、事前準備は順調に事が運びました。初級1と上級2、それぞれ以下のような項目に注意するよう意識しました。

初級1
・イラストやジェスチャーなど、視覚情報を多く提供すること
・説明的なコメント、指導にならないように、簡単な辞書形動詞を用いること
・学習者との交流に活動の中心があるように、会話練習や発問を多く取り入れること
・ネームプレートの作成やお菓子のプレゼントなど、レクリエーションのような楽しさを取り入れ、授業の盛り上がりを意識すること
・学習者の名前をなるべく把握し、発問の際には名指しで指名すること

上級2
・アニメーション、小道具などを効果的に用いて学習者が集中を持続できるようにすること
・用法と用例を多く用いながら、類似する語彙との相違を説明すること
・用いられる文がごく自然であり、日本語母語話者が日常生活で頻繁に使用する表現であること
・痛覚などの説明には実体験のエピソードを用いて具体性を出すこと
・学習者の名前と習得レベルをなるべく把握し、発問の際には名指しで指名すること


初級1の模擬授業は、英語やイラストも使いながら、何度も反復練習を行いました。





実際に当日参加してくれた生徒の日本語レベルは全員中級以上に達しており、本授業の内容は全員が容易に理解できる状況でした。授業態度も積極的で、教員からの発問のレスポンスもスムーズに行われました。そのため、私が想定していた時間配分より遥かに早いスピードで、準備していた課程が終了してしまいました。時間が余るという事態を想定して、応用練習を複数種類用意しておくべきでした。また、日本での事前準備で念入りに時間配分を確認していなかった事も大きなミスだと言えます。多くの反省と課題点を残し、1回目の模擬授業は終わりました。   
                                            〈次号に続く〉



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日本語教育授業紹介日本語日本文化領域国際交流

2018年04月20日

「日本語教員実習Ⅲ」成果報告会を実施しました


人間文化学科4年次生 小林愛美です。

3月16日(月)、日本語教員養成課程の最終科目「日本語教育実習Ⅲ」の成果報告会を本学ユージニア館にて行いました。




後輩たち(来年春、香港に行く学生たちを含む)が十数名が聞きに来てくれました。

数回に渡って本ブログでも実習報告を掲載させて頂きましたが、今回は今後実習を経験する後輩の皆さんにむけて、履修した4名から、模擬授業の様子や現地の生活、そしてそれらの体験から何を得たのかについて、各々20分程のプレゼンを行いました。




自身が実施した模擬授業の様子や反省について、実際に使用したPPTなどを見せながら説明した他、印象に残った出来事、楽しかったこと、今後に向けてのアドバイスなどについてもそれぞれからお話ししました。実習中に撮影した街や食事、交流の様子を写真で見せると、後輩の皆さんも興味深そうに聞いてくれていました。




今回は代表して私が、実際に報告会でお話しした内容をこのブログで綴りたいと思います。

実習中の生活、生徒との交流については他のメンバーが詳しく説明をしてくれたので、私からは特に、模擬授業を実施したことで得た実感と疑問、見えてきた今後の課題についてを簡単にご報告します。




次回もご覧ください。


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日本語教育授業紹介日本語日本文化領域国際交流

2018年04月19日

伝統文化研究会を紹介します

本日は、学生の運営するサークル、
伝統文化研究会を紹介いたします。

***



みなさん、こんにちは
伝統文化研究会です。

伝統?文化?なにそれ??と思っている方がほとんどだと思います。
私たちは、昨年の11月頃に立ち上げたばかりのサークルです!


名前のとおり、伝統文化について研究をするサークルですが、
堅苦しいサークルではありません。

みんなで、能や歌舞伎を見に行き、
感想などを書いたチラシをつくって、
学祭に向けて冊子を作成する予定です。

昨年は、歌舞伎、東寺、二条城に行きました。
今年は、月1回を目標に、
京都のいろんなところに足を運ぼうと思っています。


現在、部員は15人!
他の部活動の掛け持ちや、
アルバイトもたくさんしたいと思っている方が参加しやすいように、
月2回昼休みにミーティング、
土日や平日の放課後に月1回の活動を予定しております。

少しでも気になった方はミーティングに参加してみてください♪
連絡先は顧問の堀先生に気軽にご連絡をお願いします。



伝統文化研究会2018年度部長:人間文化3回杉本
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:55Comments(1)学生の活動報告

2018年04月18日

本日はフレッシュマンセミナーでした


本日は、新入生の歓迎イベント、
フレッシュマンセミナーを、
行いました。



フレッシュマンセミナーは、
大学全体で行いますが、
学科ごとに内容は異なります。


人間文化学科では、
午前中に、交流イベント、
午後に、京都散策(エクスカーション)に、
赴きます。


午前、午後のイベントは、共に、
2回生、3回生が、
運営しています。


春休みから、
本日のために、
準備してきました。


イベントの司会、運営も、
もちろん、上回生です。


新入生の様子を見ると、
午前、午後ともに、
楽しんでもらえたようなので、
準備をしてきたかいが、
あったようです。


新入生と、上回生との、
交流の場にもなりました。


どんなイベントだったかは、
また紹介いたします。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:51Comments(0)日記学生の活動報告

2018年04月17日

日本語コミュニケーションⅠがはじまりました


日本語コミュニケーションⅠは、
1年次生の皆さんに、
大学生に必要な、
コミュニケーションの力を、
身につけてもらう授業です。



各国文化と共に、
コミュニケーションについて学ぶ、
人間文化学科独自の、
授業です。


初回の本日は、
アイスブレイク、
という方法を体験してもらいました。


アイスブレイクとは、
初体験の人同士が、
緊張をほぐして、
コミュニケーションをとりやすくするための、
ワークやゲームです。


大学の新入生の他、
会社などの新人研修などでも、
利用される、
コミュニケーションを円滑にする方法です。




今回のアイスブレイクは、
お互いの名前を覚えるものです。


6名ほどのグループにわかれ、
名前を覚えたうえで、
相手の名前を言いながら、
ランダムにボールを渡していく、
単純なゲームです。


とはいえ、
初対面ですと、
名前をしっかり覚えていないので、
ちょっと、とまどったりします。

そこを、なるべく早く、
渡していこう、とすることで、
はらはらする、
ゲームとなります。



この場合、大切なことは、
みんなで楽しもうとする、
参加者の気持ちです。

うわー、めんどうくさい、
と思ったりすると、
ゲームになりません。

もちろん、アイスブレイクにもなりません。


みんなで楽しめるから、
うちとけることができます。


今回参加した皆さんは、
積極的に、楽しんでくれたので、
笑いがあふれるワークショップとなりました。

私が指示したことに加え、
ちょっとした、自己紹介を加えていた、
グループもあり、
それぞれ、名前をおぼえて、
うちとける工夫をしていました。

そのような、プラスできる工夫が、
グループを盛り上げることになります。



そういう意味では、
私があれこれ説明する前に、
どうしたら打ち解けられるか、
授業に参加した皆さんは、
知っていることになります。


言われたことだけをするのでなく、
自分で良いなと思うことは、
実践してみる。

それが、大学の学びでは、
大切なことです。

今後も、積極的に、
実践してもらえると、
嬉しいですね。


(今回の授業風景の写真がないので、
食堂まわりの写真となりました。)



報告:長沼光彦




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:18Comments(0)授業紹介

2018年04月16日

大学で学ぶこと


先日は、新入生の皆さんは、
一歩踏み出してみては、
いかがでしょう

という話をしました。

(本学は、校舎の3階くらいから、
京都を見渡すことができます。)


大学では、知識を身につけることも、
大切ですが、
自分で考え、選択して、
行動することが、
求められるわけです。


学ぶ場合にも、
ただ教師の話を聞くだけでなく、
主体的に参加する態度が、
大切になってきます。


近年、こういう学び方を、
アクティブラーニングと、
読んでいます。


中学校や高校でも、
取り組んでいる学校があるので、
ご存じの方もいるかもしれません。


教師の側も、
生徒や学生が、
参加できる仕組みを、
工夫しています。


特に、少人数のゼミでは、
主体的に参加する場面が、
増えてきます。

ぜひ、一歩踏み出して、
よい経験をしてください。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:53Comments(0)授業紹介

2018年04月15日

香港中文大学の学生さんから日本語教育実習の感想が届きました

  2月末に香港で日本語教育実習を行いましたが、その時に交流した学生さんたちからお便りをいただきました。

  お便りを下さったのは、香港中文大学専業進修学院2年生のモモさんとヴィッキーさんです。以下に掲載します。

香港中文大学専業進修学院 応用日本語学科2年生 巫啓俊(モモ)さん

 去年に続いて今回このプログラムに参加し、京都ノートルダム女子大学の大学生たちの授業を受けました。皆さんの授業を受けたおかげで、自身の今まで勉強した内容を復習できたばかりでなく、新しい単語や言葉遣いも学びました。例えば、「ファン」という言葉を皆さんの授業で勉強しました。皆さんの授業は、熱意にあふれていて、私たちの質問対して、すぐにうまく答えられなくても、皆さんはいつも私たちの質問に対して一生懸命説明してくれました。とても感動しました。

 このプログラムのおかげで、日本の大学生と交流する貴重なチャンスをもらい、様々なことを話しました。例えば、実習生の皆さんが香港に来て驚いたことや、京都にある大学の数は日本で第二位であることや、関西弁のことなど、とても楽しいお話ばかりでした。その中で、私が一番びっくりしたのは香港人と日本人では、関西弁に対するイメージが違うことです。香港人にとって、関西弁の発音はかわいいイメージを持つ人が多いのですが、日本人(とくに関東の方)にとって逆に関西弁は怒っているようなイメージを持つ人が多いそうです。文化の違いをはっきり感じました。

 大学生と交流した以外に、堀先生からは古文のことについて存分に教えてもらいました。このプログラムを通して、皆さんと交流でき、学校で学べないことをたくさん聞いて、とてもいい勉強になりました。今年も学校のスケジュールのせいで皆さんの授業を全て受けられなかったのは一番残念なことでした。しかし、このプログラムに参加して、皆さんと出会えて、話しができて、本当に良かったと思います。



   (香港中文大学将軍澳キャンパスで記念撮影、右から3人目4人目がヴィッキーさんとモモさん)


香港中文大学専業進修学院 応用日本語学科2年生 何詠琦(ヴィッキー)さん

 今年も楽しみにしていた京都ノートルダム女子大生の授業が見学できる日がやって来ました。普段の授業内容と違って、教科書には載ってないような単語も勉強できました。例えば「○○推し」などは初めて学びました。これらの言葉は日本人にとって当たり前のように使われてるかもしれませんが、私にとっては見たことのない新しい世界を見たようで非常に興味深いです。

 このプログラムのおかげで、日本の大学生と交流でき、たくさんのことを教えてもらいました。日本語の勉強は文法や語彙も大切ですが、やはり実際に日本語を使って話すことがとても大事だと思いました。これをきっかけに知りたいと思っていたことをみなさんから存分に聞きました。堀先生とお話しした時にうかがった、和歌のことや大阪と京都の関係のことも心に残っています。特に嬉しかったのは大好きな関西弁のことが聞けたことです。学校で学べない知識ばかりなので、とてもいい勉強になりました。

 一番残念だったのは学校の授業と教育実習の授業が殆どぶつかって、大学生たちの授業に参加できる時間が足りなかったことです。しかし、参加できる時間が僅かしかなくてもお互いの交流の邪魔にはなりませんでした。みなさんと話したり食事に行ったりすることができ、本当にうれしかったです。みなさんに出会えて良かったと思います。



  (旺角〔モンコック〕近くのレストランで交流お食事会)




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日記日本語教育国際交流

2018年04月14日

夜桜の下でネコを見た ねこを見た五


4月はじめは、夜桜を見ることもできます、
とお伝えしました




桜につられたのか、
ネコもやってきていました。



実は、このネコ、
このあたりをナワバリとしている、
よく見かけるネコです




桜は、やはり、
興味ないかもしれませんね。



報告:長沼光彦  
タグ :ネコ


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:59Comments(0)日記新館・校舎紹介

2018年04月13日

新入生に大切なこと


大学生活を始めるにあたり、
大切なことは何でしょう。

(また、4月はじめの桜の写真です)

学力、という意見も、
あるかと思いますが、
私は、一歩踏み出す力、
だと思います。


新入生にとって、
大学は、新しいスタートです。

勉強の仕方も、
高校生とは違います。

はじめての体験で、
遠慮しすぎずに、
一歩踏み出すことが、
出会いや、発見を生みます。


心配なことがあったら、
教員や職員に相談して、
解決したら良いことです。

心配して、何もしないよりも、
自分のしたいことを見つけて、
一歩踏み出す方が、
得だと思います。


この、踏み出す力は、
社会人にも、求められる力です。

社会人基礎力という定義があり、
前へ踏み出す力、
と言います。



報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:42Comments(0)授業紹介

2018年04月12日

基礎演習がはじまりました


本日から基礎演習がはじまりました。



基礎演習は、
新入生、1年次生が、
大学生活や勉強に慣れるための、
授業です。


大学生活や勉強の仕方は、
高校とだいぶ変わるものですから、
スムースに大学生活を送るために、
必要な準備をするわけです。



本学では、
10年ほど前から始めましたが、
近年では、どの大学でも、
行っています。

大学では、
1年次のスタートが大切だと、
どの大学でも認識するように、
なったわけです。


人間文化学科では、
1年次の基礎演習を、
2年次の発展演習に、
つなげるところに、
学びの特徴があります。

どの学年にも、
少人数ゼミがあることで、
ひとりひとりに必要なことを、
見つけられるように、
考えています。


報告:長沼光彦
  
タグ :基礎演習


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:34Comments(0)授業紹介

2018年04月11日

授業がはじまりました


本日より、授業がはじまりました。

皆さん、元気に、
大学にいらしているようです。

(この写真は4月はじめのもので、
現在桜は葉桜です。)


はじめの授業では、
授業の内容や、
成績評価の仕方などを、
紹介することになっています。


本日は、
国語教員になるための授業、
「国語科教育法」がありました。

授業の内容の説明に加え、
いろいろ勉強しなければ、
いけないことなど、
伝えました。

国語の教え方はもちろんのこと、
国語で教える、
現代文、古文、漢文の知識を学び、
読む、書く、聞く、話す、
という力を、
身につける必要があります。



なかなかたいへんですよ、
と言ったのですが、
やります、との返事。

たのもしいですね。


どんなことでも、
チャレンジしてみよう、
という気持ちが大切だと思います。

新しいスタートですから、
前向きな姿勢が良いですね。


報告:長沼光彦
  
タグ :授業初日


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:52Comments(0)日記授業紹介