2018年03月20日

読み方見方を学ぼう


先日は、映画を観ようという話をしました


映像の効果や、
表現の工夫など、
実際に観てみないと、
わからないものです、
ということも、
話しました。


とはいえ、どこを観たら良いか、
わからない、
という場合もあるかもしれません。


例えば、このまえ紹介した、
「シェイプオブウォーター」
では、
パンフレットを見ると、
60年代のアメリカで、
種々の差別を受けていた人たちが、
登場人物だと書かれています。


言われてみないと、
えー、そうだったけ、
と思うかもしれません。


映画は、
言葉でテーマを、
説明するわけではありません。

出来事や、セリフ、
登場人物の行動など、
自分で意味を読み取る必要があります。

60年代のアメリカに対する、
知識もあった方が、
わかりやすいでしょう。


そういう鑑賞法、分析法を知ることも、
人間文化学科で学ぶ、
文化研究の方法のひとつです。

分析の仕方を知らないと、
気づかないことも多く、
せっかく観賞したのに、
もったいないということも、
あるかもしれません。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:22Comments(0)授業紹介国際文化領域(芸術と思想)日本語日本文化領域