2017年12月25日

クリスマスに何を願う 大塚神父のことば


12月20日のノートルダムクリスマスでは、
大塚乾隆神父からお言葉をいただきました。



皆さんは、いいことをしないと、
キリストは訪れないと思っていますか、
という問いかけから、
お話ははじまります。


キリストは、救い主なのですが、
救い主とは何でしょう。


救い主は、病気にならないように、とか、
いやなことが起こらないように、
と願うものではありません。


人間と神をつなぐのが、
救い主だというのです。


人間は、神に創造されながら、
神の意思にさからい、
この世を乱してきました。


その人間が、神にゆるされ、
神の意思にかなった生き方が、
できるような、契機へと導くのが、
救い主です。




ですから、救い主には、
願いをかなえてもらおうとするのではなく、
救い主を思いながら、
神の意思にかなう生き方をした方がよい、
ということになります。



たとえば、
いやな人、苦手な人がいるとしたら、
その人たちに、メリークリスマスと言うことが、
神の意思にかなうことになります。




いやなことは、人との和合によって、
むしろ解決できる、ということでしょう。

そういう生き方をすることで、
神の意思に近づくことになるのだと、
思います。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:45Comments(0)カトリック教育