2017年09月20日

肯定するパワー

このところ毎年、夏の終わりに、
上田信行先生に、
「実践の子ども学」という授業に、
集中講義で、いらしていただいています。



毎度参加させてもらっているのですが、
上田先生とお話ししたことや、
考えてみたことを、
ご紹介しようと思います。



まずは、
日本語コミュニケーションⅠで、
していたことです。

人の話や発表を聞き終わったら、
リスペクトの意味で、
拍手をしましょう、
ということを実践していました。

人から拍手をもらうと、
肯定的な気持ちになり、
やる気がでてきますね。



討論する場合は、
批判することも必要でしょう。

とはいえ、積極的に議論できる人ばかりでは、
ありません。

まずは、ひとりひとりの、
参加を促すことが大切ではないか、
と思います。



その点では、
相手の気持ちを盛り上げるためには、
肯定することが、
よい助けになります。

みんな話を聞いてますよ、
そういう気持ちの表現で、
じゅうぶんだと思います。


上田信行先生は、
そういう肯定感を、
もっとパワフルにして、
プレイフルという、
考え方を提案します。

ただ、肯定するだけでなく、
楽しんでみましょう、
ということです。


肯定は、相手の気持ちを盛り上げ、
やる気にさせます。

楽しむは、さらに、相手も自分も周囲も、
巻き込むでしょう。

楽しい気分は、自分からしてみたい気持ち、
能動性を引き出すのです。


アクティブラーニングという、
能動学習が最近の教育現場で、
求められています。

能動性を引き出すには、
どうしたらよいか、
そんなことを考えることが、
必要なのです。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:38Comments(0)日記アクティブラーニング