2017年07月16日

オープンキャンパスを開催しました


本日、7月16日、日曜日は、
オープンキャンパスを開催しました。


多くのご来場ありがとうございます。



人間文化学科では、私、長沼が、
「京都のなりたちを学ぶ
あなたの知らない祇園祭」の題で、
模擬授業をいたしました。


祇園祭がかつては、
祇園御霊会と呼ばれていた話からはじめ、
祟りをなす霊を慰める儀式だったことを、
紹介いたしました。



現在の祇園祭でも、
「蘇民将来の子孫」と書かれた札が付された、
ちまきが、それぞれの山鉾で頒布されます。

それは、かつて、
神様を丁重にもてなした兄、蘇民将来が、
子孫までゆるされたのに対し、
神様を家にいれなかった弟、巨旦将来 は、
子孫もろとも滅ぼされた、
という逸話に基づいています。

蘇民将来の子孫だから、
災いを起こさないでほしい、
という願いが、ちまきに、
こめられています。

荒ぶる神様を慰め、
災いを避けるというところに、
祇園祭の意味があるわけです。


そのような話を、
平安京が成立した歴史と、
重ね合わせながら、
お話しました。



体験コーナーは、鷲見朗子先生の、
「アラビア語を学んでみよう」です。


アラビア語の初歩を学んでいただき、
受講した方の名前を、
流麗なアラビア文字でカードに書いて、
おみやげとして、持ち帰っていただきました。




次のオープンキャンパスは、
8月5日、6日に行われます。


また別の授業、体験コーナーを用意していますので、
よろしければ、おいでください。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:33Comments(0)日記国際文化領域(多文化理解)日本語日本文化領域