2017年07月05日

大西英玄先生 ホスピタリティ京都

6月27日火曜日の、ホスピタリティ京都は、
清水寺より大西英玄先生に、
おいでいただきました。



大西英玄先生は、
清水寺の広報のお仕事をすることもあり、
テレビでご覧になった方も、
いらっしゃるかもしれません。


清水寺は、
多くの参拝客をお迎えするところです。

また、乳がんの認知を高める、
ピンクリボン活動に協力して、
ピンクイルミネーションを点灯するなど、
人と人をつなぐ社会活動を行っています。

大西英玄先生は、
そういうお寺との出会いの中で、
本当の喜びを見出す、
きっかけとなれば、何よりですと、
おっしゃいます。



そして、ホスピタリティは、
対価を求めるサービスとは、
違うものと考えたいと、
おっしゃいます。

大西英玄先生の考えるホスピタリティは、
相手に気づいてもらえるかどうか、
にかかわらず、努めることだというのです。


そして、当たり前のことを大切にする、
人と人が出会う意味を考える、
見えないものに意識を向ける、
これらが、大切だとおっしゃいます。


当たり前のことを、きちんとこなすためには、
落ち度がないか配慮する気持ちと、
地道な積み重ねが必要です。


その人と出会うことは、奇蹟的な出来事であり、
今まで出会ってきた人すべてが、
自分という人間を作り上げていると、
意識したいということです。


目の前に見えている物事に囚われていると、
現在の自分の知っている範囲しか、
知ることができません。
相手の立場に立つような想像力があって、
はじめて、相手を理解できます。



大西英玄先生のおっしゃるホスピタリティは、
人と人とのつながりを意識しながら、
自分という人間を超えて、
相手を尊重し、新たな関係を結んでいくこと、
であるようです。

対価を求めるサービスとは異なり、
人をとおして、自分を広げていくところに、
ホスピタリティの喜びが、
あるのでしょう。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)授業紹介京都