2017年06月10日

明日11日は、オープンキャンパスです。


明日、11日は、オープンキャンパスです。
よろしくお願いします。


この週末、人間文化は、
イベントが目白押しです。



オープンキャンパスの模擬授業は、
「素敵なコミュニケーション」の題で、
平野美保准教授が担当します。

「話しことば教育」の名で行っている、
話しことばによるコミュニケーションの方法を、
ご紹介します。

人と話すときには、言葉だけでなく、
表情や態度が影響を与えます。
その効果について、お話します。




体験コーナーは、
鷲見朗子教授による「アラビア語入門」
中里郁子講師による「聖句入りカードづくり」
です。


「アラビア語入門」は、
アラビア語で挨拶してみたり、
自分の名前をアラビア文字で書いて、
カードに仕上げたりと、
アラビア語学習の入門をしていただきます。



「聖句入りカードづくり」は、
聖書のことばを選び、
カード作りを体験していただくものです。

本学では、キリスト教の思想を、
学ぶことができます。
その入門として、
聖書に親しむ一歩目を、
用意しました。


この機会にぜひ、
大学においでください。




本日開催の、公開講座
「百人一首かるたに恋して」の、
ご報告は、またあらためて、
いたします。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:13Comments(0)日記

2017年06月09日

10日は公開講座です

以前よりお知らせしておりましたが、
明日は、公開講座、
「百人一首かるたに恋して」を開催します。



6月10日(土) 14:00~16:20
開催場所は、
ユージニア館 3階 NDホール
です。
 《チラシと会場が変わっております。
 ご注意ください。》




京都小倉かるた会、
荒川裕理六段(第47期・48期クイーン〔2003・2004年〕)、
をお招きします。


また、本学教員、堀勝博教授が、
古典ゼミ生で4年前に制作した、
「京都百人一首歌かるた」
に関わる話をいたします。


この機会に、
ぜひ本学にお越しください。
よろしくお願いします。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:49Comments(0)日記

2017年06月08日

教員はプレゼンする 国語科教育法Ⅰ

国語教員の授業は、
わかりやすく伝える点で、
プレゼンテーションの技術を、
磨く必要があります。




まずは、話す技術、
ということがあります。

単語をひとつひとつはっきり話す、
など、基本的なことができていないと、
聞き取りにくい授業になります。


また、板書や、参考資料、プリントなど、
資格に訴える媒体で、
一工夫したものは、
見やすく、ポイントがわかりやすいですね。

そういう工夫を意識しないと、
ただ、言葉を並べただけのものに、
なりがちです。

板書で、チョークの色を変える程度でも、
ずいぶん印象が変わるものです。

(ただ、学校では、どのような機器があるかにより、
制限があります。
黒板だけ使うのならば、
板書を工夫する、というように、
表現の媒体を生かす方法も、
考える必要があります。)




最近の国語の授業では、
生徒に表現する技術を身につけることを、
求めます。

そうなると、
教師自身が、表現方法を知らなければ、
なりません。

読む、書く、聞く、話す、
すべてにおいて、
方法論を身につけておく必要があるのです。



人間文化学科では、
「話ことば教育」という名前で、
口頭のコミュニケーションの方法論を学び、
実践しています。

また、基礎演習、発展演習では、
種々のプレゼンテーションをおこない、
表現力を身につけています。

それらの授業で、身につけた力を、
国語科教育法でも、
発揮してもらえると良いですね。


今年の国語科教育法Ⅰの受講生も、
それぞれ、工夫を凝らして、
教科書の内容を説明する練習をしています。

(上は、三枚おろしを説明するために、
学生が作ってきた紙製の模型です。)



報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:39Comments(0)国語科教諭免許授業紹介

2017年06月07日

KBS京都 海平和アナウンサーをお迎えしてトーク!(授業「スピーチの基礎」)

人間文化学科の授業「スピーチの基礎」では、
毎年、現役のアナウンサーなどをお迎えして、
話を伺っています。


本年も、受講生に大好評のKBS京都 
海平和アナウンサーをお迎えしました。




例年通り、今年もただ話を伺うだけではありません。


あらかじめ、海平アナウンサーについて、
皆で情報を収集し、
その上で、番組形式で司会や質問をするなど、
受講生全員が参加して進めていきます。





本年は、「ノートルダム Station なごト--ク!」と題して、
和やかに楽しくトークが繰り広げられました。



海平アナウンサーは、とても真摯に、
アナウンサーならではの裏話(!?)、
学生時代、趣味など、
ドッキリ質問にも気持ちよく楽しくお話しくださいました。




受講生にとって、
話の内容や話し方はもちろんですが、
仕事への姿勢、お人柄など、
様々に学ぶことがあり、
アナウンサーという職種に限らず、
今後に役立つ大変充実した時間となったようです。




授業も後半です。
よい!と思ったことを活かして、
次回からのプロジェクトに向かって進みます。
楽しみながらも、しっかりと力をつけていきましょう!





写真 ちゃきゆきな(人間文化学科4年次生) 
文  平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:54Comments(0)話しことば教育授業紹介

2017年06月06日

ワークショップでコミュニケーションをする

日本語コミュニケーションⅠでは、
ワークショップを通じて、
コミュニケーションの方法を学んでいます。



近年では、企業でも、
組織を円滑に運営し、
よりよい人間関係を構築する、
きっかけとして、
ワークショップを採り入れています。

そのようなワークショップを提供している、
ファシリテーターの方から、
教えていただいた方法を、
日本語コミュニケーションで、
使わせてもらう場合もあります。

今回のワークショップは、
そのひとつです。
(受講生によって、内容は少しずつ変わるので、
元のスタイルから、いくぶんアレンジされています。)



まずは、受講生の皆さんに、
一人ずつ、自分の、過去・現在・未来を表す、
漢字をそれぞれ書いてもらいます。

これは、自己表現であると同時に、
他の人に、自分をプレゼンする方法の、
実践でもあります。

4人でグループをつくり、
書いた漢字をもとに、
お互いに、自己紹介してもらいます。

横で聞かせてもらうと、
なかなか面白い漢字を選んでいる人がいます。

自分の未来は、まだわからないから、
「無」です。
自分の過去は、まだ目覚めていない感じだったので、
「眠」です。

面白い表現があると、
グループが盛り上がりますね。




さて、次は、4人のグループのメンバーが、
それぞれひとつ漢字を選んでもらいます。
そして、四字熟語を作ります。

その四字熟語を理念として、
4人でグループ、団体を立ち上げてもらいます。
そして、その活動内容を、
他の受講生にプレゼンすることにします。



今度は、グループで共同作業をすることで、
一緒にアイデアを出し、まとめる練習をするわけです。

こういうワークショップは、
参加するご本人たちが、
「面白い」と思わないと、
あまり有益ではありません。

今日、紹介した方法も、
同じようにしたとしても、
別のメンバーであれば、
あまり効果を生まない場合もあります。



幸い、日本語コミュニケーションの受講生の皆さんは、
積極的に楽しんでくれました。

立ち上げた団体も、
エンターテイメントを提供する会社から、
頑張る人を応援するNPO、
AKBに負けないアイドルグループまで、
それぞれ個性があって、
面白いものでした。

教室も、笑いと拍手で、
盛り上がりました。


報告:長沼光彦



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:41Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年06月05日

鞍馬の火祭 学生の京都フィールドワーク


昨年の話ですが、学生が行った、
鞍馬の火祭を紹介します。



2年ゼミに発展演習は、
「京都をプレゼンする」の題で、
京都をいろいろな角度から見ています。

その際に、鞍馬山のことが、話題になり、
火祭に行った話をしてくれました。



鞍馬の火祭は、
毎年10月22日に行われます。
鞍馬山の由岐神社に、
松明を持った地元の人たちが行列する、
京都の三大奇祭の一つとされるものです。



火は、熱を生み、
物を加工する力を持ちます。

また、物を燃やし、
浄化する力があります。

そのような火への畏敬の気持ちが、
火を祀る祭を生み出したのでしょう。



由岐神社ホームページによれば、
天慶3年(940年)に、
天下泰平を祈念し、
由岐神社が鞍馬山に遷宮された際、
鴨川に生えていた葦(あし)で松明をつくり、
道中に篝火(かがりび)を焚いて行列したのが、
火祭の始まりだとのことです。



実際に火祭を見ることができて、
貴重な体験になったようです。


写真:アリス
報告:長沼光彦

  
タグ :鞍馬の火祭


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:29Comments(0)京都フィールドワーク京都

2017年06月04日

笹岡隆甫先生 第5回 ホスピタリティ京都

5月30日、ホスピタリティ京都、
笹岡先生の講義の5回目は、
公開講演会の形で行いました。


多くのご来場ありがとうございます。
参加者人数は、 62名(うち37名が本学学生)でした。

「いけばな~2020年それ以降に向けて~」
の題で、開かれた講演会ですが、
いけばなの現在と未来について、
お話していただきました。

2020年は、
東京オリンピックの開催される都市です。

この機会に、世界に向け、
いけばなを紹介したいと、
笹岡先生は、おっしゃいます。



もとより、笹岡先生は、
若い世代に、
いけばなという文化を伝えたい、
という意思をお持ちです。

これまでの講義でも、
文化を伝え、共有するために、
種々の活動をしていることを、
紹介してこられました。

いのちに直に触れる、
いけばなを広く世界に、
また世代を超えて未来に、
伝える話となりました。




文化を伝える際の、
キーワードとなるのが、
コラボレーションです。


他国でいけばなを紹介するときには、
その土地の花や器を採り入れる。

また、他の文化表現を担う方たちと、
競作することにより、
新しい可能性が生まれる。


そのようなコラボレーションを通じて、
土地を超え、時を超えて、
文化を伝える可能性が、
広がるということです。



京都は、山に囲まれた都市に、
人々が集まっています。

そこでは、人と人が出会いやすく、
文化のコラボレーションがなされてきました。

その京都の心がまえで、
人と人とのつながりを生み出し、
創造的な営みを続けていくことになるのです。

報告:長沼光彦

追記:
前の週(第4回)の笹岡先生の講義の報告ページは「こちら:」

同じ日の笹岡先生の講義の公開講演会の主催者「徳と知教育センター」による報告ページは「こちら:」

5月27日(土)に本学で実施された笹岡先生の特別授業の報告ページは「こちら:」  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:36Comments(0)授業紹介京都

2017年06月03日

来週は、公開講演、オープンキャンパス


次の週末は、公開講演、
オープンキャンパスと、
イベントが目白押しです。




10日土曜日は、公開講演
「百人一首かるたに恋して」です。

競技かるたの元クイーン、
荒川裕理さんをお招きします。


また、本学教員堀勝博教授が、
4年飴に古典ゼミで制作した
「京都百人一首歌かるた」
のお話をします。





11日日曜日は、
オープンキャンパスです。

人間文化学科は、
模擬授業が、
「素敵なコミュニケーション」の題で、
平野美保准教授が担当します。

「話しことば教育」の名で、
行っている、
話しことばによるコミュニケーションの方法を、
ご紹介します。

人と話すときには、言葉だけでなく、
表情や態度が影響を与えます。
その効果について、お話します。



体験コーナーは、
鷲見朗子教授による「アラビア語入門」
中里郁子講師による「聖句入りカードづくり」
です。


「アラビア語入門」
アラビア語で挨拶してみたり、
自分の名前をアラビア文字で書いて、
カードに仕上げたりしながら、
アラビア語学習の体験をしていただきます。

アラビア語を学ぶ機会は、
なかなかないと思いますので、
この機会にいかがでしょうか。



「聖句入りカードづくり」は、
聖書のことばを選び、
カード作りを体験していただくものです。

本学では、キリスト教の思想を、
学ぶことができます。
まずは、その入門として、
聖書に親しむきっかけづくりを、
用意しました。




よろしければ、
大学に来ていただき、
人間文化学科の学びを、
体験してみてください。

報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:22Comments(0)日記

2017年06月02日

メロスは何のために走る 国文学概論


「走れメロス」というと、
友情の物語という、
印象が強いと思います。



ところが、よく読むと、
「身代りの友を救う為に走るのだ」
「王の奸佞邪智を打ち破る為に走るのだ」
と言いつつ、
「若い時から名誉を守れ」とも言っています。


友情、正義、の他に、
それらを大切にする、
自己の実現ということも、
メロスの動機になっているわけです。


友情を「献身」だと考えるならば、
自分の名誉を重んじる、
自己実現は、相容れない要素のようにも、
思われます。




ともかくも、メロスの中では、
友情と、正義と、名誉は、
一体化しているようです。

また、それゆえに、
道の途中で、挫折しそうになった、
メロスの悩みも、
複雑になっています。

友情も、正義も、名誉も、
どれも達成できないものとして、
逆にメロスの重荷となっていくのです。

「ああ、もう、どうでもいい」
その結果、やけくそになって、
すべてを投げだそうと、
したりもします。




「走れメロス」を、
友情以外の要素から読もうとする評論に、
寺山修司「歩けメロス」があります。

こちらも、読んでみてください。

報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:59Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月01日

古地図を比較する 発展演習


発展演習「京都でプレゼンする」は、
京都の古地図を使いながら、
京都の特徴を学んでいます。



まず、江戸時代の古地図を見ると、
平安時代の京都の話を思い出せば、
あれっと思います。

古典の時間や、日本史の時間に、
聞いた話だと、
平安京は、碁盤の目の、
四角い町だったはずです。

ところが、江戸時代の古地図で、
京都は、南北に長細い、
船のような形になっています。


これは、京都の西側が湿地で、
住居として好まれなくなり、
しだいに東側に人が移っていったからです。

室町時代には、京都の町は、
船の形になったようですが、
その後、豊臣秀吉が、
京都町を囲むように、
大きな土の壁(御土居(おどい))をつくり、
船の形の町が、はっきりとなりました。



今度は、昭和の地図と比較してみて、
明治時代に開通した、市電の路線を見たりすると、
京都の町は、船の形を原型として、
発展してきたことがわかります。

船の形、御土居の外側は、
明治以降も、郊外だったわけです。


地図を見ると、そんな土地の歴史を、
実感することができます。

報告:長沼光彦




  
タグ :古地図京都


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:53Comments(0)授業紹介京都日本語日本文化領域