2017年06月19日

畑正高先生 ホスピタリティ京都


6月13日火曜日の、
ホスピタリティ京都は、
松栄堂主人、畑正高先生に、
お話いただきました。




松栄堂は、
お香を扱う京都の老舗です。

お香の観点から、
人との関わりについて、
お話していただきました。



お話のキーワードは、
「慮る」(おもんぱかる)です。


香りは、形がないのものですから、
そこに、意味を読み取るには、
慮る、想像力が必要です。

一方で、香りは、
人を刺激するものでもあります。

よい香りは、人を集め、
人を癒やすものです。

それゆえ、香りの文化は、
日本でも、古くから、
受け継がれてきました。



お香の材料は、大陸よりわたってくる、
貴重なものでした。

しかし、香りの魅力は、
困難を乗り越え、
人々が材料を求める動機となりました。

異文化の受容には、
異国を想像する力、慮る、
が必要となります。



一方で、お香は、日本の文化とは、
異なるものです。

そこに、異文化との出会いと、
日本における変容が起こります。

文化は、ただ受容されるものではなく、
変化するもので、
その変化に、創造性が生まれる、
きっかけもあります。

お香は、異文化として理解されながら、
日本人の想像力、慮る、により、
独自性を生み出すことになります。

歴史は、そのような出会いと、
選択、判断の積み重ねで、
作られていく、ということです。



最後に、畑先生が参加される、
シンポジウムの紹介がありました。

「京都からつながるSDGsシンポジウム」
6月23日金曜日 13:30~16:30
キャンパスプラザ京都 第2講義室
京のアジェンダ21フォーラムで、
詳しい情報がわかります。)

SDGsは、持続可能な開発目標
(Sustainable Development Goals )の意味で、
2015年に国連で採択されました。

これを機会に、文化と環境の関わりを、
考えてみるのも良いのではないでしょうか。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:23Comments(0)授業紹介京都