2017年04月22日

桜の季節も過ぎ 花のある大学48


キャンパスの桜も散り、
葉桜になってきています。


ぼーっと立っていましたら、
何見てるんですか、
花は散ってますよ、
と学生に声をかけられました。


花びらは散ったけれども、
まだ花弁が残っているから、
うっすらと桜の色が残っている、
感じがしないですか、
と答えました。


うーん、という、
あまり共感しない表情です。


あそこの、正門の桜は、
まだ散っていない花があるのだ、
と指さします。


こちらは、あ、ホントだ、
との反応。



春は、急に過ぎ去るわけではなく、
ところどころに名残がのこっている。
そういう名残を探すのも、
なかなか風情があるのではないかなあ、
と言ってみましたが、
ふーん、という感じです。

まあ、理屈が過ぎたようです。



ただ、この桜の名残、
夜になってみると、
薄い桜色が浮かび上がるようで、
理屈ぬきに、
味わいがあるように思います。



これも、いずれ新緑に変わるわけですが。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:23Comments(0)日記新館・校舎紹介