2017年02月26日

ポケモンgoで偽情報について考える

ポケモンgoについて、
ネットで調べてみると、
いろいろな情報が出てきます。



ゲームは、うまくプレイする方法や、
ちょっとした困難を乗り越える手段を、
見つけるのが、面白い遊びです。

その方法や手段を見つけるのに、
あまり手間をかけたくない人は、
「攻略サイト」を見たりします。


その情報の中には、
本当ですか?
と聞きたくなるようなものがあります。


たとえば、ポケモンgoは、
実際に歩かないと、
ゲームが進行しないので、
歩かないで距離を稼ぐ方法を、
紹介しているネット記事があります。

スマホをおもちゃの電車に乗せて、
室内を走らせるとか、
扇風機など振動するものに、
くっつける、というものが乗っていました。


ポケモンgoは、
GPSを使った、google mapと、
同様の技術を使っていますから、
1~2メートル移動させても、
振動させても、
歩数は稼げません。

振動で距離を感知する、
旧来の携帯の歩数計と、
混同しているようです。

それでも、歩きたくないと思っている人は、
こういう情報に飛びついてしまうことが、
あります。




こういう情報は、記事を書いた人が、
実際に試していない場合もあるでしょう。

あるいは、わざとウソの情報を、
流している場合もあります。


ひとつには、だまして、
何らかの利益を得ようとする場合があります。
お金をとろうとする人もいますね。

もうひとつは、そういう情報に、
踊らさえる人を見て楽しもうとする場合です。

人間には、支配欲というものがあり、
人を自分の思い通りにしたいと、
望むことがあるのです。


まあ、ゲームのことですから、
実害をこうむらないのであれば、
ウソじゃん!、
とちょっと怒ってすませておけばよいかもしれません。

とはいえ、実害を被らないためには、
偽情報を見極める目が、
必要になるでしょう。

そのような目は、
メディアの研究で養うことができます。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)情報関連の資格や活動日本語日本文化領域