2017年02月11日

入学前教育講座で自分の卒業研究を発表!

本大学では、3日間に渡って入学前教育講座が実施されました。その中で、本学の4年次生が終わったばかりの自分の卒業研究を紹介する「卒業研究発表会」も開催されました。

どの学科の研究内容も、各学科で優秀な卒業研究として選出されたものだけあって、本格的な研究で、「卒業研究という大きな山を越えたことで自信をつけた学生の発表」は、聴衆を感動させるものでした。発表は4学科から、合計8つでした。

人間文化学科からの発表は2つで、一つ目が王さん香港出身の留学生、王海雯(オウカイブン)さんによる

 「近代語『女性』『男性』の語彙論的考察」

でした。



王さんの研究は、「女性」という日本語の歴史についてで、明治からの100年以上に渡る新聞記事や、夏目漱石などの文豪の作品を調べ上げて結論づけた本格的なものでした。詳しくは 2月5日のブログ参照

そして、二つ目が栗林愛実さんと俣野なぎささんによる

 「子どもの教育を目的とした しかけ絵本の制作」

でした。栗林さんは「しあわせをはこぶたね」という知育絵本を、俣野さんは「じゅんくんのいちねん」という季節の行事が学べる絵本を制作しました。どちらもオリジナルストーリーになっています。

これらの絵本制作の基本にある「研究目的」やそれらの絵本がもつ「役割」や「コンセプト」を発表したうえで、実際の絵本を紹介しました。





栗林さんの絵本は、こんな風に素敵な飛び出す絵本になっています。センスの良い色遣いと高度な技術に圧倒される作品でした。



俣野さんの絵本にもしかけがあって、子どもが楽しく遊びながら毎月の行事が学べるように工夫されいる作品でした。以下に、2月の節分と3月の雛祭りのページを紹介します。




発表、お疲れ様でした&ありがとうございました。

報告:吉田智子  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日記学生の活動報告図書館司書資格学生の作品日本語日本文化領域