2017年01月01日

あけましておめでとうございます

2017年新春を迎えました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

二年参りや、初詣にいらした方も、
多いかと思います。



神社で初詣というと、
おみくじ、でしょうか。

正月に会った小学生の親戚の子も、
おみくじが、大吉だとか、中吉だとか、
話しておりました。


(今回の写真は、夏頃の寺町通、錦天神です。
季節が合わなくてすみません。)



どうせならば、何吉か、
というところだけでなく、
上に書いてある歌を読んでみましょう。

ちなみに、私のひいたおみくじの歌は、
以下のとおり。

 ながむればながむる花のあるものを
 空しき枝にうぐいすのなく

美しいなあと思うような花が咲いているのに、
何もない枝で、うぐいすがないているよ、
という意味ですね。

おみくじの解釈を読みますと、
古いことをすてて、
新しいことをするのがよい、
ということのようです。



昨日書きました、
心機一転の話
と、
結びついているので、
ちょっと、おお、と思いました。


さらに、後を読みますと、
神の教、という項があります。
難儀苦労のあるときばかり、
神様にお願いしてはいかん、
と書いてあります。

これを私流に解釈しますと、
おみくじをひいた日だけ、
大吉だとか中吉だとか、
喜んでいないで、
神様から得た言葉をかみしめて、
日々の生活に反映させた方がいい、
という意味だと思います。
(だいぶ、解釈しすぎているような気もしますが。)


おみくじの中に、自分に響く言葉があれば、
それをヒントとして、
実際に行動に移してみる。
その結果、はじめて吉、がやってくる。
ということかなと思いました。



おみくじも、
じっくり読むといろいろ書いてありますので、
何吉かだけ見て、すぐに、
神社の木に結びつけるのは、
もったいないような気がします。

そんなことをくどくど言っていましたら、
小学生の子は、飽きてしまったようですが。



(有名な話なので、ご存じかと思いますが、
錦天神の鳥居は、一部建物の中に、
入り込んでいます。)


報告:長沼光彦





  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:39Comments(0)日記京都日本語日本文化領域