2016年12月31日

よいお年を


皆様、2016年は、
どのような年だったでしょうか。

良い思い出は大切にして、
よろしくない思い出は、
忘れることにしましょうか。



日本には、「年忘れ」という言葉が、
ありますね。

失敗は、反省した方が良いでしょうが、
自分の力では、どうにもならないことは、
忘れた方がいい場合もある、
という先人の知恵だと思います。

そこには、リスタートするという、
前向きな気持ちがある、
と思います。



皆さんは、いかがでしょう。
もちろん、よろしくないことでも、
忘れないぞ、という方もいるかと思います。

いずれにせよ、
新しい年は、よい年になりますように。



報告:長沼光彦
  
タグ :年忘れ


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2016年12月30日

葵祭 斎王代と警備ボランティア 2016年の思い出


今年も葵祭の話は、何度か、
お伝えしましたが、
年末にもうひとつ振り返ってみたいと思います。



葵祭で、留学生が警備のボランティアをしたことは、
お伝えしました。


その際、撮影した、斎王代の写真を、
見せてもらいました。



今年の斎王代は、本学科の卒業生、
西村和香さんです


あちこちから写真を
いただいているとは思ったのですが、
せっかくですので、
写真をお送りしました。


別にお会いする機会があり、
斎王代をお受けする責任について、
お話を聞かせてもらいました。

また、普段は、
人と会う仕事をしているということで、
話し方もわかやすく、応対も丁寧でした。
(などというのが、失礼なほど、
立派な社会人になってらっしゃいました。)




社会に出てから、
何が役に立つかはわからない。
大学でいろいろと興味を持って、
勉強したことが、
意外なところで、役に立っている、
という話を聞きました。

人間文化で、
いろいろな領域の勉強をしたことが、
ふとしたことで、役に立っているそうです。

日本文化のことも、
もっと教えてもらえれば、
よかったです、などと言ってもらって、
私を喜ばせるところも、
大人です。
(私が、日本文化の担当なので。)

(実際、漢文も含め、日本の伝統文化を、
勉強しているそうです。)




在学生の皆さんにも、
聞いてほしいなあ、
と思ったので、
年末に書いてみました。


報告:長沼光彦
写真:アリス

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)学生の活動報告卒業生京都

2016年12月29日

林啓二先生 日本舞踊への誘い 2016年の思い出


11月11日に、林啓二先生をお招きし、
実演を交えながら、
日本舞踊について教えていただきました。

1年次向け基礎演習の、一斉授業で、
題は「日本舞踊への誘い」です。

このことは、すでに報告いたしました



7月7日に、第1回を行いましたので、
その様子を、お伝えします。




まずは、日本の舞の歴史を、
説明していただきました。


パワーポイントで、
写真資料を紹介していただき、
また、林先生、ご自身より、
実演をまじえながら、
説明していただきました。




目の前で、所作を見せていただけると、
本だけで読むのとは異なり、
実感的に、理解できます。


所作のひとつ、ひとつが、
すっと伸びるように、
また緊張感を持って、
美しく変化していきます。


西洋のダンスとは異なる、
日本舞踊独特の所作の魅了を、
目の当たりにしました。




結びに、「流星」の演目を、
披露していただきました。



7月7日七夕にちなんだ、
踊りです。


雲の上での夫婦喧嘩を演じる、
軽妙洒脱な踊りです。


参加した学生も、
日本舞踊の面白さを知ることができました。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2016年12月28日

ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 京都で映画を観る

冬休みになり、映画を見に行く学生も、
いるようです。

卒論でがんばっていた4年生も、
これから、観たい映画がある、
と言っていました。

(写真は、四条通の、クリスマス飾りです。)


そんなわけで、
ファンタスティックビーストと魔法使いの旅、
です。

(京都でなくとも、観ることができますが、
時折話題に出す、新京極の、
MOVIX京都で観ましたので、
京都で映画を観る、としておきます。)



現在、在学している学生は、
ハリーポッターと一緒に育ってきた世代ですので、
思い入れの強い人もいるようです。

(とはいえ、主演のダニエル・ラドクリフも、
もう27歳のようですから、
学生の皆さんより、さらにお兄さんですね。)


「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」は、
ハリーポッターの原作者、ローリングが、
書き下ろしたシナリオによって、
作られた映画です。

ハリーは登場しませんが、
(時代も過去に遡っています。)
世界観はつながっています。



今回、おもしろいなと思ったのは、
イギリス(ハリーの舞台)から、
アメリカへと、魔法使いが、
渡航してくる設定です。

時代は、1926年。
第二次世界大戦の前です。

イギリスと、アメリカでは、
魔法社会の考え方や、
法律が異なり、
ちょっとした異文化交流が、
テーマになっています。

アメリカの魔法社会は、
トラブルを避けるために、
魔法を使えない人間との交流、結婚を、
禁じています。
(イギリスは、ハリーの話にあったとおり、
魔法使いと人間が結婚する例もありましたね。)

法律を守ろうとする杓子定規なところが、
アメリカの、契約社会を思わせます。



また、ヨーロッパと、アメリカの出会い、
という点で、
以前観た「ブルックリン」を思い出しました。

私たちは、欧米とひとくくりにしたりしますが、
ヨーロッパとアメリカの文化は、
異なります。

その違いが、
「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」
にも、ちらほらと現れていて、
そのへんに、ローリングの、
ちょっとした工夫があるように思いました。

主人公も、何というか、
ルールに縛られない、
マイペースな人間なんですね。



報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)国際文化領域(多文化理解)京都日本語日本文化領域

2016年12月27日

クリスマスコンサート2016<司会編>

クリスマスをどのようにお過ごしになりましたか。

学科のクリスマスコンサートが行われたことは、
本ブログで報告済みですが、
http://notredameningen.kyo2.jp/e498951.html
本日は、その司会を担当した井上惠利可(人間文化学科3年次生)さんから
話を伺ってみたいと思います。

- 先日のクリスマスコンサートの司会では、大変お疲れさまでした。


井上
「この度はクリスマスコンサートに参加させて頂いて
貴重な体験をさせて頂きました。」

- とても美しい安心感のある司会でした。

このような司会は、
常に次について考えていなければなりませんが、
特に緊張感もなく司会を進めていたようですね。

井上
「私自身、緊張しいな性格ですが、
今回は特に楽しんで司会をすることが出来ました。」

- 井上さん自身が楽しんで司会をすることで、
その楽しさが会場全体を明るくしますね。

これまでにも、フレッシュマンセミナーや、
現役アナウンサーをお迎えした授業の際にも
司会をされてきましたが、
今回は、どのような司会、コンサートにしたいと
臨んだのでしょう?


井上
「今回はクリスマスコンサートということで
様々な楽器を出演の者の皆さんには演奏して頂きました。

私自身も朗読と司会で、御来場のお客様に、
声の演奏とまではいかなくとも、
素敵なパフォーマンスができればと思い意気込んでいました。

しっとりとした耳心地よい声
というのを意識しながら司会を致しました。

演奏者に気持ち良く演奏して頂くために、
声のトーンを上手く使いながら
会場の雰囲気作りを大切に心掛けました。

その中で、音楽番組のアナウンサーは
どんな話し方なのかどのように紹介しているのかなども
自分なりに勉強して参考にさせて頂きました。」


- 思いがけず、間があいてしまった時など、
井上さんらしくカバーしていましたね。
あらかじめ準備をしていたのですか?

井上
「演奏と演奏との準備の間が
自分が思っていたよりもかかる場面も多々あったので、
上手く場を繋げていくのは難しかったです。

間が空いてしまった場合のために、
京都のイルミネーションスポットなどを紹介しようとネタは
いくつか準備していました。

クリスマスコンサートなので、
演奏がメインには当然なるのですが、
ちょっとクスッとできるユーモアがある所も必要かと思い

会場インタビューや人間文化学部の学生に
『今年のクリスマスの過ごし方は?』という
アンケートも行ったので、ご紹介しました。」




- はい、事前の準備によって
より充実したものになっていましたね。

最後に感想をお願いします。

井上
「自分なりの司会の色を模索しながらではありましたが、
改めて司会の楽しさを実感致しました。

今回は、クラシックの曲の勉強をする所から始まり、
たくさんの音楽と触れ合い大変貴重な体験でした。

朗読と司会での参加でしたが、
こうしてクリスマスコンサートに携われて
非常に楽しかったです。ありがとうございました。」


次回は、本学キャリアセンター主催の
キャリア形成ゼミ報告会の司会ですね。
楽しみにしています。
ありがとうございました。




写真:長沼光彦
報告:平野美保  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)話しことば教育学生の活動報告学科行事

2016年12月26日

冬休みとなりました


大学は、本日より授業もお休み、
冬休みとなりました。

もっとも、23日金曜日から連休だったので、
早い学生は、22日木曜日から、
帰省したようです。




学生の皆さんの冬休みもいろいろで、
クリスマスは、バイトだという人もいます。

みんなが遊びたいときにこそ、
仕事はあるわけですね。



近年の大学は、
授業を15回きちんと実施するために、
国民の休日も、授業をしたりしています。
(本学だけではありません。)

この冬休みのように、
まとめて休みがとれるときには、
有意義に過ごしていただければと思います。

何となく時間が過ぎてしまうよりは、
遊びたい、楽しみたい、と思ったことを、
実現する方が、有意義だと思いますよ。
よけいなお世話ですが。





報告:長沼光彦
  
タグ :冬休み


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日記

2016年12月25日

光を待つクリスマス ノートルダムクリスマス2016より

クリスマスをいかがお過ごしでしょうか。

ノートルダムクリスマス2016での、
一場修神父のお話を、ご紹介します。



一場修神父の話は、
クリスマスの本来の意義、
キリスト降誕が何をもたらしたか、
というものです。



今の世の中は、
人を傷つけ合う現実があります。

これは悲しいことですし、
マスコミも、そういう世の中が、
間違っていることを報道します。

にもかかわらず、
傷つけ合う現実がなくならないのは、
なぜでしょう。




一場修神父は、
本来は闇の現実である、
そういう世の中に、
人は慣れてしまうものだ、
とおっしゃいます。

場合によっては、
むしろ、それが心地よくなり、
その現実から出たくなくなるのです。


そういう人々に、
イエスの光が、
闇の現実から抜け出す勇気を、
与えてくれる、というのです。

それが、キリストが、
人間の世に、希望を与えることなのです。



少し、私の解釈を付け加えます。
今の世の中は、基本的に、
競い合い、成功を勝ち取る世の中です。

それ自体は、正しく評価されるなら、
悪いことではないでしょう。

ただし、競争に負けた人にも、
何らかの助けは必要でしょう。
自分が負けたときのことを考えれば、
助けが必要なことは、
じゅうぶんに理解されるはずです。


とはいえ、勝つことにばかり目が向くと、
助けが必要な人を忘れてしまうことがあります。

また、勝つことが目標になると、
意図的に相手を貶めることを、 
してしまう場合があります。

こういう心理状態を、闇の現実、
というのだろうと思います。




その闇から脱するためには、
どうしたら良いでしょう。

今の自分とは異なる価値観、
本来人間が持つべき、
助け合う気持ちを思い出すことが、
必要でしょう。

そういう気持ちを思い出させるものが、
変わらない理想、不変の真理、
神の言葉、ということになるのだと思います。



キリストを信仰すると否とにかかわらず、
闇の現実を脱するためには、
自分の欲や感情とは、
別の価値観が必要でしょう。

そういう価値に目覚めれば、
心に光が差してきたように、
感じるのではないでしょうか。


ノートルダムクリスマスで、
ろうそくの火が、キリストの元から、
会場へと届けられたのも、
キリストの希望の光を表しているのです。


(カトリック校である本学のイルミネーションも、
世のイルミネーションとは、
異なる意味合いを持っていると思います。)


毎度申し上げますが、
私自身は、むしろ、闇の現実に、
囚われるような、凡庸な人間です。

クリスマスという機会や、
信仰の言葉に触発されて、
人間のよりよい生き方を、
思い起こし、書き記すだけです。




報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)カトリック教育

2016年12月24日

好きなタイミングでピカピカ光るクリスマス飾りの制作

クリスマスですね。

本学には、「キャリア形成ゼミ」という授業
(2単位・全学部対象・集中授業)があります。

その中には5種類のゼミがあるのですが、
そのうちの一つ「STEM教材プランナーゼミ」では、

 手芸や工作を利用してプログラミングが学べるSTEM教材の企画

を中心に活動しています。

そのゼミの学生と指導教員たちが、市内の中学に出向き、
かわいい作品制作を通じて、プログラミングを学ぶ実践授業
を行いました。

制作したのは、「好きなタイミングでピカピカ光るクリスマス飾り」
でした。




好きなタイミングでLEDをピカピカ光らせるために、
LilyPad Arduino という名前のマイコンを使い、
プログラムを書きました。



そして、UVレジン液という、太陽光で固まる液を使って
LEDをビーズなどでかわいくデコレートした、
オリジナルのLEDを作品に使いました。




自分たちで自由にプログラムを書いて、好きなタイミングで複数の
LEDを光るように工夫しました。その結果、通常のクリスマス飾りとは違い、
それぞれのLEDがいろ~んな長さで光ったり消えたりする、
とてもオリジナリティあふれるクリスマス飾りが完成しました。



そのツリーは今、その中学で飾られていて、とても好評だそうです。



それではみなさん、メリークリスマス!

報告:吉田智子

注)STEM は、Science, Technology, Engineering, Mathの頭文字で、
  そのような分野が学べるのが、STEM教材です。

「マイコンと手芸でかわいくプログラミング」の活動に関しては、
https://lilypad.pen.jp/?&QYUA9jgR に、12/23 の発表スライドが公開されています。

「キャリア形成ゼミ」については、http://notredameningen.kyo2.jp/e496036.html もご参照下さい。  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)情報関連の資格や活動キャリア教育・就活・インターンシップ

2016年12月23日

Notre Dame Christmas 2016 の司会・朗読

2016年12月19日(月)、

本年も「Notre Dame Christmas 2016」が開かれました。



このクリスマス行事は、
ノートルダム学院小学校、ノートルダム女学院中学高等学校、
そして、本学、京都ノートルダム女子大学の合同で行われています。


小学生・合唱隊による歌、中高生のオーケストラ演奏、大学生のハンドベル、
そして、キリスト降誕の劇に、美しいキャンドル・・・・・・。
卒業生の中には、
これを見ないとクリスマスを迎えた気がしないという方も多くいらっしゃるのでしょう。
たくさんの方々が本学を訪れ、
このクリスマスのひと時を一緒に過ごしました。



さて、その中で、本年も、本学科の学生たちが活躍していました。
「司会」と「朗読」を担当した3名から感想等を伺いました。




まず、「司会」を担当した2年次生の平郡萌さんです。



-フレッシュマンセミナーでも、平郡さんの司会は、明るく安心感がありましたが、
 今度は、会場の厳かな雰囲気に調和する「音(声)」の美しさも要求されます。
 今まであまり意識してきていないようなことまで改善していく必要があり、
 大変だったかと思います。

平郡
「はい、私は今回、司会を担当させて頂いたのですが、
滑舌良く話すと同時に
荘厳な雰囲気になるように滑らかに話さなければいけないというところに苦労しました。

しかし、平野先生が毎日のように練習を見てくださり、
私自身にとっても良い経験になりました。
本番は緊張しましたが、
これからも屈することなく色んなことにチャレンジしていきたいと思います。」

 練習を通して、確実に美しい話し方になっていくのを実感していました。
 この意識の変化によって、
 普段の話し方もより美しくなっていくのではないかと思っています。



-続いて、「朗読」を担当した2年次生の田中ひかるさんです。

 この朗読は、言いにくいことばの連続ですが、
 ゆっくりと意味がよく伝わる朗読でした。

 会場中の人たちは、田中さんの朗読で、
 意味をかみしめながら聞くことができたことでしょう。

 田中さん、担当してみていかがでしたか?



田中
「最初朗読を頼まれた時は私なんかで良いのかなと感じました。
しかし、任されたからには、しっかりやり遂げたいと思い
毎日口を動かす練習をしました。

私は、なかなか関西弁のイントネーションが抜けなく
発音に苦戦しました。
音として覚えることで直すことが出来ました。

緊張すると早口になってしまうので、
台本に大きな文字で「ゆっくり」とかいて、
ゆっくり話すことを心がけました。

突然だった、共同祈願も
噛むことなく言えて本当に良かったです。
貴重な経験をさせてもらえたなと感じています。
 
人前で話すことに少し自信を持つことが出来たので、
就活などでも活かせれば良いなと思います。」



-はい、安心してすっと内容に入っていける朗読でした。
 そして、急遽、共同祈願も担当することになったのですが、
 すぐに人前で堂々と話せるだけの、
 度胸と技能を身に付けたのではないかと嬉しく思っていました。




 そして、最後に、同じく「朗読」を担当した
 3年次生の西山加寿恵さんです。

 西山さんは、表現力豊かな朗読でした。
 登場人物を意識して朗読していたのでしょうか。



 
西山
「私が担当したのは受胎告知の場面で、
天使とマリアが登場するのですが、
その声の違いを表現するのが難しかったです。

天使の言葉は優しくかつ力強く、
マリアの言葉は優しくあたたかく、と意識していても、はじめはなかなか上手に読めませんでした。

特に天使の言葉は、力を入れすぎて怖くなってしまったり、
逆に優しく読みすぎて言葉が弱くなってしまったりと思うようには読めなかったです。

しかし、練習するうちに徐々に感じが掴め、
本番では落ち着いて読むことができたと思います。

完璧とはいきませんでしたが、声の違いも表現できたかなと思っています。」




 おっしゃる通り、誰のことばなのか、
 また、その人の性格なども伝わってくるような朗読でした。

 西山さんの朗読によって、
 厳かでやさしく温かい会場の雰囲気が
 より一層作り出されていたように思います。

 皆さま、大変お疲れさまでした。
 本年もすてきなクリスマスに感謝いたします。


写真:長沼光彦
文: 平野美保  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)話しことば教育学生の活動報告カトリック教育

2016年12月22日

ノートルダムクリスマス2016を開催しました


12月19日月曜日、
ノートルダムクリスマス2016を、
本学ユニソン会館にて開催しました。



ノートルダムクリスマスは、
学校法人 ノートルダム女学院に属する、
京都ノートルダム女子大学、
ノートルダム女学院中学高等学校、
ノートルダム学院小学校、
の3校が共同して行う、
クリスマスを祝う行事です。

(一般の皆様のご来場も受け付けておりました。)



学院では、今回の催しもの全体を、
ページェント(野外劇、催しの意味)と、
呼んでいます。

キリストの降誕を表した聖劇、
オーケストラや合唱による音楽、
聖書朗読をはじめとした祈り、
の三つの要素からなります。


中学高等学校のオーケストラの演奏から、
ページェントは開幕します。




キリスト降誕の物語が紹介され、
つづいて、小学校の生徒による聖歌合唱、
聖書朗読がおこなれます。


そして、一場修神父のお話ののち、
聖劇がはじまります。



また、物語の進行にしたがい、
本学ハンドベル部の演奏や、
中学高等学校の合唱団の歌が、
挿入されます。
(合唱団の指揮は、本学合唱団の学生が、
務めました。)







聖劇では、マリアに天使より、
受胎告知がなされます。



その後、降誕したキリストの元へ、
ベツレヘムの星に導かれた、
東方の三博士が訪れます。




聖劇の最後には、
生徒たちにより、
キリストの元から、
会場へろうそくの光が届けられます。



キリストがもたらした希望の光が、
会場の人たちのろうそくにともされます。



共同祈願を捧げ、
「きたれ友よ」「もろびとこぞりて」を合唱、
オーケストラの演奏で締めくくりました。


日々のあわただしさから、
ひととき離れ、
落ち着いた気持ちになることができました。




ここ数年、人間文化学科の学生は、
合唱団の指揮や、
聖書朗読などで、
ページェントに参加しています。

このお話はまた後ほど紹介します。

報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)学生の活動報告カトリック教育

2016年12月21日

クリスマスコンサート2016<パフォーマンス編>

既に、本ブログで数回にわたって、
このクリスマスコンサートの報告がなされてきていますが

本日は、本コンサートのサプライズ! として、ご登場いただきました
4年次生の横路久未さんから話を伺いたいと思います。



- 横路さん、よろしくお願いします。

 横路さんには、コンテンポラリーダンスを披露していただきました。
 それはそれは見事でした。
 私は写真を撮ろうと思って待ち構えていましたが、
 あまりにも素敵で目を離せなく、撮影を忘れているほど!

 あの振り付けは、横路さんが考えたものですよね。
 特に意識したことは?



横路
「踊っているときは身体の自由な動き、空間の使い方を意識しています。
歌詞を自分なりに解釈し、曲の雰囲気とイメージで振り付けしました。

今回の曲は日本語訳が出ていなかったので、完全オリジナル解釈です(笑)

テーマは、自分の中の強い心の部分です。
しなやかな所と強い所の二極が見えていたらいいなあと思います。」



- はい、優しさを感じるしなやかさとともに、強さもはっきりと感じました。
 横路さんは、クラシックバレエや日舞などもおできになることから、
 それが基礎になっているのでしょうね。
 ダンスから感情が伝わり、観客を魅了していたように思います。
 
 ところで、所属している劇団「そとばこまち」でも、
 演劇はもちろん、ダンス、
 そして、ダンス指導、と様々に活躍されていらっしゃいますね。

 人に見てもらえるまでになるのには、
 大変な努力が必要かと思いますが、
 横路さんにとって、「表現することの魅力」とは?



横路
「表現することの魅力は、可能性が限りなくあるということだと私は思います。
経験したことや感情が増えると、また違った感じ方や表現が出来るようになっていたり!

どんな些細なことでも表現に繋がっていると思うと、日常を楽しく過ごせます。」



-日々の心の動き、感じたことなどを「表現」に活かしているということでね。

 コンサートを通して思い出していたのですが、このコンサートも、
 昨年、一昨年は、横路さんが司会を務めてきました。

 今年の井上さんの司会も良かったですが、
 横路さんの時も楽しく、明るく、
 皆が思わず笑顔になってしまうような司会でした。

 表現することを心から楽しみ、
 かつ、会場の皆さんにも楽しんでいただきたいという思いがあるから、
 見ている私たちまで幸せな気分になるんでしょうね。

 横路さん、ありがとうございます。



写真:長沼光彦
文: 平野美保
  


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2016年12月20日

ピカチュウが出る大学

京都ノートルダム女子大学には、
ピカチュウが出ます。

といっても、ポケモンgoの話です。



ただいま、クリスマス期間中の、
サービスで、
普段は、ちょっと珍しい、
ピカチュウが登場しやすくなっています。

そんなわけで、本学キャンパスにも、
現れます。


おまけに、サンタのような帽子をかぶっています。
(運営側は、ホリデーハットと呼んでいますが。)


ポケモンgoから離れつつある、
ユーザーを呼び戻し、
再び盛り上げようという、
意図のようです。


ただ、本学では、
喜んでいるのは、私くらいで、
学生のユーザーが戻ってきている様子は見えません。


画面で見る限りは、
かわいい、と学生は言うのですが、
ゲームをしようとは思わないようです。


ゲーム自体の面白さに、
もうひとつエッセンスを、
加えてほしいところのようです。


スマホのゲームもいろいろあるので、
ファーストチョイスには、
ならないようです。

ゲームを楽しんでもらうのも、
なかなか難しいですね。
ユーザビリティと、
他のソフトとの競合を意識する必要があるようです。



報告:長沼光彦



  


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2016年12月19日

待降節(たいこうせつ)

クリスマスイルミネーションの点灯式で、
理事長よりお話があった、
待降節を紹介しましょう。



待降節は、カトリックで、
クリスマス(降誕祭)の、
4週間前の日曜日(安息日)から行う、
準備の期間です。

クリスマスというと、
サンタさんが来る、
楽しい祭り、
というイメージですが、
カトリックにとっては、
救い主キリストが、
この世に降り立った日です。

日曜日に始まるのは、
カトリックにとって日曜日は、
仕事を休み、
礼拝を行う安息日だからです。



4週間は、かつて旧約聖書の時代が、
4千年と考えられたことをふまえ、
救い主が現れるのを待ち望む、
気持ちをふまえて準備するのです。



修道会によって、
行う儀式は違う場合もあるようですが、
ノートルダム修道女会では、
4つのキャンドルを用意し、
日曜日を迎える毎に、
ひとつずつ、灯す明かりを増やしていきます。




人生においては、
自分の力で切り拓いていくことが、
必要でしょう。


一方で、待つということも、
必要かと思います。

自分の力を超えたもの、
自分がまだ及ばないもの、
信ずるに足るもの。

自分の力の他に、
これを認め、
じっくりと待つ、というところに、
敬虔な態度が培われ、
自分の心も広がり、
また救われるのではないか、
と思います。



カトリックの信者は、
キリストという、人間の救い主を信じ、
信じることで、自分の行いを振り返ります。

自分の至らないところを自覚し、
キリストの御心にしたがうよう、
自分の態度を改めます。

そういう敬虔な態度を、
人は持っても良いのではないか、
と思います。




報告:長沼光彦  
タグ :待降節


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:10Comments(0)カトリック教育

2016年12月18日

2016年度 人間文化学科クリスマスコンサートを実施しました ②



プログラム後半は、卒業した先輩を中心にした演奏です。




まず、心理学部卒業・大学院心理学研究科修了生のOG 平石こづ恵さんを交え、J・S・バッハの「主よ人の望みの喜びよ」「G線上のアリア」を合奏しました。残念ながら、4人のスケジュールがなかなか合わず、練習不足でしたので、ちょっとためらいがちな演奏になってしまいました。乞う、ご宥恕。


次は、平石さんのフルート独奏で、ポップスナンバー2曲を披露してくれました。ピアノ伴奏は、田中先生です。

平石さんは、2015年度に開催された、第21回 みえ音楽コンクール フルート部門で銀賞を受賞されています。ふだんは福祉センター職員として勤務しながら、フルート演奏活動もされている先輩です。





曲目は、Boz Scaggsの代表曲「We're All Alone」 Mel Torme ・Robert Wellsによる「The Christmas Song」でした。心の張りや苛立ちがすっかり取れるような、やさしいメロディ、ほのぼのとする演奏でした。

いつも、人間文化学科コンサートに友情出演して下さる、平石先輩に心より感謝いたします。

プログラムの掉尾を飾るのは、人間文化学科・大学院人間文化研究科を卒業した梶谷琴恵さんのピアノ独奏です。梶谷さんも、2010年度ピティナ・ピアノコンペティションで予選優秀賞を受賞されています。

今年は、ショパン「ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58第4楽章「フィナーレ プレスト・マ・ノン・タント」を演奏してくれました(譜めくりは、音楽学ゼミで指導教授だった小川光 元教授が担当)。






難曲中の難曲を見事に弾きこなす姿は相変わらずでしたが、表現力においていっそう磨きがかかり、聴く者を圧倒する「何か」が演奏に加わっているな、と素人ながら感じ入った次第です。忙しい中、母校のために駆けつけてくれた梶谷先輩にも感謝いたします。


コンサートの最後は、カトリック校らしく、聖歌「しづけき」(プロテスタントでは「きよしこの夜」)を合奏・斉唱しましました。

そして、お開きとなった後、演奏者・来場者みんなでクリスマス菓子シュトーレンを頬張りながら、交流・懇談し、いつまでも楽しいひと時を過ごしました。


来週も1週間、授業はまだ続きますが、今年もこのコンサートを無事終えることができ、一年を締めくくることができたような気がしています。





演奏で参加した学生さんの一人が言うには、「とても楽しいコンサートでした。出場させてもらって本当によかったです。来年もぜひ参加したいです」とのことで、はや来年の曲目を物色し始めたようです。

来年は、出場者・来場者ともに、いっそう輪が広がって、学科行事としてさらに盛り上がることを期待します。


(報告者:コンサート企画担当 堀勝博)

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)学科行事

2016年12月17日

2016年度 人間文化学科クリスマスコンサートを実施しました ①

昨日、2016年度 人間文化学科クリスマスコンサートを開催しました。今回と次回、2回にわけてご報告します。

今年は、授業期間最終週にクリスマスや授業関連の諸行事が続くため(学院行事ノートルダム・クリスマスやキャリア形成ゼミ成果発表会など)、例年より1週間早めの開催となりました。

そのため、告知期間と練習期間が短くなり、演奏者も来場者も、いつもより少なめになったのは残念でしたが、昨年同様、年末を締めくくる、楽しくアットホームな学科親睦行事となりました。

司会は、おなじみ平野美保先生が指導されている「話し言葉・コミュニケーション」ゼミの学生井上惠利可さんです。プロのアナウンサーかと思うほど、安定感のある、見事な進行でした。





プログラムは、聖歌「ああベトレヘムよ」のオルガン演奏から始まり、バイオリン、ピアノと続いていきます。

1年次生 山本友美さんが演奏する「ホールニューワールド」 ディズニーの曲ですね。






同じく1年次生 田村未央さんが演奏する モンティ「チャルダッシュ」、4歳から楽器を始めただけあって、堂々たる演奏でした。






不肖私(堀)も、シューベルトの「アベ・マリア」を演奏しました。加齢と寒さと緊張とで、ビブラートが右手も左手も効きすぎて悲惨な結果に。。。





ピアノ伴奏は、いずれも本学課外レッスン講師 田中亜古先生がしてくださいました。







 
バイオリンの次は、ピアノ独奏です。1年次生 開田絢子さんが演奏するランゲ「花の歌」、ここ2週間ほど、集中的に練習していた成果が出て、ミスタッチもほとんどない見事な演奏でした。







続いて、3年次生、青木春佳さん。昨年に引き続いての出演です。人気曲、ベートーベン「悲愴ソナタ」の2楽章「アダージョ・カンタービレ」をしっとりと披露してくれました。司会者も、「大人らしさが出ていました」と的確なコメントをしていました。






プログラム中盤、サプライズ・パフォーマンスがありました。これは、学科コンサート初の企画です! 4年次生で、劇団「卒塔婆小町」に所属して演劇活動をしている横路久未さんが、コンテンポラリー・ダンス「I do, I do」を披露してくれたのです。







小さい頃からバレエに親しんだ横路さんは、今では社会人のダンス教室の指導もするほどの技量ですが、大学でダンスを踊るのは初めてだとのことでした。しなやかな身体をすばやく動かし、とても華やかな舞踊でした。多才な彼女の、卒業後の活躍が期待されます。







 次回②に続く


(報告者:コンサート企画担当 堀勝博)



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:59Comments(0)学生の活動報告学科行事

2016年12月16日

少し雪がちらついたようです


外の寒さは、ずいぶん冬らしくなりました。



本日は、京都で、
雪がちらついたところもあったようです。



キャンパスを歩くと、
まだ、薔薇が咲いている場所もあります。



ただ、あまり、のんびりと歩く季節では、
なくなってきたようです。




校舎の中は、
暖かいのですが、
だから、なおのこと、
外が寒く感じるのかもしれません。



報告:長沼光彦
  
タグ :寒さ


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:23Comments(0)日記

2016年12月15日

話を合わようと思えば、良いというものではない


専門的な話は、知らない人には、
ピンと来ないということは、
多々あります。



そんなわけで、
学生に興味のありそうなところから、
話をはじめて、
専門的な話へ引き込もうと、
考えたりします。



詩のリズムの話をするために、
皆が知っていそうな歌を、
取り上げました。

最近ヒットしたアニメ映画、
「君の名は」の挿入歌、
RADWIMPSの「前々々世」を、
流してみました。


ところが、中には、
知らないという人も。

アニメで流行していたら、
学生は皆観ているだろうというのは、
思い込みだということです。



学生も一人一人好みがあり、
多様であるということです

多様な好みを持つ学生に、
話を聞いてもらうためには、
相手のことを知る必要があるでしょう。

興味を持てる授業をするためには、
普段から学生の話を聞く必要があるわけです。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:23Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2016年12月14日

3年生合同で就活セミナーを行いました


人間文化学科では、学科でも独自に、
就活の準備活動をしています。


顔なじみで集まった方が、
取り組みやすいかな、
と考えています。


今回は、マイナビさんにご協力いただき、
就活の際に、自己分析をして、
どのように自己PRをしたらよいか、
実際に作業してみました。



マイナビさんに、用意していただいた、
作業シートにしたがって、
自分の経験を書き、
そこから自分の特徴を、
考えていきます。



大学でも、キャリアセンターの主催により、
エントリシートの書き方は、
学んだりします。

今回は、ペアで作業をしたので、
顔見知りの方が、
取り組みやすかったようです。



これを機会に、
就活に取り組み気持ちを、
高めてもらえると良いですね。

大学のキャリアセンターも、
積極的に活用していきましょう。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:29Comments(0)キャリア教育・就活・インターンシップ

2016年12月13日

来週月曜日は、ノートルダムクリスマスです。


すでにイルミネーション点灯式の様子を、
お知らせしましたが、
来週月曜日、12月19日は、
ノートルダムクリスマスを開催します。



小学校、中学高等学校、
女子大学の、
ノートルダム女学院3校で、
クリスマスを祝います。



聖歌演奏、聖書朗読、降誕劇を、
行います。


大学の学生は、聖書朗読、司会を、
担当する予定です。

当日の様子は、またお知らせします。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:23Comments(0)日記

2016年12月12日

入試相談会を開催しました

12月に入り、
1月の入試の季節が迫ってまいりました。

受験生の皆さんの疑問に答えるため、
12月10日土曜日、
入試相談会を開催しました。



受付開始時間は、13時からでしたが、
早くから多くの皆様にご来校いただきました。
ありがとうございます。


入試に関する全体的な説明を行い、
その後は、個別相談、
キャンパスツアー、
在校生への質問コーナーなど、
必要に合わせて選んでいただきました。



本学と入試に関して、
じゅうぶん理解していただけたでしょうか。

よろしければ、本学入試課または広報課に、
お問い合わせいただければ、
いつでも対応いたします。

よろしくお願いします。



報告:長沼光彦

  
タグ :入試相談会


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:55Comments(0)日記