2016年11月30日

文学の仕組みを学ぶ

文学を学ぶということは、
文学の仕組みを研究する、
ということです。



化学を学ぶ人は、
物質の仕組みを研究します。

生物を学ぶ人は、
生物の仕組みを研究します。


これらと同じように、
人が文学の内容をどのように理解しているのか、
その仕組みを考えます。



そんな面倒なことを考えなくても、
文学を読むことはできる、
という方もいるかもしれません。


化学や生物学がそうであるように、
学問はいずれも、
物事の仕組みを考えるものです。


文学の仕組みがわかれば、
内容に、新たな発見があります。

今までとは違った読み方が、
できるようになります。



生物の体が筋肉で出来ている、
と知っているから、
自分の体も鍛えてみようかな、とか、
筋肉を鍛えるためには、
タンパク質が必要だな、とか、
考えます。


文学も、言葉の組み合わせで出来ていますから、
その組み合わせの仕組みを知れば、
文学の読み方が鍛えられます。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:47Comments(0)日本語日本文化領域

2016年11月29日

北山通りのクリスマスの装い


先日は、本学の、
クリスマスイルミネーション点灯式
の様子をお伝えしました。



京都でも、11月に入ってから、
あちこちで、クリスマスの飾りが、
見られるようになりました。


大学に続く道でもある、
北山通りのお店も、
クリスマスらしいイルミネーションで、
飾られています。




同じ北山通りにある、
植物園のブライダルの話も、
ご紹介しましたが、
夜の北山通りも、
良い雰囲気です。



京都の老舗の洋食店やパン屋さん、
人気の洋菓子屋さんもあります。



大学の帰りにちょっと歩いてみるのも、
楽しいですね。

卒論を書いている4年生には、
そんな暇はありません!、
と怒られそうですが。

(大学の周りの夜の風景も、
いろいろあります。)


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:45Comments(0)日記

2016年11月28日

卒論がんばってます


この頃、夜遅くまで、
図書館で活動する学生を、
多く見かけるようになりました。



卒論の締め切りが迫ってきて、
熱心に作業を進めているわけです。


図書館で、学生を指導している教員も、
見かけます。



この時期図書館は、開館時間を延ばし、
夜の9時まで、勉強することができます。


熱心なのは良いことだと思うのですが、
もっと早い時期に、エンジンをかけても、
良いのではないかなと、
思わないでもありません。




報告:長沼光彦  
タグ :卒論図書館


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:49Comments(0)日記

2016年11月27日

京都府立植物園の花嫁

ここのところ、
京都府立植物園の前あたりで、
よく花嫁さんを見かけます。



(もちろん、お婿さんもいます。)

(ときには、付添人に、
ドレスの裾を持ってもらって、
移動する新婦さんもいます。)

(ドレスから、打ち掛けまで、
衣装も様々です。)


(写真は北山通りの風景です。)


北山には、結婚式場があるので、
そちらで見かけることもあります。

ただ、植物園から出てくるところを見かけたので、
植物園を散策しにきたのかなと思っていました。

それにしても、頻繁に見かけるので、
北山の結婚式では、
植物園に行くしきたりでもあるのかと、
勝手に想像してました。



ちょっとインターネットで調べてみますと、
植物園で、結婚式の前撮りをする、
というプランがあるそうです。

(ロケーションフォト、プレウエディング、
フォトウエディング、と言ったりするようです。)

(見本を見ましたら、素敵な写真を撮ってくれるようです。)


それから、近くのレストランでは、
結婚式や二次会のプランも、
用意しているようです。



私が知らないだけで、
植物園は、おめでたい場所となっていたようです。


おかげで、よく見かける私にも、
御利益があるような気がしています。




報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:00Comments(0)日記京都

2016年11月26日

紅葉の季節もそろそろ終わりでしょうか 花のある大学38 


本学キャンパスや、北山通りを見ていると、
紅葉の季節もそろそろ終わりでしょうか。


落葉が増えています。
桜はすっかり葉を散らしました。



紅葉はまだきれいなところもあるのですが、
最近の雨で、色が変わってきています。



北山通りの銀杏も、だいぶ葉を落としました。



葉の散っているところを、
撮っていると、
学生に、もっときれいなときに、
撮ればいいのに、
と言われることもあります。



ただ、うつりかわる様子を、
見るのもなかなか楽しいと思いますよ。

報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:35Comments(0)日記新館・校舎紹介

2016年11月25日

クリスマスイルミネーション点灯式


本日、11月25日金曜日、17時より、
クリスマスイルミネーション点灯式を、
行いました。



いずこでも、そろそろ、
クリスマスの飾りが見られますが、
カトリック校の本学では、
少し意味合いが違います。



クリスマスまでの、約4週間を、
イエス・キリストの降誕を待つ期間として、
待降節(たいこうせつ)〔アドベント (Advent)〕
といいます。


今年は、待降節第一主日を、
11月27日の日曜日として、
儀式が始まります。

日曜日は、学生がいないので、
少し早めに、
本日イルミネーションの点灯を行いました。

待降節については、
理事長が点灯前に、
お話しました。



イルミネーションは、
校舎ユージニア館のグラスタワー。



下鴨本通沿いの、
ヒマラヤ杉にしつらえた、
大きなクリスマスツリー。



そして、ノートルダム小学校側の、
交差点に面したモニュメント。
(小学校と大学で、一緒に、
イルミネーションをしています。)



3カ所で点灯されました。



イルミネーションが点灯されると、
皆で賛美歌、
「もろびとこぞりて」「しずけき」
を合唱しました。



点灯の瞬間、
参加した学生から、
わあ、と声があがりました。


そして、式のあとは、
記念撮影です。

学生が喜んでくれると、
何よりです。


イルミネーションは、
クリスマスまで行います。
よろしければ、お立ち寄りください。




報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:30Comments(0)日記新館・校舎紹介カトリック教育

2016年11月24日

ゼミ分属説明会を開催しました

本日、2年次生に向けて、
3年ゼミ、専門演習の、
分属説明会を行いました。



年度末が近づいてきましたので、
そろそろ来年度のことを考える時期となりました。


それぞれの教員の授業を、
聴講しているわけですが、
どんなゼミをしているのか、
イメージがわかない場合もあるようです。

そんなわけで、
教員がそれぞれ、
どのようなゼミか説明します。



学生の皆さんは、
どんなことをしたいか、
ある程度イメージがあるでしょう。

そのモチーフに最もあったゼミを、
選んでもらうことになります。


また、同時進行で、別の教室では、
1年生には、2年次ゼミ発展演習の、
説明を行いました。



2年生は、前期と後期で、
2種類のゼミを選択します。

3年生の専門演習を選択する前に、
自分がどんな研究に合っているか、
大学の学びの方向性を考えます。


学生の皆さんは、
熱心に聞いていましたが、
一度に、いろいろな教員の話を聞いたので、
少しお疲れのようでした。




報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:30Comments(0)授業紹介

2016年11月23日

勤労感謝の日とお会式

本日、11月23日は、
勤労感謝の日です。

少し歩いてみると、
お会式を行う寺がありました。



お会式は、法会(ほうえ)の儀式のことですが、
特に、日蓮宗の宗祖(日蓮ですね)の、
忌日に行われる法会のことを言います。

日蓮宗のお寺さんで行われる法会ですね。

お寺さんによって、
10月13日の忌日を新暦で行う場合もあり、
旧暦の10月13日を、新暦に換算して、
11月に行う場合もあります。

また、23日に行うお寺さんもあるように、
信徒さんのために、
休日に行うなど、
営まれる日は、幅広いようです。

江戸時代より、秋の風物詩と見なされ、
俳句の季語にもなっています。



中原中也に、
「お会式の夜」という詩があります。


     お会式の夜

 十月の十二日、池上の本門寺、
 東京はその夜、電車の終夜運転、
 来る年も、来る年も、私はその夜を歩きとおす、
 太鼓の音の、絶えないその夜を。

 来る年にも、来る年にも、その夜はえてして風が吹く。
 吐く息は、一年の、その夜頃から白くなる。
 遠くや近くで、太鼓の音は鳴っていて、
 頭上に、月は、あらわれている。

 その時だ 僕がなんといふことはなく
 落漠たる自分の過去をおもひみるのは
 まとめてみようといふのではなく、
 吹く風と、月の光に仄かな自分を思んみるのは。

      思えば僕も年をとった。
      辛いことであった。
      それだけのことであった。
      ――夜が明けたら家に帰って寝るまでのこと。

 十月の十二日、池上の本門寺、
  東京はその夜、電車の終夜運転、
  来る年も、来る年も、私はその夜を歩きとおす、
 太鼓の音の、絶えないその夜。

                   (一九三二・一〇・一五)

池上本門寺は、日蓮聖人が、
弘安5年(1282年)、10月13日辰の刻(午前8時頃)、
61歳で入滅したとされる地に建てられた寺です。
場所は、東京の大田区です。

電車の終夜運転と書かれているとおり、
お会式は、多くの人が訪れます。


太鼓の音と、人混みの賑やかさとは逆に、
辛いという気持ちがふと浮かんだようです。

しかし、その気持ちに強くこだわるのではなく、
いつものように、家に帰って寝るだけだといいます。

その気持ちにこだわらないとはいえ、
まっすぐ家に帰るわけではなく、
夜を歩き通すのだといいます。

そこに、独特のつらさとのつきあい方が、
書かれているように思います。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:06Comments(0)日記京都日本語日本文化領域

2016年11月22日

ときには適当力


年末になりますと、
卒論など、
いろいろな締め切りが近づいてきます。


学生は真面目なので、
いいものに仕上げようと、
がんばっています。


そういう努力に水を差してはいけませんが、
ちょっと違う見方をご紹介しましょう。



仕事は質も大切ですが、
締め切りを守ることも大切です。

私の広くはない社会経験からいって、
約束を守らないのが一番悪いことです。

ですから、締め切りが第一です。


締め切りまでに形ができあがっていれば、
先方の要求で、修正することもできます。

一番悪いのは、話し合うきっかけとなる、
形がないことです。



あまり出来映えにこだわりすぎると、
仕事ができあがらないことが、
間々あります。

そういうときに、まず締め切りを優先して、
えいやっと、仕事を仕上げることを、
「適当力」と呼んでおきます。



適当といっても、
いいかげんにするのではありません。

締め切りを守るためには、
自分の力を見極めて、
できること、できないことを
区分けする必要があります。

また、自分の力を見て、
できあがるまでの時間を、
逆算する必要があります。


つまり、えいやっとやるためには、
締め切り間際に、
自分のできることと、残り時間を、
きちんと考えて、
踏ん切る必要があります。

ここでいう適当は「適切」ということでもあります。
自分を客観的に見ることができる「適切」な判断力です。



もちろん、いつでも、
えいやっと、やっていると、
そのうち怒られます。

最低限のことはクリアしなければ、
いけません。
(そういう見極めも必要ですね。)

適当力は、土俵際まで、
追い詰められたときに出す、
とっておきの力でもあります。



まじめな人は、こういう適当力を、
なかなか発揮することができません。

とはいえ、結果は出さないよりは、
出した方が良いと思います。

ひどいものは出さない方が良い、
という美意識もわかりますが、
一度形にしておくと、
反省して、次の仕事につなげられます。

たぶん。





報告:長沼光彦


  
タグ :卒論適当力


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:14Comments(0)日記

2016年11月21日

就活体験談を紹介します


キャリアセンターでは、
4年生が、就活の体験談を、
3年生に紹介しています。

(キャリアセンターホームページはこちら



どんな話をしているのか、
ちょっとお邪魔すると、
エントリーシートなど、
実際就活に使ったものを
見せてくれました。



自分をアピールするために、
写真を使ったり、
文字を凝ったり、
経験者ならではの工夫が覗えます。



就活は始めてみないと、
わからないことがいろいろあると思います。

先輩の話を聞いて、
役に立ててもらえると良いですね。




報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:12Comments(0)キャリア教育・就活・インターンシップ

2016年11月20日

社会に出て役立つこと


先日、昨年の卒業生が遊びに来て
話してくれたことです。

(つい、こないだも、また一人遊びに来てくれました。
卒業生がよく、顔を出してくれます。)



社会人になって、必要だと思ったことは、
新しいことに挑戦する姿勢だそうです。

大学のどの学部学科に入ったとしても、
学んだことが、
そのまま仕事につながるわけではありません。

学んだことを基本としながら、
それぞれの職場で、
新しいやり方を身につける必要があります。



遊びにきた卒業生は、
お客様対応をする部署なのですが、
そこでマニュアルを作ることになったそうです。

そんなときに、人間文化学科で、
いろいろと学んだことが、
ヒントになっているとのことです。


人間文化学科では、
話ことば教育や、冊子づくりなど、
表現方法を学び、研究しています。

また、文学や美術など、
種々の文化表現を学んでいます。



在学中は、
その学びが何の役に立つのか、
はっきりとわかっていなかったそうです。

しかし、いざ仕事をするとなると、
そういう学びや、ゼミなどを通じて実践したことが、
よい経験となって、
仕事に役立つことがあるのだそうです。


大学の学びは、
専門性を身につけることも必要ですが、
あとでじんわりと役に立つ汎用性を、
育てることも大切です。

(社会人基礎力という場合もあります。)
(目先の価値に囚われない学びが、
ある話も前にしました
。)



人間文化学科では、
そういう、じんわり役立つ、
多様なジャンルにわたる、
学びを用意しているつもりです。

ですから、卒業生から、
役立ってますよ、
と言われると、
ちょっと嬉しかったりします。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:49Comments(0)日記キャリア教育・就活・インターンシップ

2016年11月19日

日本年中行事論 特別講義 第一回  於下鴨神社 《続》



日本年中行事論 特別講義 第一回  於下鴨神社 《続》 


境内を案内していただいた後、参集殿と呼ばれる建物に入り、講義を聴講させていただきます。

講師は、下鴨神社 権宮司(ごんぐうじ)でいらっしゃる 宮 暘(みや よう)先生です。




御講義は、下鴨神社や糺の森の歴史について、地図や写真を見せていただきながら、わかりやすく進められました。

神社がどのようにして起こり、どのように発展していったのか、幕末以前は現在の40倍もあった社地がなぜ現在の面積になったのか、といった興味深いお話が続きます。





応仁の乱や室戸台風など、数多くの危難に見舞われながら、現代まで連綿と続いてきた下鴨神社の歴史の長さを思わずにはいられません。

そして、最後は学生たちの質問に答えてくださる形で、お話しくださいました。





学生から出された質問は、以下のようなものでした。

Q1.神社の境内にたくさん他の神社があるのはどうしてですか?

Q2.神社で結婚式をしたいと思いますが、いつ頃から神社で結婚式をするようになったのでしょうか?

Q3.どうして神社の境内に小石がいっぱい敷いてあるのですか?

Q4.大きく反った形の御手洗橋は、私たちも渡ることができるのですか?  

Q5.この夏、糺の森のライトアップに来たのですが、どのような経緯で行われたのですか?






宮先生のお答えは丁寧で詳しいものでしたが、ここではお答えの結論のみをご紹介します。

A1 摂社、末社    A2.明治時代    A3.一種の舗装    A4.不可。神の橋。    A5.初の試み。






今回のご講義はここで時間切れとなり、次回、第二回(12月に実施)に続きます。またこのページでご紹介したいと思います。


(報告者:堀勝博)




    


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)日本語日本文化領域

2016年11月18日

日本年中行事論 特別講義 第一回  於下鴨神社 

 

日本年中行事論 特別講義 第一回  於下鴨神社 



人間文化学科 3・4年次生 選択科目「日本年中行事論」の特別講義を下鴨神社(正式名称:賀茂御祖神社)で実施しました。同授業の特別講義を下鴨神社のご厚意により実施させていただくようになってから7年目を迎えます。




学生たちは、卒業後も世界文化遺産である神社で授業を受けたことを印象深く記憶しており、やはり体験・体感することが学習効果上も重要であることを通感します。





さて、今年度も、前半30分は、出仕〔神職の役職名〕の原先生のご案内で、境内をご案内いただきました。

50名近い出席者は、晩秋の明るい日差しの中、丹塗りの建物が目に鮮やかな境内を歩きながら、説明をうかがいます。






以下、原先生のご講話の一部を抜粋してご紹介します。

下鴨神社、正式名称 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言い、その歴史は古く、上代に瑞垣を修理したという記録があるほどです。




本殿は国宝、楼門などの社殿は重要文化財で、平成6年(1994)には、糺の森も含め、神社が世界文化遺産にも指定されました。

御手洗池(みたらしいけ)は、今も地下から湧き出る清水をたたえており、葵祭で斎王代が手を水に漬けるシーンを見たことがあるでしょう。





8月末に行われるみたらし祭では、この池に足を浸ける「足つけ神事」が行われ、一年の無病息災を祈ります。

この池の水面に浮く水泡に見立てて団子を作ったのが、みたらし団子の発祥とも言われています。

   〔続く〕




 (報告者:堀勝博)




   


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:05Comments(0)日本語日本文化領域

2016年11月17日

LINE友だちになってもらいました


スマホに替えたので、
学生とLINEで連絡をとることにしました。

ガラケーを使っていたときに主に使っていた、
メールは、もうほとんど使わないし、
見ない場合が多いのだそうです。


LINEの知り合い一覧は、
「友だち」と表記されます。

そんなわけで、
学生にLINE友だちになってもらいました。


もっとも、私が連絡するのは、
レポートの締め切りは××日です、
といった、つまらぬ用事なので、
友だちになりがいが、
ないかもしれません。



LINEが始まった頃は、
プライベートなコミュニケーションツール
だと思っていたのですが、
最近は、バイトや仕事でも、
使うようになりました。

「友だち」という表記のとおり、
最初はプライベートな範囲だったものが、
バイトのシフトを決めたりする、
連絡掲示板のような、
仕事を管理するツールになっているのです。



使ってみると、個人的な好みなど、
プライベートな面がわかるようになっているので、
そのへん、どうなっているのだろうか、と、
LINE初心者は思ったりします。

(本当に、友だちなら、
コミュニケーションの、
良いきっかけになると思いますが。)

バイト先の雇い主に、
プロフィール画面を見られるのは、
どうなんだろう、とか思うわけです。

まあ、今度、学生に教えてもらうことにしましょう。



報告:長沼光彦
  
タグ :LINEスマホ


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:03Comments(0)日記

2016年11月16日

林啓二先生 「日本舞踊への誘い」 ―1年次生必修科目「基礎演習」一斉授業

  林啓二先生「日本舞踊への誘い」  


1年次生必修科目「基礎演習」の一斉授業で、日本舞踊林流分家・林啓二先生を東京からお迎えし、特別講義を実施していただきました。

「基礎演習」は、人間文化学科の必修科目で、1年次生に大学の授業になじんでもらうために設置されました。学科の専攻分野である「人間文化」を多角的かつ実践的に学んでもらうため、一年に何度か、各界の有名な「文化」の専門家を講師にお迎えし、一斉授業を実施しています。

今年は、前期(7月7日)後期(11月11日)の2回にわたり、日本の伝統文化を深く学ぶため、林先生をお招きしました。



授業の前半は日本舞踊の歴史や基礎知識に関する講義でした。日本舞踊と深い関係がある歌舞伎の歴史、その歌舞伎とともに発展を遂げていった音楽や舞踊の歴史について、わかりやすく解説してくださいました。

現在では、日本舞踊は200もの流派があるそうです。

そして、日本舞踊で用いられる唄や楽器・道具について、例を挙げながら順番に説明してくださいました。

唄は、小唄、端唄、長唄、清元節、義太夫節、一中節など各種あり、三味線も太棹になるものもあります。

楽器では、大鼓、小鼓、笛、締太鼓だけでなく、梵鐘、あたり鉦、チャッパ、大太鼓なども用います。あたり鉦は、祇園祭のお囃子でも使われるものですが、その撥先についているのが、鹿の角だったとは初めて知りました。

それから、日本舞踊では、大変重要な役割を担う、扇子(舞扇―まいおうぎ)についても興味深いお話がありました。「見立て」と言って、扇子がさまざまなものに変身するのです。林先生が今回挙げられたのは、以下の通り― 手紙、鏡、傘、編み笠、キセル、釣り竿、舟の棹、刀、槍。


授業の後半は、舞踊の実演です。




演目は、「京の四季」―これは舞妓さんがお座敷で踊る演目です。しっとりとした女性らしさが魅力的です。

その後、舞踊の基礎伝授ということで、「やっとん節」を教えていただきましたが、手と足とがなかなかうまく合わせられず、運動神経が求められます。5分もするうちに身体が熱くなってきました。

授業の最後は、長唄「越後獅子」のさわりの部分を見せていただきました。鞨鼓、四つ竹、サラシなど、いろいろな道具を使い、故郷の越後への望郷の念断ちがたい角兵衛獅子の哀感ただよう華麗な踊りです。

学生たちは、最後のサラシを使った見事な踊りに目を奪われていました。

授業が終わった後、実際に四つ竹やサラシを使わせていただきましたが、簡単そうで、なかなか思うようにはいきません。




プロの方が実際に使われるお道具を実際に触らせていただくなんて、一生に一度の体験なので、学生たちも目を輝かせていました。

日本舞踊、日本の伝統芸能が、非常に身近になった、貴重な体験でした。

林先生、素敵な御講義、ありがとうございました。


(報告:基礎演習Pクラス担当 堀勝博)













   


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2016年11月15日

大学で得るもの 


昨日の物故者ミサでうかがった、
一場修神父の御言葉を、
もうひとつ紹介しましょう。



大学では、目先の利益に囚われずに、
自分の価値を高めることを学ぶと良い、
ということを、おっしゃいました。


これも、昨日の話とつながっており、
目先の利益に囚われると、
本当に大切なものを見失う、
ということだと思います。



私たちは、ついつい、
結果が出やすいこと、
短期的に得しやすいことに、
目が向きがちです。

昨日の話で言えば、
お金儲けですね。



では、何に目を向けるべきなのでしょうか。
聖書の言葉で言えば、
「神の前に豊か」になることです。

神の目にかなうような、
人間として豊かな生き方に、
目を向けるということですね。


大学という場所は、
当面の利益の追究を離れて、
大事なことを、じっくりと考えられるところです。

もちろん、卒業すれば、
働くのは当然ですが、
人間として豊かなものを持った社会人と、
目先のことにばかり気をとられて育ってきた社会人では、
どちらが、世の中に必要な人間になれるでしょうか。



カトリックの大学は、
「神の前に豊か」という価値を重んじて、
人として豊かになることを目指しています。

(昨日は、スーパームーンでしたね。)

報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:37Comments(0)日記カトリック教育

2016年11月14日

人を想うこと 物故者ミサ

本日、11月14日、
本学にて物故者ミサを行いました。



物故者ミサは、本学教職員や卒業生をはじめ、
京都ノートルダム女子大学に関わり、
帰天された方々を想う式典です。


本日いらしていただいた、
京都司教区、一場修神父は、
帰天された方々を想うことで、
人と人のつながりを顧みて、
将来、社会に貢献できる人間となることを、
目指しましょう、とおっしゃいました。


この御言葉を受けて、
人とのつながりを重んじることの意味を、
少し考えてみたいと思います。



聖書が、
旅人をもてなすこと
(ヘブライ人への手紙 第13章 1-2)
「善きサマリア人」
(ルカによる福音書 第10章 25-37)
などで語るように、
他者への思いやりを重んじていることは、
よく知られています。

なぜ、人を思うことが大切なのでしょうか。
人間は、人を思うことを忘れると、
おそらく、貪欲に囚われるからです。



愚かな金持ちのたとえ話
(ルカによる福音福音書 第12章 12―21)では、
自分のためにだけお金をためようとして、
周囲を顧みない、金持ちの話が語られます。

人間は、自分だけが金持ちになれば、
幸せになれると思ってしまいます。

しかし、お金が儲かるのは、
人が自分のものを買ってくれるからでしょう。
自分のものを信頼してくれるからでもありましょう。

また、お金を遣うときも、
誰かのものを買うのでしょう。
そこにも信頼が必要です。

そういうことを忘れると、
自分だけが金を持てば良いと思います。

ついには、人を騙してでも、
人を陥れてでも、
お金を持ちたいという、
貪欲に囚われます。



そういう人は、食欲や権力欲を、
満たすことはできるかもしれません。
(そういう欲望も、七つの大罪と言われる、
貪欲のうちに入ります。)

しかし、本来ほしいものは、
手に入らないのです。

キリストは厳しく、
「自分のために富を積んでも、
神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」
と述べました。



もちろん、私は、
信仰者のように、
説教する資格はありません。

とはいえ、人のことを想うと、
自ずと、自分の貪欲がやわらぐことは、
実感します。

逆に、人とのつながりを忘れると、
貪欲にも、傲慢にも、憤怒にも、
囚われるように思います。

聖書の言葉は、
誰にも、通じるものだと思います。


報告:長沼光彦




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:14Comments(0)日記カトリック教育

2016年11月13日

ポケモンgoで京都フィールドワーク 四条、寺町界隈

ポケモンgoを活用してみよう。
ということで、スマホを片手に、
京都フィールドワークに出かけてみました。


(2年次ゼミで、googleマップで、
京都を発見しよう
、ということをしていたので、
関連づけられるかなと思いました。)


ポケモンgoは、GPS(Global Positioning System)、
衛星による位置情報システムを使った、
ゲームです。
車のナビと一緒だと思うと、わかりやすいでしょう。


ただ、ナビほど情報が密ではなく、
いくつかの場所が、ポケストップという、
ゲーム進行に必要なポイントとして、
設定されているだけです。

ですから、ポケモンgoだけで、
名所をめぐることはできないのですが、
どの名所がポケストップになっているか、
見てみようということで、
四条、寺町界隈を歩いてみました。



以前報道にあったとおり、
参拝目的ではないお客さんに、
ご遠慮いただくため、
ポケストップを除けてもらった寺は多いようです。

たとえば、新京極の蛸薬師は、
ポケストップではありませんでした。
(もともとなっていなかったかもしれませんが)



とはいえ、四条界隈は、
ポケストップが数多くあります。

例えば、パチンコ店の看板の風神雷神図が、
ポケストップになっています。
(風神雷神図は、建仁寺所蔵で、
京都博物館に寄託されています。)

(写真は、太陽の光で、
雷神風神が見えませんね。)

レンタルオフィスビルの壁にある、
山鉾の車輪を模したオブジェが、
ポケストップの場合もあります。



そのビルが、ポケストップにしてほしいと、
申し出たのかもしれません。
あるいは、図版が京都っぽいから、
選んだのでしょうか。
(スマホにその場の写真が出るので、
スタッフが取材するか、
どこかから拝借しているのだと思います。)


あとは、ポケモンgoということで、
携帯ショップが、ポケストップになっていました。


これがポケストップか、
という発見はありますが、
2度目は、単なるゲームをする場所に、
なってしまうかもしれません。

現実の風景とゲームの結びつきが弱く、
ゲームをする人にとっては、
風景はゲームの一部となってしまうでしょう。
(それで、迷惑をかけたりすることもあるかもしれません。)


一方で、通行する人が気づかないような、
神社やお地蔵さんを、
ポケストップにしている場合もあります。

寺町通りの、火除け天神は、
ビルの陰になっているので、
なかなか気づかないかもしれませんが、
ポケストップになっています。


こういう発見は、面白いと思いました。

(こんなふうに、ビルの横を、
奥に行かないと、本殿に行けないのです。)

難しいとは思いますが、
ポケモンgoで、
スタンプラリーのように、
名所巡りができたら、
また新しい遊び方ができるのではないでしょうか。

江戸時代から、七福神巡りのように、
複数のお寺を廻る楽しみがありました。

特定の場所で、特定のポケモンをつかまえ、
7つ集めると、何か起こる、
というのは、面白くないですか。

宝探しのような要素を入れた方が、
楽しくなると思います。
(私は、自分で勝手に、
想像して楽しんでますが。)

(写真は、火除け天神の、
撫で牛です。)


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:40Comments(0)京都フィールドワーク京都日本語日本文化領域

2016年11月12日

紅葉の季節になりました 花のある大学37


今週京都は、水曜日、木曜日と、
急に気温が下がりました。

おかげで、紅葉の季節が始まったようです。

(写真は、北山の植物園前です。)


学内も茶室の脇のもみじが、
赤く染まりまじめました。


この土日に、また少し気温があがるので、
どのように移り変わるかわかりませんが、
中旬には、例年なみに、紅葉が楽しめるようです。



急に寒くなって、
体に気をつけた方が良いのですが、
秋らしくなってはきたようです。


報告:長沼光彦  
タグ :紅葉


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:40Comments(0)日記新館・校舎紹介

2016年11月11日

ポッキーの日にポッキーでおいしくプログラミング入門!

このブログでこれまで紹介したように、学内には「LilyPad研究会」という、
かわいいものでプログラミングに入門できる会があります。

金曜日の夕方に研究会をすることが多いのですが、ちょうど今日の金曜日が、
11月11日でポッキーの日なので、ポッキーでプログラミングを学びます。

そして、せっかくなので外部の方の参加も受け付けることにしました。
(ただし、参加される方は事前に、lilypad@pen.moe.hm にメールでお知らせください。)



使うのは、グリコード というアプリです。

http://cp.glico.jp/glicode/howto/

ポッキーなどのグリコのお菓子を実際に並べてプログラムを書き、
その写真を撮って、アプリで実行させることができます。

いつもは「かわいくプログラミング!」が合言葉ですが、
今日は「おいしくプログラミング!」を合言葉に、
研究会を開催します。



極細ポッキーやふわふわ太ポッキー(抹茶)も、
ポッキーとして認識されるのでしょうか?(後日、報告します。)

以下が、確実にグリコードに使える三種のお菓子です。




追記

今日のイベントが終わりました。
極細ポッキーもふわふわの抹茶ポッキーも認識しました。ビスコも使いました。
以下が、今日の写真です。プログラミングに使ったお菓子は、みんなで食べました。








報告:吉田智子
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 07:11Comments(0)情報関連の資格や活動