2016年09月22日

アクティブラーニングもいろいろある

今、日本の教育界は、
21世紀型のスキルを身につけるため、
アクティブラーニングを、
推進しようとしています。


上田信行先生が、実践の子ども学で、
今、教育界が変わろうとしている、
とおっしゃったのも

その話です。


アクティブラーニングとは、
端的に言うと、
学生や生徒の、主体的な参加を促す、
学習方法です。

21世紀に、なぜそれが必要になるかというと、
現代を、答のない時代と、
位置づけるからです。

21世紀の世の中は、新しい事態(特に困るような事件)が、
年々起こり、これに対応していく必要があります。

自分で解決しなければならないのが、
21世紀を生きる人間の生き方です。

そこで、アクティブラーニングを、
課題解決型学習と、
いうこともあります。



上田信行先生が、研究している、
子ども学
は、
そのアクティブラーニングと、
共通点もあり、異なる点もあります。

上田先生は、
プレイフルラーニングという言葉を、
使っているように、
人間の主体性は、
楽しむこと、チャレンジすること、
そういう気持ち(マインド)に、
変わることが必要だと考えています。

そういう話は、
今世間でいう、21世紀型スキルで、
大きく採り上げられているわけではありません。

しかし、そのプレイフルな要素が、
人を動かすということに、
共感する人は多くいます。

つまり、アクティブラーニングと一口に言っても、
いろいろなアクティブラーニングがあるのです。

むしろ、これから育てていく、
教育の考え方です。


教育現場の先生方の話をうかがうと、
それぞれ、生徒や学生の、
やる気をどうやって、導き出すか、
ということを考えていらっしゃいます。

そういう考えを持っている先生たちは、
すでに、それぞれのアクティブラーニングを、
試みていると思います。

そういう、いろいろな試みを知ることが、
アクティブラーニングの意味を、
考えるきっかけになります。



人間文化学科でも、
京都フィールドワーク、話し言葉教育、
などの名で、学生が主体的に取り組む学び、
実践的な学習を進めてきました。

LilyPad研究会、編集倶楽部、
ライブラリーメイトなど、
学生の自主的な勉強会から、
スタートした活動も、
その一環です。)



この機会に、
いろいろなアクティブラーニングを取材して、
より面白い、実践型学習を推進したいと、
思っています。

報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)授業紹介アクティブラーニング