2016年09月08日

ポケモンGOは、地域格差があるらしい


ポケモンGOで、文化を考える話の続きです。



話題のポケモンGOですが、
地域によって、ポケモンの出現する割合が、
異なるようです。

有名な公共施設を中心とした、
地図データを用いているため、
目立った施設のない地域では、
ポケモンが出現しないようです。


目立った施設がない、
というのも、失礼な言い方かなと思いますが、
開発元が、いわゆる名所、ランドマークと、
判断しないと、
(プログラムが判別してるのかもしれませんが)
ポケモンが出現する場所にならないわけですね。

最近の報道では、
ポケモン出現の地域格差を解消する方向で、
開発元が考えている、とのことです。

スマホのゲームですから、
場所によって、
遊びにくくては困りますね。




香港から来ている留学生に、
香港でのポケモンGOの地図を見せてもらいました。

すると、ポケモンを闘わせる、
ポケモンジムが、
近い地域に林立しています。

海外でも、都市部は、
ポケモンが多く出現するようです。



一方、京都は、
お寺や神社で、
ポケモンが出現しないように、
依頼をしているところもあります。

ポケモンを捕まえに来る人が押し寄せて、
参詣、参拝にいらした人の、
妨げになる場合があるようです。


ポケモン自体は、
お寺や神社と、関わりがありません。

そのあたりが、現実とゲームを結びつけているようで、
うまく結びついていないところかと思います。

ピカチュウの出現場所として、
有名になることで、
人を呼ぶきっかけにすることもできるでしょう。

けれども、その場所自体に、
興味を持ってもらえるかどうかは、
わかりません。

バーチャルなゲームの内容と、
現実の場所との関係を、
うまく設定できると、
より多くの人に受け入れられる、
ゲームになるのではないかと思います。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:55Comments(0)日記国際文化領域(多文化理解)日本語日本文化領域