2016年08月10日

図書館概論の授業でゲスト講師をお招きしました

図書館概論では図書館についての基本的な事柄について学び、
司書課程の科目を学ぶ上での基礎知識を身につけることを目指しています。

その上で、図書館の最近の動向、現場の動きを知ってもらい、
図書館についてさらなる関心を深めてもらうために、
今回はゲスト講師をお招きしました。

立命館大学教授の常世田良先生をお招きし、
「図書館が日本を救うー公立図書館の可能性ー」という、
刺激的なタイトルで講義をしていただきました。

常世田先生は、現職の大学の教員としての立場だけでなく、
以前の浦安市立中央図書館長、日本図書館協会理事、
といった様々な立場から図書館に関わってこられ、
その体験を交えたお話しをしていただきました。

人間の本質は「知ること」であること、
世の中が、自己判断、自己責任を求められる社会となっていること、
そこにおける情報提供の役割と図書館のこれからの可能性について、
映像、写真を使った事例を紹介しながらお話しいただきました。

学生からは、図書館の新しい役割について気付かされた、
本を貸すところというイメージが変わった、などの感想が寄せられました。

主に1回生中心の授業で、
おそらく図書館に対して漠然としたイメージを持ってきた学生にとっては強いメッセージとなったようです。



報告:鎌田均
  
タグ :図書館


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00Comments(0)図書館司書資格