2016年05月30日
貪欲に気をつける
先日、学生から10円借りた話をしました。
一方、ニュースを見ていると、
世の中には、
自分のものは人に渡さない、
人のものでも、できるならほしい、
という方もいるようです。
(『ドラえもん』の登場人物ジャイアンが、
そんなことを言ってましたね。)
聖書、ルカによる福音12:15に、
キリストの次の言葉があります。
「どんな貪欲にも細心の注意を払いなさい。
有り余るほどの者を持っているからといって、
人の命はその財産によってどうすることもできないからである。」
ここだけ読んでも、
なかなか意味がわからないかと思います。
この場面で、
キリストは群衆の一人から、
遺産を分けてくれるように、
兄にお願いしてほしい、
と頼まれています。
それに対し、
「だれがわたしを、あなたちの裁判官や調停人に任命したのか」
と問い返して、
上の言葉を語っています。
調停は私の仕事ではないが、
代わりに私の言葉を語ろう、
ということのようです。
また、つづけて、
ある金持ちが豊作に恵まれた際の、
エピソードを紹介しています。
金持ちは、
新しい倉をを立てて、
これから何年も生きていくだけの蓄えができた、
食べて飲んで楽しもう、と考えます。
しかし神は、金持ちに、
今夜お前は死ななければならない、
お前が用意した物は、
いったいだれのものになるのか、
と告げます。
このエピソードをふまえ、キリストは、
「自分のために富を積んでも、
神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」と、
述べます。
つまり、欲に囚われて、
本当に大切にすべきもの、本質を、
見失っていることを、
警告しているわけです。
私が思うに、
この場合、財産を分けてもらおうとする弟も、
分けようとしない兄も、ともに、
警告されているのでしょう。
続けて、キリストは語っています。
「だから、言っておくが、
何を食べようかと命のことで、
何を着ようかと体のことで思い悩んではならない。
命は食べ物よりも大切であり、
体は衣服より大切なのだ。」
貪欲は、本当に大切なものを、
見失わせてしまうわけですね。
もちろん、私も、
食べ物や衣服のことを見ていることが多いので、
気をつけなければいけませんね。
一方で、ちょっと手を貸そう、
ちょっとしたことで助けになろう、
ちょっと気遣いをしよう、と、
自然と一歩踏み出せる人もいます。
貪欲とは異なるよいものも、
人は持っているのだろうと思います。
報告:長沼光彦
一方、ニュースを見ていると、
世の中には、
自分のものは人に渡さない、
人のものでも、できるならほしい、
という方もいるようです。
(『ドラえもん』の登場人物ジャイアンが、
そんなことを言ってましたね。)
聖書、ルカによる福音12:15に、
キリストの次の言葉があります。
「どんな貪欲にも細心の注意を払いなさい。
有り余るほどの者を持っているからといって、
人の命はその財産によってどうすることもできないからである。」
ここだけ読んでも、
なかなか意味がわからないかと思います。
この場面で、
キリストは群衆の一人から、
遺産を分けてくれるように、
兄にお願いしてほしい、
と頼まれています。
それに対し、
「だれがわたしを、あなたちの裁判官や調停人に任命したのか」
と問い返して、
上の言葉を語っています。
調停は私の仕事ではないが、
代わりに私の言葉を語ろう、
ということのようです。
また、つづけて、
ある金持ちが豊作に恵まれた際の、
エピソードを紹介しています。
金持ちは、
新しい倉をを立てて、
これから何年も生きていくだけの蓄えができた、
食べて飲んで楽しもう、と考えます。
しかし神は、金持ちに、
今夜お前は死ななければならない、
お前が用意した物は、
いったいだれのものになるのか、
と告げます。
このエピソードをふまえ、キリストは、
「自分のために富を積んでも、
神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」と、
述べます。
つまり、欲に囚われて、
本当に大切にすべきもの、本質を、
見失っていることを、
警告しているわけです。
私が思うに、
この場合、財産を分けてもらおうとする弟も、
分けようとしない兄も、ともに、
警告されているのでしょう。
続けて、キリストは語っています。
「だから、言っておくが、
何を食べようかと命のことで、
何を着ようかと体のことで思い悩んではならない。
命は食べ物よりも大切であり、
体は衣服より大切なのだ。」
貪欲は、本当に大切なものを、
見失わせてしまうわけですね。
もちろん、私も、
食べ物や衣服のことを見ていることが多いので、
気をつけなければいけませんね。
一方で、ちょっと手を貸そう、
ちょっとしたことで助けになろう、
ちょっと気遣いをしよう、と、
自然と一歩踏み出せる人もいます。
貪欲とは異なるよいものも、
人は持っているのだろうと思います。
報告:長沼光彦