2016年05月09日
古典ゼミ生が左京区役所でまちづくり活動報告をしました
日本語と古典文化ゼミで共同制作した『京都動物ものがたり』は、京都市左京区のまちづくり活動支援交付金を得て出版したこと、このブログでたびたび報告・紹介してきましたが、さる4月25日、左京区役所でその活動報告会が行われ、わがゼミも参加、パワーポイントを用いた5分間のプレゼンテーションを行いました。
発表会は、夜7時から始められ、わがゼミの出番は、8時を過ぎていました。4月から社会人となり、百貨店に勤務している卒業生のTさんが、発表に駆けつけてくれました。Tさんは、絵本の中で水墨画風の鶏を描くなど、なかなかの画才を発揮した人です。
プレゼンは、ゼミ生たちが、絵本制作を決めるに至った理由、絵本のコンセプト、制作過程、絵本作りの苦労、絵本完成後の読み聞かせ活動など、たった5分でしたが、要点を押さえて、わかりやすく発表しました。
そして、最後に、最近届いたばかりの手紙の文面を紹介しました。その内容は、今回の活動が、とても有意義なものとして社会的に認められたことを如実に示すもので、ゼミ生たちも、指導教員の私自身も、大変喜ばしいものでした。
以下にその内容をご紹介します。発信者のお名前は、イニシャルで記します。
ご多忙の折 突然このようなぶしつけなお手紙を失礼致します。私は京都市内の高齢者認知症対応型デイサービスに勤務するYです。先日図書館で『京都動物ものがたり』を借り、デイサービス御利用時にいつでも手にとれるようにと置いておきました。
いつにも増してご利用者の反応が良く 声に出して読まれたり、集中して読まれていました。 何しろ、本を見ていただいても、パラパラとめくるぐらいなことが多いため、この本は大変興味深いものだと思いました。
一つに、京都の地名など、身近なことが書かれてあること、二つめに大きめの字でふりがながついており読みやすいこと、三つめとして、絵本と言えば子どもが読むものですがこの本は大人向けで格調高い仕上がりになっていること、四つめに、絵もあり想像しやすいことなどが、この本を集中して読んで下さった理由かと思います。
このような本が今後高齢者向けにどんどん増えれば良いなと思った次第でございます。…(中略)…
どうか今後もすばらしいゼミ活動ができますよう、お祈り申し上げます。読んでいただきありがとうございました。
本当にこのようなお手紙をいただくことは、何よりの励みになります。大学教育が、社会との関わりが求められる時代、少しでも何か世の中のお役に立てるようなことを致すべく、精進したいと思います。
〈報告者: ゼミ指導担当 堀勝博〉
発表会は、夜7時から始められ、わがゼミの出番は、8時を過ぎていました。4月から社会人となり、百貨店に勤務している卒業生のTさんが、発表に駆けつけてくれました。Tさんは、絵本の中で水墨画風の鶏を描くなど、なかなかの画才を発揮した人です。
プレゼンは、ゼミ生たちが、絵本制作を決めるに至った理由、絵本のコンセプト、制作過程、絵本作りの苦労、絵本完成後の読み聞かせ活動など、たった5分でしたが、要点を押さえて、わかりやすく発表しました。
そして、最後に、最近届いたばかりの手紙の文面を紹介しました。その内容は、今回の活動が、とても有意義なものとして社会的に認められたことを如実に示すもので、ゼミ生たちも、指導教員の私自身も、大変喜ばしいものでした。
以下にその内容をご紹介します。発信者のお名前は、イニシャルで記します。
ご多忙の折 突然このようなぶしつけなお手紙を失礼致します。私は京都市内の高齢者認知症対応型デイサービスに勤務するYです。先日図書館で『京都動物ものがたり』を借り、デイサービス御利用時にいつでも手にとれるようにと置いておきました。
いつにも増してご利用者の反応が良く 声に出して読まれたり、集中して読まれていました。 何しろ、本を見ていただいても、パラパラとめくるぐらいなことが多いため、この本は大変興味深いものだと思いました。
一つに、京都の地名など、身近なことが書かれてあること、二つめに大きめの字でふりがながついており読みやすいこと、三つめとして、絵本と言えば子どもが読むものですがこの本は大人向けで格調高い仕上がりになっていること、四つめに、絵もあり想像しやすいことなどが、この本を集中して読んで下さった理由かと思います。
このような本が今後高齢者向けにどんどん増えれば良いなと思った次第でございます。…(中略)…
どうか今後もすばらしいゼミ活動ができますよう、お祈り申し上げます。読んでいただきありがとうございました。
本当にこのようなお手紙をいただくことは、何よりの励みになります。大学教育が、社会との関わりが求められる時代、少しでも何か世の中のお役に立てるようなことを致すべく、精進したいと思います。
〈報告者: ゼミ指導担当 堀勝博〉