2017年10月21日

習って慣れる


人間文化学科では、
基礎演習日本語コミュニケーションなど、
1年次から、さまざまな表現方法に、
チャレンジしています。



レポートの書き方などは、
他の大学でもしています。

プレゼンテーションパネルづくり
をはじめとした、
視覚、聴覚、に訴えるような、
表現方法を試してみるのは、
人間文化学科ならでは、
だと思います。


今は多様なメディアを使って、
表現し発信する時代ですから、
様々な表現方法に、
慣れておくのは、
将来役立つことだと、
考えています。


職人さんの世界では、
習うより慣れろ、
と言ったりすることもあるようです。

ただ、何も知らないことを、
形にするのは、
難しいことだと思います。


大学では、
まずは方法を習って、
様々な表現方法にチャレンジして、
慣れていっても良いでしょう。


報告:長沼光彦



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:01Comments(1)授業紹介アクティブラーニング

2017年10月19日

調べたらつなげる


基礎演習では、プレゼンパネルづくりを、
しています





現在、テーマに関わる資料の、
調査中です。


最初は、インターネットで調べても、
良いでしょう。

ただ、そこで、とめてしまうと、
もったいない。


たとえば、
おでんのことを調べると、
「関東煮(かんとだき)」という、
言い方が関西にあることが、
わかったりします。


これを、国語辞典や、方言辞典の類で、
調べてみると、用例が載っていて、
いつ頃からから、使われているのかな、
ということがわかったりします。
(載っていない場合もあります。)


そういう情報が、
インターネットに載ってない場合もあります。



そんなふうにして、
見つけた情報を、つなげていく方法を知る、
ということが大切です。


残念ながら、どんなメディアを調べても、
唯一の答が示されている、
わけではありません。

ひとまずの答え、その人の考え、
場合によっては、個人的な思いこみ、
であることもあります。
(わざと嘘をいう人もいますね。)


そういう意味では、
ある程度、情報をつなげて、
複数の答を見つけておくことが、
大切かなと思います。

また、そういうふうに、
探していく作業を続けていくと、
答えを探すこと自体が、
楽しくなることもあるでしょう。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:54Comments(1)授業紹介アクティブラーニング

2017年10月16日

感動して分析する


3年ゼミでは、小説や映画など、
物語の分析の仕方について、
考えています。



分析しようと思って、
冷静に映画を観ていると、
感動しないのではないですか、
と言われたりします。


そんなことはなくて、
映画を観ていれば、
ぐぐっと感極まったりします。


観ている間は、
映画の中に入り込んでいるのですが、
わりとディテールを覚えているんですね。


観た後に、
人間関係はこうなっている、とか、
事件はこのように展開した、とか、
思い出しながら整理するわけです。


分析しようと集中していたら、
感動しないのかもしれませんが、
細かいところも観ていた方が、
より感動的なのではないかと思います。


映画も、いろんなところに、
気がつくと面白いよ、
という話です。

報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:08Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年10月14日

言葉で説明する 絵で説明する  日本文学


共通教育の、
「日本文学」では、
文章表現の特徴について、
考えてもらっています。



文章で説明するのと、
絵で説明するのでは、
どちらが簡単でしょう。


実際はどちらかだけでは、
なかなか難しいと、
思います。


今はスマホを持っているのが、
当たりまえですから、
何か伝えたいときには、
写真を撮って、
LINEで送ることもできます。

けれども、
文章がなくて、
そのまま写真を送っても、
相手は何の写真か、
わからないでしょう。


また、文章だけで、
説明するのも、
なかなか、
うまくいかないでしょう。

食べ物の話をする場合など、
写真を付けて送った方が、
すぐわかってもらえたりします。


写真には写真の得意なところ、
文章には文章の得意なとこと、
があります。


それぞれの表現の特徴を、
わかったうえで、
活用した方が、
相手に伝わりやすい表現が、
できるわけです。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:35Comments(1)授業紹介日本語日本文化領域

2017年10月13日

図書館をつくる


基礎演習では、パネルづくりを、
しています。


テーマによっては、図書館の蔵書に、
ちょうど良い、
参考文献がないかもしれません。



そういうときは、図書館に、
リクエストを出してみたら、
と言っています。


ひとつの図書館に、
何でも資料があるわけでは、
ありません。

そういときは、
他の図書館にあれば、
貸借することもできます。
(貴重書など、できないものもあります。)

他の図書館に、
見に行くのも良いでしょう。


ただ、今回は、
せっかくだから、
自分で必要な資料だと思ったら、
図書館に入れてみては、
と提案しました。



というのは、本学の図書館にあれば、
今後も同じようなテーマを研究する人がいる場合、
役に立つからです。


人間文化学科は、
文化の研究をする学科ですから、
まとまった資料を持っておくと、
今後入学してくる学生にも、
役立ちます。



「図書館をつくる」
と少し大げさなことを言いました。

ただ、研究は、
後の人につなげていくものです。

まとまったテーマの資料を、
図書館に集めると、
図書館の特徴をつくることなり、
利用する人にとっても、
まとめて閲覧できるので、
便利になるのです。

報告:長沼光彦
  
タグ :図書館資料


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:36Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年10月11日

学生のおかげでアイドルも論じる


ゼミの学生が、
アイドルを研究したいというので、
アイドルのことを勉強したりもします。



ゼミ学生の方は、むしろ、
アイドルで、論文が書けますか、
という感じです。


本や文献を探してみますと、
アイドル論、というのは、
多くあります。

これを参考にするのも、
良いでしょう。


実は、文学研究でも、
ずいぶん前から、
文化研究、と言いまして、
文学を生み出した、
社会状況や、その時代の考え方を、
調べる方法があります。

そういう方法を、
応用してみますと、
アイドルでも、キャラクターでも、
意見を言うことはできます。



もっとも、
きちんとアイドルの特徴を知らないと、
論じることはできません。

そのあたりは、
むしろ、当の学生の方が、
詳しいわけですから、
話を聞きながら、
こちらも意見を修正していきます。


AKB48と、乃木坂46は、
どのように違うのか、とか。
(数字の違いではありません。)

その違いを正しく理解しないと、
今の社会で、一見同じように見える、
2つのアイドルグループが、
両立している理由がわかりません。


私が学生に言う、
方法とか理屈とかを、
ちょっと知ってもらうと、
自分の知っていることや、
情報が、違う角度から見えてきます。


勉強とか研究は、
そういう新しい見方、
異なる見方を、
発見していくことなんですね。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:37Comments(1)授業紹介日本語日本文化領域

2017年10月09日

慮って踏み出す


グループワークでは、
相手の話を聞く、
相手の立場を考える(慮る)、
ということが大切です。



実は、本学の学生は、
相手の立場を思いやる姿勢は、
持っています。

基礎演習などで、
話し合うと、
相手がどう思っているかな、
と考えながら、
物事を決めていきます。


その一方で、
自分の考えを出さなければ
ならない場合もあります。

何となく、みんなが同じ事を、
思っているようで、
実は違う、ということは、
わりとあります。

日本の社会では、
「みんなの意見」であるかのように、
見せかけて、
ひとつの意見を押しつけていく、
「同調圧力」ということが、
問題になったります。



本学の学生の場合、
同調圧力は、
グループワークの中で、
見かけられません。
(ずるくないんでしょうね。)

そのかわり、
互いに遠慮しあって、
なかなか話が進まない、
ということは、
よくあります。


そういうときは、
誰かが一歩踏み出す必要があります。

教員が、こうしたら、
とか言うのは、
あまりよろしくありません。

「慮りながら踏み出す」
遠慮する人たちが多い場合は、
こういう力が必要になります。

こういう対人関係を考えることも、
アクティブラーニングでは、
必要になります。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:44Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年10月08日

三四郎を読む2

日本近代文学講読では、
夏目漱石「三四郎」を読んでいます。




「三四郎」は、
大坂から名古屋へと向かう列車の中から、
始まります。

主人公の三四郎は、
見ず知らずの女の人と、
乗り合います。

そして、故郷の知り合いの娘と、
その人を比較して、
こんなことを思います。

「ただ顔だちからいうと、この女のほうがよほど上等である。」


毎回、学生に気になった箇所を、
教えてもらっているのですが、
この部分が出てきました。

三四郎が、
女性を品定めするようなことを考えるのが、
気になったようです。


確かに、高校を卒業したばかりの、
三四郎が、大人の女性を、
あれこれ言うのは、
生意気な感じがします。


こういう女性の目線で、
文学を研究する方法も、
あります。

フェミニズム批評といいます。

文学は、多様な視点で、
読み解くことができます。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:40Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年10月07日

資料を探そう 基礎演習


基礎演習では、
プレゼンパネル制作をしています



昨日紹介したとおり
企画運営する際の心構について、
考えてみました。

さらに、もうひとつ、資料探索を、
してもらうことにしました。



まずは、インターネットで良いので、
テーマに関連するワードを、
探してもらいます。

たとえば、京都のお菓子、
八ッ橋について調べようと思ったら、
菓子、京都、八ッ橋という名前、販売する会社、
などが、関連ワードになります。

インターネットの情報でも、
ある程度調べられるのですが、
ホームページなどの情報で、
もともとの資料が何か、
わからない場合もあります。

できれば、そういうもとの資料を、
見つけたいところです。



それが義務だというよりも、
もとの資料を見つけると、
新しい発見があるからです。


ネットでまとめられた情報は、
内容がだいぶ省略されています。

もとの資料にあたると、
省略された内容を読むことができるので、
新たな発見がある場合もあります。


そんなわけで、人がまとめた情報ではなく、
自分の目で、直接資料にあたってほしいので、
探してみましょうと、提案しています。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:23Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年10月06日

本格的にやってみる

基礎演習Ⅱは、
プレゼンテーションパネルづくりに、
取り組んでいます




2回目は各クラスにわかれて、
完成までのプランを練りました。


なんでプランを立てるのかというと、
これからの作業を、
教師が組み立てるのではなく、
学生が自分でコントロールするためです。


ついでながら、
雑誌編集など、
制作物に携わるプロが、
どんな仕事をしているかも、
お話しました。


編集で打ち合わせにくる人は、
スマホも使いますが、
メモ帳、作業用の帳面を、
持ち歩いています。

言葉を打ち込むだけでなく、
図を書いたり、あとで付箋をはったりして、
メモを、形をもったアイデアへと、
発展させることができるからです。

(これは、違う授業のメモ書きですが、
こんなのを、どしどしノートに書きます。)


(最近は、手書き入力できる、
電子パッドも、ありますが。)

そんなわけで、
今回の作業用に、
メモ帳を用意してもらうことにしました。


プロがしていることを、
真似して、本格的に取り組むと、
気分が盛り上がると思います。

グループワークでは、
そういう、モチベーションも、
大切ですね



報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:14Comments(1)授業紹介アクティブラーニング

2017年10月04日

図書館サービス特論 授業報告

9月13日~9月15日に図書館サービス特論の集中講義が、襟川茂先生のもとで行われました。襟川先生は以前20年以上京都ライトハウスにお勤めになり、視覚障害者の方へのサービスを主になさっていました。

 9月13日の初日は、午前はオリエンテーションの後、視覚障害者・聴覚障害者のための制度や法律について学び、午後は京都ライトハウスを見学させていただきました。館内の見学では、ご自身も全盲の豊田さんという職員の方に案内していただきました。
「京都ライトハウスは視覚障害者の方への支援施設ではあるけれども、活動の拠点でもある」と豊田さんはおっしゃっていました。できる範囲での仕事の支援や、生活していくための支援、親子で生活の指導を受けられる事業所がありました。
私が司書課程の勉強をするうえで一番興味があったのは、情報ステーションです。京都ライトハウスの図書室ともいえる施設です。様々な点字の図書がありました。目を引いたのは、活字ならば1冊の辞書が、点訳をすると100冊以上になることでした。点字は続けて打つと読みづらくなるし、あまり小さくても指先で読めないから適当な大きさと間隔を空けないといけないから、そうなってしまうのです。その他にも点字の絵本-市販の絵本に透明の点字のシートが貼ってあるもの(初期のころのもの)やさわる点字絵本-などもありました。
ボランティアさんに本(持ち込み可)や郵便物などを代読、代筆をしてもらえるサービスがあり、情報ステーション内の個室でサービスを受けられます。

9月14日は主に点字を打つことについて学びました。「T・エディタ」というソフトは無料でダウンロードができ、wordソフトのように点字を書くことができます。点字は下のように2列3行の構成で、番号がついています。
  ①④
  ②⑤
  ③⑥
キーボードで打ち込むのは、①→F ②→D ③→S ④→J ⑤→K ⑥→Lという決まりがあります。
       
やり方は頭でわかっていても、同時に打つことなどとてもむずかしく、時間をかけて練習しましたが、なかなか長い文章はつくれませんでした。京都ライトハウスの点訳ボランティアさんにも、キーボードに番号のシールを貼っていらっしゃる方がいるそうです。




その他、対話の手段として、「T・エディタ」のキーボードで打つ動作を、お互いの手(指)に対してする「指点字」があるそうです。これは両手の人差し指、中指、薬指に同じ要領で触れる(たたく)やり方です。





9月15日の最終日は、視覚障害者の手引きを生徒同士で実践し体験しました。細い道で手引きをするのは難しいですが、一番大事なのが声かけです。「ここで右に曲がります」など、タイミングなど考えてやらなければいけませんでした。階段の手引きでは、できれば手すりをもたせてあげるのがよいし、段と踊り場も声かけでおしえてあげないといけなくて、難しいです。椅子に座らせてあげる時は、椅子の背もたれをさわらせるとよいそうです。
最難関はお手洗いへの手引きでした。男性(異性)のかたへの手引きは今回はやらなかったのですが、女性の手引きでも細かい説明は難しいです。構造なども説明したらよいということで、器具をさわらせて説明しました。男性への手引きでも、視覚障害の方は説明したら来たところをそのまま帰って来ることができるそうです。
どの手引きでも、目をつむって手引きされる役より(いつも使っている校舎だからかもしれないけど)、手引きする役のほうが怖さを感じました。襟川先生曰く、視覚障害者の方は手引きされるほうも慣れている方も多いからそんなにびくびくしなくても大丈夫とのことです。

おわりに、この集中講義は5限×3日(半期15コマ分を3日)でとてもハードスケジュールだったので、3日目にはみな疲れが見えていたし、図書館には直接関係ないことも勉強しているように思うときもありましたが、図書館に携わる仕事をするために勉強をするにあたって、利用者はみな平等であるという図書館の公平利用の理念のもとでサービスを実現するためには、様々な勉強が必要なのだと思いました。

報告:人間文化学科2年次生 MY
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 13:23Comments(0)図書館司書資格授業紹介

2017年10月03日

卒論がんばってます


私のところの、4年生卒論ゼミは、
毎週集まって、進捗状況を確かめたり、
情報交換をしたりしています。



集まって話すと、
ワードのフォーマットの設定が、
不安だとか、細かい話がでてきます。

そんなときは、
すでに試してみた学生が、
こんなふうにするんだと、
伝えたりします。


グループで集まると、
わからないことのヒントを得ることもあり、
いいこともあるようです。


報告;長沼光彦  
タグ :卒業論文


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:41Comments(0)授業紹介

2017年09月29日

グループワークはクリエイティブ


基礎演習Ⅱは、グループワークによる、
パネル制作を行っています。


昨日の記事に、コメントをいただきました。
ありがとうございます
。)


第一回目は、パネル制作の、
テーマを、グループで決めました。


方法は、前期の日本語コミュニケーションⅠでも使った、
模造紙に付箋を貼ってアイデアを出すやり方です




もとはKJ法というのですが、
利用の仕方は、いろいろあるようです。

基礎演習で、この方法を用いたのは、
全員が意見表明できるからです。

はじめに、3枚ほどの付箋に、
自分のアイデアを書いてもらうので、
これを大きな模造紙に貼ると、
全員の意見が見えるように、
なるわけです。


次に、意見調整して、
ひとつのアイデアにまとめていきます。

付箋のキーワードをグループ分けしてみて、
うまくつなげられるかどうか、
検討してみます。


私はこれがしたい、
いや私はこっちの方がよい、
ともめそうな気もしますが、
本学の学生は、まず、
「何がしたい?」と相手の意見を聞くようにしています。



グループワークでは、
このように、人の話を聞くことが大切です。

もちろん、それぞれ意見の違いを、
はっきりさせるために、
議論をすることも必要です。

ただし、
違いをはっきりさせるためには、
まず相手の言いたいことを、
理解しなければなりません。

相手の意見に耳を傾けない人は、
つい、自分が、自分が、
と相手に理解させようとすることにのみ、
力を入れてしまいます。

人の意見を尊重し、
接点を見つけることで、
はじめて、よりクリエイティブな、
発想が出てきます。


そんなわけで、最初のグループワークは、
みんなが意見を言う、
相手の意見に耳を傾ける、
を大切にして、
活動を行ってみました。


報告:長沼光彦



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:29Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年09月28日

展示パネル制作をします


後期の基礎演習Ⅱは、
グループワークをしながら、
展示パネル制作をします。




前期はレポートを中心に、
文章表現の練習をしました。

後期は趣向を変えて、
美術館や博物館をお手本に、
展示パネルに挑戦します。



今は、文章表現はもちろん、
写真や音声を加えたような表現も、
書類やネットで扱われます。

多様な表現に慣れておくと、
社会に出てから、
センスのいい人と重宝されます。


また、グループワークを通じて、
多人数で協力して、制作することは、
仕事の現場では当たり前のことです。


表現力と協同力を身につける、
後期は、これを目標に、
基礎演習を進めていきます。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:39Comments(1)授業紹介アクティブラーニング

2017年09月27日

「三四郎」を読む


人間文化学科の専門科目、
日本近代文学講読では、
夏目漱石「三四郎」を読んでいます。



九州から東京に出てきた、
大学生の話ですので、
学生の皆さんが、
共感しやすいかと思い、
選びました。


ただ、明治時代の大学生の生活を見ると、
社会環境も違いますし、
考え方、価値観も違います。


そのあたりを読み取るのが、
面白いんですよ、
という感じで、
授業を進めていこうと思います。

報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年09月15日

古地図を読む 4


京都には一乗寺という、
地名があります。

現在は、ラーメン屋さんが並ぶ、
町として知られています。



一乗寺というからには、
お寺があったわけですが、
現在は残っていません。


今年の2年ゼミで、
叡山電鉄について調べた学生は、
一乗寺駅で降りて、
フィールドワークをしたそうです。

八大神社の近くには、
下り松、があります。

宮本武蔵が、吉岡一門と決闘したと、
いう話が伝えられる場所です。


それで、
一乗寺の地名の由来は?
と聞いてみましたが、
わからないとのこと。



調べてみますと、
一乗寺は天台宗のお寺だったことが、
わかります。
(不親切なことに、
wikipediaには書いてありません。)

一乗とは、仏になるための唯一の教え、
という意味です。
(こちらは、wikipediaに載っています。)


そこで、古地図を見てみますと、
比叡山延暦寺には、
一乗止観院という名があることが、
書かれています。


学生に、ほら地図をみると、
こういうことも、
わかるのだ、と言ってみましたが、
そんなとこに気づくのは、無理ですよ、
と返されました。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:30Comments(0)授業紹介京都日本語日本文化領域

2017年09月14日

古地図を読む3


江戸時代の古地図は、
お土産に持ってかえって、
自宅で広げて、つらつら眺める、
という楽しみ方をしたようです。



そんなわけで、
場所や地名だけでなく、
お寺などの、
伝承が書き込まれている場合があります。


例えば、
大学図書館で所蔵している、
江戸時代の京都古地図

「改正京町繪圖細見大成  洛中洛外町々小名」
(天保2年(1831年)7月開板)
には、細々とした記述があります。


3年のゼミで、学生が調べたときには、
六地蔵のいわれが書いてありました。

小野篁が地獄に赴いた際に、
地蔵菩薩と会ったことが、
寺が創建される由来だとされています。


そんな発見をするために、
江戸時代の人と同じように、
地図をつらつらと眺めてみるのも、
楽しいかと思います。

報告:長沼光彦  
タグ :古地図


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:51Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年09月13日

古地図を読む2


地図を読むということは、
その時代や地域の、
考え方を知る、
ということでもあります。



例えば、
国土地理院発行の地図を見ても、
正確に表現されているなあ、
という感想しか持たないかもしれません。


しかし、どのような地図でも、
用途と目的によって、
情報は整理されています。

国土地理院の地図は、
正確な距離や高さを表現することに、
主眼が置かれています。

(国土交通省HP 地理院地図で、
ウェブ地図を見ることができます。
http://maps.gsi.go.jp/help/


そのため、他の情報は省略されており、
例えば、
近くのハンバーガー屋に行きたいと思っても、
役にたちません。

情報誌の地図を見たり、
グーグルに聞いたりした方が、
早くたどりつけます。


地図は、情報を提供するものですが、
どのような情報を提供するものか、
考えみると面白いと思います。

報告:長沼光彦
  
タグ :地図


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:39Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年09月12日

古地図を読む


古地図を読む、というワークショップを、
オープンキャンパスで行いました。


古地図から、京都という街の特徴や、
歴史を読み取ろう、というものです。


とはいえ、地図を読むのは苦手だ、
という人もいます。


それは、地図の視点が、
普段見ている風景とは異なるからです。


地図は、空から鳥の目で見たような視点で、
描かれています。

場所の位置関係や、方向が、
ひと目でわかるからです。


今は、スマホでナビが使えますから、
知らない場所でも、
移動に不便を感じません。

けれども、スマホがないときには、
地図が、行き先までの道のりを知る、
便利な方法でした。



また、今自分が見る視点とは異なる視点、
鳥のような視点を、想像できるのは、
人間特有の能力です。

人間の能力の面白さを知る、
という意味でも、
地図を研究してみるのは、
楽しいと思います。


報告:長沼光彦


  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:13Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年09月10日

祇園祭に行ってきました6 ―3年次生「専門演習」クラス〈終〉


(夏に出かけた祇園祭の記事の最終回です。六日の菖蒲どころではありませんが、おゆるしのほど)


日もすっかり暮れ、人出も増えて、お祭りムードが高まってきました。






われわれが最後に向かったのは、くじ取らずの鉾の一、放下鉾(ほうかぼこ)でした。

鉾の真木(しんぎ)の中ほどに放下僧の像を祀っていることにちなむ名です。放下僧とは、室町時代後期に現れた僧形の大道芸人のことで、仇討ち物の謡曲「放下僧(ほうかぞう)」にも登場します。親への孝養を重んじた古人たちが、親の敵を討つ兄弟の物語に感じて制作した鉾なのでしょう。

町会所の二階に上がらせていただき、お宝の数々を拝見しました。





まず目に飛び込んで来たのは、モスクとフクロウのデザインが異彩を放つ見送りでした。江戸時代に作られた綴織(つづれおり)に代わり、昭和57(1982)年に制作された「バクダッド」という名の臈纈染(ろうけつぞめ)だそうです。ギリシャ神話や聖書のデザインが古くから用いられてきた祇園祭ですから、イスラーム風のものが加わっても何ら不思議ではありませんね。





こちらは、鉾の先端を飾る鉾頭(ほこがしら)です。地上を照らす太陽、月、星をデザインしたもので、形が洲浜(すはま)の模様に似ているので、この鉾は「すはま鉾」の別名があります。






放下鉾では、昭和3(1928)年までは長刀鉾と同じように、生き稚児を乗せていました。その時に用いた古い冠が二つ並べて展示されていました。いったい何人の子どもたちがこの冠をかぶってきたのかと思うと、祇園祭の歴史と伝統を目の当たりにした思いでした。




こちらは、現在の稚児人形がかぶる冠です。昭和4年製造だそうです。





町会所二階の奥には長い廊下のような橋がかかっており、向こうの倉庫の方まで続いていました。この橋は、祭りの時に器材を運び出すためだけに引き出されるものだそうです。町衆たちが、いかに祭中心に物事を発想してきたかがうかがえます。










見物人も鉾に乗せていただけるとのことでしたが、こちらは女人禁制につき、学生たちは入口のところでストップ。天井の様子や屋根を支える鉾の柱に施された見事な彫刻など、学生に知らせるため、何枚か写真を撮らせていただきました。




鉾から下りてそろそろ帰ろうかと思ったちょうどその時、お囃子の演奏が始まりました。鉾入口のところで待っていた学生たちは、コンサートのボックス席のごとく、かぶり付きでお囃子を聞くことができました。悠揚迫らぬ優雅なその響きに、学生たちは時の経つのも忘れ、聴き入っていました。〈終〉




(報告者:「日本語と古典ゼミ」担当、堀勝博)

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域