2017年07月04日

いよいよラジオ番組生放送!(「専門演習Ⅰ」話しことばゼミ)

人間文化学科の平野ゼミ(話しことばゼミ)では、
ラジオの生放送番組をメンバー全員で
協力して作り上げようと取り組んでいることは、
本ブログでも既にお伝えしています。
http://notredameningen.kyo2.jp/e507450.html

その生放送が、いよいよ明日になりました。

ただいま最後の詰めをしています。

内容(女子大生の恋愛事情と流行)はもちろん、
メンバーそれぞれの個性もお楽しみいただけると思います。

では、そのメンバーから一言ずつ。

ペン
「ラジオに出演できてとても光栄です。
私はリスナーとして毎日ラジオを聞いて過ごしています。
トークを学びながら聞いているので、
今回はラジオ番組のようなトークができるように頑張るので、
楽しんでお聞きください。」

ぴよ
「おはなしすることが大好きなので、
それを公共の電波を使って発信できるなんて、とても楽しみです!
皆さん楽しんで聴いてください(^^)」



うさぎ
「最後の詰めまで楽しく作ることできました。
ゼミ内のワイワイとした空気をそのままお届けできればと思います。
お楽しみに!!」

パンダ
「ラジオ番組に出演できるという貴重な機会をいただけたので、
思いっきり楽しんでみたいと思います。
皆さんも気になる女子大生の『恋愛』と『流行』について、
ぜひ楽しんでお聞きください!」

キリン
「ラジオ番組に出演できてとても嬉しいです。
みんなで時間をかけてラジオの構成を練ってきたので、
是非聴いていただきたいです。」

このように、アニマル好きの5人でお届けする番組「ノートルダムStation」を
ぜひお楽しみください。



―――――――――――――――――
放送局:ラジオカフェ FM 79.7
日 時:2017年7月5日(水)18時半~19時

*Listen Radio を使えば、京都はもちろん、
 世界中どこでも聞くことができます

 http://listenradio.jp/
――――――――――――――――――――


報告 平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域アクティブラーニング

2017年07月02日

大学でペン習字を学ぶ ―日本語コミュニケーションⅢの授業紹介



6月から就職活動が全面解禁され、4年次生たちは企業訪問に余念がないようです。

就活の決め手となるのは、数度にわたる面接を乗り切るコミュニケーション力でしょうが、そこに至る第一関門を突破するためにまず必要なのが、よい履歴書を書くこと。そしてそのために不可欠なのが、清潔感のある写真と美しい文字を書くことです。




人間文化学科では、日本語コミュニケーションⅢの授業で、きれいな文字が書けるよう、毎時間ペン習字に取り組んでいます。大学の必修科目で、ペン習字を行っているところはめずらしいと思います。少人数の本学科ならではのことです。




ひらがな、カタカナから始めて、先日からは漢字かな交じり文の練習に入りました。めいめいデスクペンを手に持ち、お手本を睨みながら、真剣な面持ちで臨摸します。

ペン習字は、姿勢を正し、ペンも正しく持たなければ、なかなか上手く書けませんが、何度か練習を重ねるうちに、みなかなり上達してきました。




これで、就活成績アップ、間違いなし!?

来週からは、少し難易度の高い、かな連綿体の練習に入ります。







(報告者:授業担当 堀勝博)



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介

2017年07月01日

夏越しの祓で、水無月を食べました


6月30日は、夏越しの祓(なごしのはらえ)でした。


金曜日は、授業があるので、
神社の祓には、いけませんでしたが、
ゼミで、この時期の京都で店にならぶ、
水無月(みなづき)というお菓子を食べながら、
夏越しの祓の話をしました。


(水無月は、外郎の上に、
あずきがのった、写真のような、
お菓子です。)


大学の近くですと、
上賀茂神社で、午前10時に、
(夜にも、人形流しがありますが)
上御霊神社で、午後3時に、
儀式が行われます。



茅の輪くぐり(ちのわくぐり)、と呼ばれる、
茅(ちがや)で作った、2メートルほどの、
大きな輪を、くぐり、厄除けする、
儀式です。

(写真は、上御霊神社の茅の輪です。)


「夏越しの祓する人は、
千歳の命(ちとせのいのち)
延ぶ(のぶ)といふなり」

このような歌を唱えながら、
8の字を描いて、
輪をくぐります。

1年の半分を過ぎたところで、
健康を保つことができるように、
願いをこめた儀式というわけです。


6月は、旧暦でいうと、
夏の終わりに当たります。

6月末日は、今の暦でいえば、
8月の中旬くらいになるので、
まさに、夏の終わりという感じです。



というようなことを話していたら、
香港の留学生のひとりが、地元に、
水無月と似たようなお菓子があると、
言います。

プッチャイコー(Put chai ko)、
というお菓子です。
(これで、検索すると、
インターネットの記事が出てきます。)

プティングのようなものらしいですが、
食感が、水無月に使われる外郎(ういろう)と似ていて、
小豆をまぜる場合は、見た目もよく似ているようです。

留学生から、こういう面白い話を、
聞くことはよくあります。




水無月は、京都を中心に食べられるもので、
関西で広くお店に出るわけではないようです。
関西の学生でも、初めて食べた、
という人がほとんどでした。

京都では、この時期、スーパーでも、
出ているのですが。

京都ならではの、
夏の行事ということですね。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:43Comments(0)授業紹介京都日本語日本文化領域

2017年06月30日

日中近代語彙比較論

日中近代語彙比較論
-グローバル化と世界の中の私を考えましょう
科目担当者:朱鳳



 近年、グローバル化という言葉が流行っていますが、実は明治維新の時に、日本はすでに一度グローバル化さたことがあります。日本語に「電話」「鉄道」「経済」「銀行」「福音」「教会」など生活から宗教まで、さまざまな西洋文化を表現する言葉が誕生しましたが、これは日本がグローバル化された確たる証拠です。これらの言葉は漢字で出来たため、中国語或いは韓国語とも共有することができました。私たちの言語はまさにグローバル化の象徴の一つです。
 
「日中近代語彙比較論」は主に幕末明治維新期から現代社会に渡って、多文化融和の中で言葉はどのように変化していくかを考察していきます。この授業を通して、日中近代言語史、漢字翻訳史、多文化交流史などさまざまな知識に触れることができます。
 しかし、この授業は、何の役立つのかと疑問を持つ人がいるかもしれません。確かに、資格取得や語学学習のような履歴書にすぐ書ける目に見える即効性はないのですが、持続性のある寛容な人間性と柔軟な思考力を手に入れることができます。これからのグローバル化の時代は、すぐに役立つ知識と世界に通用する考え方の両方持つ人を必要としています。世界の人とコミュニケーションを取る場合にも自分の国の文化や言語が世界の動きのなかでどのように位置づけられ、どのような独自性を持っているかを知ることで、あなたの意見が世界の中の自分の発言として位置づけられるものになり得るのです。
 「日中近代語彙比較論」は、実学と教養を兼備する学生を育てていくことを目標としています。


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)国際文化領域(多文化理解)授業紹介

2017年06月27日

合作似顔絵をしてみました 日本語コミュニケーションⅠ

今回は、グループワークの試みとして、
合作似顔絵をしてみました。



まずは、
5~6人くらいのグループで、
それぞれ異なる色のペンを選びます。

そして、それぞれのメンバーの、
似顔絵を描くのですが、
1回の作業は、15秒程度。

一筆加えるくらいで、
あまり細かく描かずに、
次のメンバーに渡します。

複数の人間が手を加えて、
似顔絵なんて、描けるのでしょうか。



と思うと、その人のイメージを、
うまくとらえた似顔絵ができあがりました。

学生も、そんなことできるかな、
という感じでしたが、
それぞれ味のある作品ができたので、
面白い、と感じたようです。

すでに作業しているうちに、
面白くなり、わーっと熱があがる、
雰囲気になりました。

最後に、できあがった作品を、
皆でシェアしたのですが、
似てる!とか、声が上がり、
教室が盛り上がりました。


楽しいと思えると、
一人ひとりの作業に参加する、
気持ちが高まり、
グループ全体の熱量もあがります。




実は、この似顔絵ワークは、
昨年、上田信行先生から、
教えてもらった
方法です。

上田先生は、REMIX(再構成)という概念で、
この方法を説明しています。
このワードで検索してみてください。

ごく簡単にまとめてしまうと、
共同作業の中で、
他の人の作り出したものを、
再構成することで、
より創造的なものを生み出す、
という連携の仕方です。


今回は、本来一人でするようなことも、
大勢でやったら、面白くなるし、
意外な結果がでるよ、
ということを体験してもらおうと思いました。

そんなわけで、
まずは気軽にやってもらおうと、
上田先生から教えてもらった方法よりも、
だいぶ、やり方がゆるくなっています。

上田先生の方法では、
3秒で、次の人にまわすのですが、
作業は15秒くらいに延ばしました。

また、お互いの顔をよく見よ、
と観察の時間も、
はじめに作ってもらいました。

(似顔絵を描くのを機会に、
あらためてお互いを、
よく知ろう、という意図もありました。)



どうやら、そのおかげで、
行動する前に、
少し考えた班もあったようです。

「私は目担当なんですよ。と、
言っていた学生がいたので、
より良いものを完成させるために、
分担する作戦を練った班もあったようです。


こうなると、あまり先入観を持たずに、
REMIXを、体験するという、
上田先生のワークとは、
違うものになってしまうわけですが、
それも、また面白いのではないか、
と思っています。

私の与えたルールらしきものの、
裏を突いて、自分たちで、
うまくやる方法を発案しているわけですから、
これも、別の意味での、
創造性かなと思うのです。


創造的なワークショップでは、
あらかじめ、
計画した側の枠にはまる必要はありません。

ワークショップ自体が、
方法を提供する側と、
参加する側の、
創造的な共同作業だからです。

今回のような、
私自身が面白いと思う、
ワークショップを経験できると、
次回は、また違う要素を足してみようかな、
と思ったりするのです。


報告:長沼光彦






  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:37Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年06月26日

鈴鹿可奈子先生 ホスピタリティ京都

6月20日のホスピタリティ京都は、
聖護院八ッ橋総本店専務、
鈴鹿可奈子先生に、いらしていただきました。



京都のお土産として有名な八ッ橋ですが、
鈴鹿可奈子先生は、
より日常的に親しまれる、
お菓子にしたいと、おしゃいます。



「味は伝統」を企業理念とし、
100年は続く商品を販売していくことを、
聖護院八ッ橋総本店は目指しています。


「米粉と砂糖を混ぜ合わせ、
にっきで香り付けをしたもの」
という八ッ橋の定義を守りながら、
時代に合わせて、お客様に届ける方法を、
考えています。




2011年3月26日に誕生した、
聖護院八ッ橋総本店の新しいブランド、
nikiniki は、
「新しい八ッ橋のお召し上がり方を提案する」
ものです。

これまでと異なる八ッ橋の楽しみ方の提案し、
新たなお客様を招こうとするブランドなのです。


このような挑戦を行うのは、
「100年後・200年後の八ッ橋」を念頭におき、
八ッ橋の美味しさを、
一人でも多くの人に届けたい、
と考えるからです。

伝統を守るためにも、
新しい挑戦が必要だ、
ということです。


報告:長沼光彦





  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:15Comments(0)授業紹介京都

2017年06月24日

大学の良いところ 悪いところ 日本語コミュニケーション

物事を対立の視点で比較する
というワークを、
日本語コミュニケーションⅠでしてみました。

テーマは、大学の良いところ、悪いところ。



いくつかのグループに分けて、
KJ法を応用した、
付箋を使って、グループの話し合いを、
まとめるワークをしました。




良いところで、
各グループで共通して出てきたのは、
教員との距離が近いこと、
だそうです。

少人数のグループやクラスで、
教員と学生がコミュニケーションを、
とる機会が多いところから、
そういう意見が出てきたようです。

(教員としては、そう言ってもらえると、
ありがたいですね。)



悪いところで、共通して出てきたのは、
食堂が混み合うところ、
だそうです。

お昼休みに、一度に食事、
ということになると、
確かに、食堂は混み合います。

食堂以外の場所でも、
食事ができるように、
いくつかの教室は、
開放しているのですが、
きれいな食堂でゆったり食べたい、
という気持ちもあるようです。

(設備の問題は、
面積を広げるのは難しいので、
使い方を考えるのが、
妥当な解決策になるでしょう。)



いくつかあがった意見を、
共通するカテゴリーに分けて、
整理しました。

さらに、良い点、悪い点、
よりよくするには、どうしたらよいか、
なぜ、そのような現状になっているのか、
より深く分析する方法を示唆して、
ワークのまとめとしました。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:38Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年06月23日

ロジック(論理)ってなんだ 日本語コミュニケーション+国文学概論

論理(ロジック)的に話す、書く、ということは、
理性的な話し合いの場で、求められます。




では、論理、筋道が通っていることには、
どういう特徴があるでしょう。

それは、単純な形に、置き換えられる、
ということです。

A+B=Cみたいな形ですね。

単純な方が、わかりやすい、
ということです。


そうすると、逆に、微妙なニュアンスが、
抜け落ちてしまうような気がしますね。

そのニュアンス、たとえば、
DとかEとかFがあるなら、
それらが、A+B=Cと、
どういう関係にあるのか、
説明するのが、論理、
ということになります。




面倒くさいなあ、とか、
AとかBとか、分解したら、
何か違う気がする、
という意見もあるかと思います。

もちろん、論理的な表現が、
言葉の表現のすべてでは、
ありません。

エッセイとか、小説とか、詩は、
ここでいう論理的な文章とは、
組み立てが異なり、
違う味わいを表現します。

(小説とか、詩も、
論理や構造がある、
と考えて、
分析する方法もあります。)



言葉の表現も、
いろいろある、
ということを、
知ってもらうと、
面白くなってくると思います。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:50Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月22日

メロスだって認められたい 国文学概論

太宰治「走れメロス」をよく読むと、
メロスは、友のためだけでなく、
「名誉」のために走っています。



「若い時から名誉を守れ」と、
作中でメロスは言っています



友のために走っていると思って、
読んでいたのが、
自分の名誉のために走るの?、
と違和感を持つ人もいるでしょう。


名誉というと、
共感できないかもしれませんが、
人に認められること、
と言い換えるといかがでしょう。

私たちは、人に認められたい、
という気持ちを持っているのでは、
ないでしょうか
(心理学では、承認欲求といいます。)



友のために走るのだとして、
その自分を人に認めてもらいたい、
そんな気持ちも、
人は持つものだと思います。

単純にいうと、
自分をほめて、という気持ちですね。


そういう意味では、
メロスは、立派な人というより、
私たちに近い面も、
持っているのではないでしょうか。




報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月21日

図書館展示「ホラー」~準備編~

《図書館サービス概論》受講生による、図書館展示のお知らせです。

図書館展示の日が近づいてまいりました! まだ風が冷たく感じる日もありますが、6月7日に梅雨入りし、いよいよ夏も近づ いてきています! 選書した本を読み、一足先に夏を感じながら作業を進めています。

選書が終わり、書誌(展示する本のリスト)はほぼ完成しました。
広報用のポスターには怖いオバケがいる……かも?
展示に来てくださった方にご協力していただきたいアンケートは、気軽に評価してもらえるよう選択式にしました。 展示案内のちらしもアンケートと並行して頑張って製作中です! 展示紹介のためのポスターはまだまだ完成とは言えず、授業外に集まって作業を進めています。

また、展示する本を紹介するためのPOP作りをしています。 皆さんに興味を持ってもらえるよう、各自が工夫を凝らして作りました!
下の写真はその中の一部です。 その本の良さが少しでも伝われば、と思っています。





展示中は貸出できませんが、図書館内で閲覧することは可能です。
ぜひ図書館まで足を運んでください!

報告者:《図書館サービス概論》2017年度受講生 広報担当者  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 05:37Comments(0)学生の活動報告図書館司書資格授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月20日

対立はめんどうくさい? 日本語コミュニケーション

文章も、いろいろな書き方がありますが、
大学の研究では、
議論する、というスタイルが求められます。

単純にいうと、他人の意見を、
批判する、というスタイルです。



どうも、本学の学生の皆さんは、
批判する、対立する、
ということが、
喧嘩しているような感じがして、
あまり好まないようです。

そもそも、日本社会では、
議論というスタイルよりも、
争わずに、許容し合う、
やり方のほうが、
主流かもしれません。



ただし、他者理解の仕方は、
受容、というスタイルの中だけでなく、
議論、というスタイルの中にも、
あるのです。

相手を正しく批判するためには、
相手の言い分を正しく理解する、
必要があります。

相手を理解する手間暇をかけて、
はじめて、
相手に意見をいう権利が、
できます。



そういう意味で、議論は、
喧嘩ではなく、
一定のルールにしたがった、
スポーツだと、イメージしてもらった方が、
良いでしょう。

ですから、他者理解のない、
ルールのない、
言い合いは、
もちろん、喧嘩でしかありません。

こういう言い合いが、
嫌われるのは、
仕方ないことです。

学生の皆さんも、
すばらしい議論の場に、
あまり出会ったことがないのかもしれません。




自分の言い分を通したいと、
どうしても、相手の言い分を、
理解することを怠ってしまいます。

そこで一歩、とどまり、
相手をの言いたいことを理解する、
手間暇をかける。

それから、相手に反論をしかける、
それが、正しい議論です。

民主主義社会は、
本来、こういう議論を通して、
お互いの利害を少しずつ、
調整するところに、
良さがあるのだと思います。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:02Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年06月19日

畑正高先生 ホスピタリティ京都


6月13日火曜日の、
ホスピタリティ京都は、
松栄堂主人、畑正高先生に、
お話いただきました。




松栄堂は、
お香を扱う京都の老舗です。

お香の観点から、
人との関わりについて、
お話していただきました。



お話のキーワードは、
「慮る」(おもんぱかる)です。


香りは、形がないのものですから、
そこに、意味を読み取るには、
慮る、想像力が必要です。

一方で、香りは、
人を刺激するものでもあります。

よい香りは、人を集め、
人を癒やすものです。

それゆえ、香りの文化は、
日本でも、古くから、
受け継がれてきました。



お香の材料は、大陸よりわたってくる、
貴重なものでした。

しかし、香りの魅力は、
困難を乗り越え、
人々が材料を求める動機となりました。

異文化の受容には、
異国を想像する力、慮る、
が必要となります。



一方で、お香は、日本の文化とは、
異なるものです。

そこに、異文化との出会いと、
日本における変容が起こります。

文化は、ただ受容されるものではなく、
変化するもので、
その変化に、創造性が生まれる、
きっかけもあります。

お香は、異文化として理解されながら、
日本人の想像力、慮る、により、
独自性を生み出すことになります。

歴史は、そのような出会いと、
選択、判断の積み重ねで、
作られていく、ということです。



最後に、畑先生が参加される、
シンポジウムの紹介がありました。

「京都からつながるSDGsシンポジウム」
6月23日金曜日 13:30~16:30
キャンパスプラザ京都 第2講義室
京のアジェンダ21フォーラムで、
詳しい情報がわかります。)

SDGsは、持続可能な開発目標
(Sustainable Development Goals )の意味で、
2015年に国連で採択されました。

これを機会に、文化と環境の関わりを、
考えてみるのも良いのではないでしょうか。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:23Comments(0)授業紹介京都

2017年06月16日

図書館展示「ホラー」~予告編~

《図書館サービス概論》受講生による、図書館展示のお知らせです。

《図書館サービス概論》では、毎年テーマを決めて本を紹介する展示をしています。 例えば、過去には「ジブリの森」や「図書館からグリムの世界へ」、昨年は「世界名作劇場への旅」というテーマで展示を行いました。

そして、今年の展示テーマは「ホラー」です!暑い夏を怖い話で過ごしませんか?
伝承コーナーと文学・映像作品コーナーに大きくわけ、外国と日本では不思議生物や恐怖のイメージにどんな違いがあるかを比較しようと考えています。 ゾッとするほど怖いものから、昔は畏怖の対象であった不思議生物まで、様々な視点から紹介します!

「ホラー」と聞いてイメージするのは幽霊や殺人鬼ではありませんか?
しかし、怖いものというのはそれだけではありません。日本に昔から伝わる「妖怪」も恐ろしいものの一つです。他にも日本では可愛いらしいものとして認識されることの多い「妖精」は、実は醜いものも多いことをご存知ですか? 伝承コーナーではそんな妖怪や妖精を中心に、昔から伝わるちょっと不気味で怖いものを紹介します!

文学・映像作品コーナーでは有名な作品だけでなく、短編集や心理学系の資料も多数紹介します。
皆さんは「世界三大ホラー映画」をご存知ですか?実は図書館にもあるんです!
世界三大と言っても説はいろいろあるのですが、写真は世界三大ホラー映画の中でも特に有名な海外のホラー映画の原作です。 「その映画見たことある!」という方は、ぜひ原作も読んでみてはいかがでしょうか?

図書館展示予告編2017



あいにく展示中は視聴・貸出はできませんが、簡単な作品紹介を展示しますので気になる方は是非見に来てください。


場所は本学図書館1階展示エリアです。
6月20日~7月18日の期間に展示しています。
ぜひ足を運んでみてください。今年の夏は「ホラー」で涼みましょう!

報告者:《図書館サービス概論》2017年度受講生 広報担当者

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:46Comments(0)学生の活動報告図書館司書資格授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月14日

知識も伝える方法も 国語科教育法Ⅰ


近年の、国語の教科書は、
少し昔のものとは異なり、
いろいろな種類の文章が載っています。



たとえば、東京書籍に載る、中学校の教科書
小泉武夫「鰹節―世界に誇る伝統食」は、
鰹節が世界一硬い食べ物であること、
また、その製法など、
知識や事実を伝える文章です。


小説や随筆など、
人間の心理や情調に関わる、
文学的文章とは異なります。

また、意見文とも異なり、
正しい情報を読み取るところに、
重きが置かれています。



こういう文章では、
国語の先生も、
鰹節を硬くする仕組み、
菌の働き、という、
理科の知識を持たなくては、
理解できません。

他にも、国語の教科書には、
社会、経済、哲学、芸術、
など幅広い題材が取り上げられます。


国語の先生は、
授業をするうえで、
日本語で表現される、
種々の知識や教養が、
必要となるのです。



人間文化学科は、
そういう多様な知識を学ぶことができる、
授業を多く用意しています。

ぜひ、積極的に、
幅広い視野を身につけてほしいものです。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:13Comments(0)国語科教諭免許授業紹介

2017年06月12日

ラジオ番組準備中!(「専門演習Ⅰ」話しことばゼミ)


人間文化学科の平野ゼミでは、
毎年、ラジオカフェにゼミメンバーで出演しています。

企画から内容の構成、トーク、放送局とのやり取り等、
全て自分たちで取り組んでいきます。

その準備の過程、
そして、生放送出演を通して、
実践的な力、話す力、度胸などを養っていこうというものです。

本年のラジオ番組のテーマは、
最近の女子大生の恋愛事情と流行。

やわらかいテーマではありますが、
聞きごたえのある内容にしていこうと、
関連の論文を調べたり、女子大生にアンケートをしたりと
様々に準備を進めているところです。

放送は、以下の通り。
――――――――――――――――――
放送局:ラジオカフェ FM 79.7
日 時:2017年7月5日(水)18時半~19時

*Listen Radio を使えば、京都はもちろん、
 世界中どこでも聞くことができます

 http://listenradio.jp/
――――――――――――――――――――


明るく元気で、個性豊かな5人の番組を
ぜひお聞きください。



報告 平野美保



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:26Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域アクティブラーニング

2017年06月08日

教員はプレゼンする 国語科教育法Ⅰ

国語教員の授業は、
わかりやすく伝える点で、
プレゼンテーションの技術を、
磨く必要があります。




まずは、話す技術、
ということがあります。

単語をひとつひとつはっきり話す、
など、基本的なことができていないと、
聞き取りにくい授業になります。


また、板書や、参考資料、プリントなど、
資格に訴える媒体で、
一工夫したものは、
見やすく、ポイントがわかりやすいですね。

そういう工夫を意識しないと、
ただ、言葉を並べただけのものに、
なりがちです。

板書で、チョークの色を変える程度でも、
ずいぶん印象が変わるものです。

(ただ、学校では、どのような機器があるかにより、
制限があります。
黒板だけ使うのならば、
板書を工夫する、というように、
表現の媒体を生かす方法も、
考える必要があります。)




最近の国語の授業では、
生徒に表現する技術を身につけることを、
求めます。

そうなると、
教師自身が、表現方法を知らなければ、
なりません。

読む、書く、聞く、話す、
すべてにおいて、
方法論を身につけておく必要があるのです。



人間文化学科では、
「話ことば教育」という名前で、
口頭のコミュニケーションの方法論を学び、
実践しています。

また、基礎演習、発展演習では、
種々のプレゼンテーションをおこない、
表現力を身につけています。

それらの授業で、身につけた力を、
国語科教育法でも、
発揮してもらえると良いですね。


今年の国語科教育法Ⅰの受講生も、
それぞれ、工夫を凝らして、
教科書の内容を説明する練習をしています。

(上は、三枚おろしを説明するために、
学生が作ってきた紙製の模型です。)



報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:39Comments(0)国語科教諭免許授業紹介

2017年06月07日

KBS京都 海平和アナウンサーをお迎えしてトーク!(授業「スピーチの基礎」)

人間文化学科の授業「スピーチの基礎」では、
毎年、現役のアナウンサーなどをお迎えして、
話を伺っています。


本年も、受講生に大好評のKBS京都 
海平和アナウンサーをお迎えしました。




例年通り、今年もただ話を伺うだけではありません。


あらかじめ、海平アナウンサーについて、
皆で情報を収集し、
その上で、番組形式で司会や質問をするなど、
受講生全員が参加して進めていきます。





本年は、「ノートルダム Station なごト--ク!」と題して、
和やかに楽しくトークが繰り広げられました。



海平アナウンサーは、とても真摯に、
アナウンサーならではの裏話(!?)、
学生時代、趣味など、
ドッキリ質問にも気持ちよく楽しくお話しくださいました。




受講生にとって、
話の内容や話し方はもちろんですが、
仕事への姿勢、お人柄など、
様々に学ぶことがあり、
アナウンサーという職種に限らず、
今後に役立つ大変充実した時間となったようです。




授業も後半です。
よい!と思ったことを活かして、
次回からのプロジェクトに向かって進みます。
楽しみながらも、しっかりと力をつけていきましょう!





写真 ちゃきゆきな(人間文化学科4年次生) 
文  平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:54Comments(0)授業紹介

2017年06月06日

ワークショップでコミュニケーションをする

日本語コミュニケーションⅠでは、
ワークショップを通じて、
コミュニケーションの方法を学んでいます。



近年では、企業でも、
組織を円滑に運営し、
よりよい人間関係を構築する、
きっかけとして、
ワークショップを採り入れています。

そのようなワークショップを提供している、
ファシリテーターの方から、
教えていただいた方法を、
日本語コミュニケーションで、
使わせてもらう場合もあります。

今回のワークショップは、
そのひとつです。
(受講生によって、内容は少しずつ変わるので、
元のスタイルから、いくぶんアレンジされています。)



まずは、受講生の皆さんに、
一人ずつ、自分の、過去・現在・未来を表す、
漢字をそれぞれ書いてもらいます。

これは、自己表現であると同時に、
他の人に、自分をプレゼンする方法の、
実践でもあります。

4人でグループをつくり、
書いた漢字をもとに、
お互いに、自己紹介してもらいます。

横で聞かせてもらうと、
なかなか面白い漢字を選んでいる人がいます。

自分の未来は、まだわからないから、
「無」です。
自分の過去は、まだ目覚めていない感じだったので、
「眠」です。

面白い表現があると、
グループが盛り上がりますね。




さて、次は、4人のグループのメンバーが、
それぞれひとつ漢字を選んでもらいます。
そして、四字熟語を作ります。

その四字熟語を理念として、
4人でグループ、団体を立ち上げてもらいます。
そして、その活動内容を、
他の受講生にプレゼンすることにします。



今度は、グループで共同作業をすることで、
一緒にアイデアを出し、まとめる練習をするわけです。

こういうワークショップは、
参加するご本人たちが、
「面白い」と思わないと、
あまり有益ではありません。

今日、紹介した方法も、
同じようにしたとしても、
別のメンバーであれば、
あまり効果を生まない場合もあります。



幸い、日本語コミュニケーションの受講生の皆さんは、
積極的に楽しんでくれました。

立ち上げた団体も、
エンターテイメントを提供する会社から、
頑張る人を応援するNPO、
AKBに負けないアイドルグループまで、
それぞれ個性があって、
面白いものでした。

教室も、笑いと拍手で、
盛り上がりました。


報告:長沼光彦



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:41Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2017年06月04日

笹岡隆甫先生 第5回 ホスピタリティ京都

5月30日、ホスピタリティ京都、
笹岡先生の講義の5回目は、
公開講演会の形で行いました。


多くのご来場ありがとうございます。
参加者人数は、 62名(うち37名が本学学生)でした。

「いけばな~2020年それ以降に向けて~」
の題で、開かれた講演会ですが、
いけばなの現在と未来について、
お話していただきました。

2020年は、
東京オリンピックの開催される都市です。

この機会に、世界に向け、
いけばなを紹介したいと、
笹岡先生は、おっしゃいます。



もとより、笹岡先生は、
若い世代に、
いけばなという文化を伝えたい、
という意思をお持ちです。

これまでの講義でも、
文化を伝え、共有するために、
種々の活動をしていることを、
紹介してこられました。

いのちに直に触れる、
いけばなを広く世界に、
また世代を超えて未来に、
伝える話となりました。




文化を伝える際の、
キーワードとなるのが、
コラボレーションです。


他国でいけばなを紹介するときには、
その土地の花や器を採り入れる。

また、他の文化表現を担う方たちと、
競作することにより、
新しい可能性が生まれる。


そのようなコラボレーションを通じて、
土地を超え、時を超えて、
文化を伝える可能性が、
広がるということです。



京都は、山に囲まれた都市に、
人々が集まっています。

そこでは、人と人が出会いやすく、
文化のコラボレーションがなされてきました。

その京都の心がまえで、
人と人とのつながりを生み出し、
創造的な営みを続けていくことになるのです。

報告:長沼光彦

追記:
前の週(第4回)の笹岡先生の講義の報告ページは「こちら:」

同じ日の笹岡先生の講義の公開講演会の主催者「徳と知教育センター」による報告ページは「こちら:」

5月27日(土)に本学で実施された笹岡先生の特別授業の報告ページは「こちら:」  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:36Comments(0)授業紹介京都

2017年06月02日

メロスは何のために走る 国文学概論


「走れメロス」というと、
友情の物語という、
印象が強いと思います。



ところが、よく読むと、
「身代りの友を救う為に走るのだ」
「王の奸佞邪智を打ち破る為に走るのだ」
と言いつつ、
「若い時から名誉を守れ」とも言っています。


友情、正義、の他に、
それらを大切にする、
自己の実現ということも、
メロスの動機になっているわけです。


友情を「献身」だと考えるならば、
自分の名誉を重んじる、
自己実現は、相容れない要素のようにも、
思われます。




ともかくも、メロスの中では、
友情と、正義と、名誉は、
一体化しているようです。

また、それゆえに、
道の途中で、挫折しそうになった、
メロスの悩みも、
複雑になっています。

友情も、正義も、名誉も、
どれも達成できないものとして、
逆にメロスの重荷となっていくのです。

「ああ、もう、どうでもいい」
その結果、やけくそになって、
すべてを投げだそうと、
したりもします。




「走れメロス」を、
友情以外の要素から読もうとする評論に、
寺山修司「歩けメロス」があります。

こちらも、読んでみてください。

報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:59Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域