2017年05月16日

本物に触れる 京都の研究 発展演習

京都や日本の伝統文化を学ぶ際にも、
できるだけ本物に触れよう、
としています。

もちろん、
京都フィールドワークや、
基礎演習などでお招きするゲストは、
本物に触れる機会です。

今回は、図書館に所蔵している、
資料の話です。



私の担当する発展演習では、
京都をプレゼンする、の題で、
京都を様々な角度から、
見てみようとしています。

受講するグループのひとつが、
京都の市電を調べたい、
とプランを出しました。

グループに、
京都出身の学生がいて、
親御さんが、学生時代に、
まだ市電が走っていた、
という話を聞いたのだそうです。


どこを走ってたのですか、
と聞かれたので、
とりあえず、
インターネット上の情報を、
電子黒板で見せたのですが、
物足りない様子です。

よし、では、
図書館で、昭和初期の地図を見よう、
と提案しました。



地図を見たら、
すごい、おもしろい、
との感想です。

何が面白いかと言えば、
当時使っていた地図ですから、
市電の駅周辺の情報が書かれており、
なぜ、駅を設置したのか、
直観できるからです。


ついでに、ノートルダムは、
どこですか、と聞かれて見ると、
植物園くらいしか、
見当たりません。

北山界隈が発展してきた経緯を、
紹介しました。
ノートルダムに昔から勤めていた先生より、
聞いた話をまじえたりします。

実際の地図を見ると、
発見があるわけです。


こんなふうに興味を広げる機会となるので、
本物に触れる機会を設けています。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:38Comments(0)授業紹介京都日本語日本文化領域

2017年05月15日

吉澤健吉先生 ホスピタリティ京都


5月9日火曜日のホスピタリティ京都は、
吉澤健吉先生を、ゲストにお迎えしました。



吉澤健吉先生は、
京都産業大学教授ですが、
本学の法人理事をお務めいただいています。

大学に務められる以前は、
京都新聞の記者として、
京都文化を支える方たちを取材してきました。

吉澤先生より、
ホスピタリティ京都のゲスト講師の方たちを、
ご紹介いただいています。





今回は、そのご経験をふまえ、
「ファジーな京都文化」の題で、
お話いただきました。


京都文化の特徴は、
ファジー(あいまい)なところにあります。

たとえば、何かお願いをしたときに、
「考えときます」と返事をいただいたら、
京都では、婉曲なお断りだと、
受け止めなければなりません。

関東の人間だと、「考える」と言われると、
少しは可能性があるのかと思ってしまいますが、
実際は、可能性はないのです。


京都の人と交流がないと、
まちがった受け止め方をしてしまいそうですが、
はっきりと断って、相手の気分を害さないようにする、
配慮なのです。


こういうファジーな感性は、
例えば、人間と自然を明瞭に分けない、
調和的な心の在り方や、
空白や余韻から想像を喚起する、
日本人の精神と、
共通しています。

その意味では、
京都文化独特のものというよりも、
日本の伝統に根ざすものです。


グローバル化社会の中で、
あらためて、日本人独自の、
物事の捉え方を見直してみては、
いかがでしょう。

吉澤先生から、
そのようなメッセージをいただきました。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:28Comments(0)授業紹介京都

2017年05月11日

図書館を探索する 基礎演習


今回の1年次ゼミ、基礎演習は、
図書館の活用の仕方を学びました。



ただ、座って学ぶだけでは、
身につきません。

実際に、図書館を歩いて廻って、
本を探してみました。



近年は、インターネットで検索するのが、
当たり前になっているので、
図書館を歩くとか、
本屋さんの中を散策する、
ということは、あまりしないかもしれません。


図書館や本屋さんの面白いところは、
目当ての本を探すことだけでなく、
関連の本を見つけることです。

目当ての本の近くに並ぶ、
関連の本を見つけることで、
興味を広げる機会が増えるわけです。

少し、より道をするわけですが、
そのより道が、
自分の知識を広げる、
機会になります。



これを機会に、
図書館を散策する機会が、
増えるとよいですね。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:35Comments(0)授業紹介

2017年05月10日

メロスは王と対立する 国文学概論


国文学概論では、
太宰治「走れメロス」を、
作業しながら読解していると、
紹介しました




小説を読解する際には、
形でとらえる必要があります。
(「構造」ということも、あります。)


例えば、「走れメロス」の始まりは、
メロスと王の、
はっきりとした対立の形になっています。

メロスは、邪悪に敏感な男、
王は、邪智暴虐、ということになっています。

また、メロスは政治がわからない牧人、
王は、支配者です。

さらに、メロスは、妹の結婚式のために、
買い物に出かける男ですが、
王は、人を信じられないがゆえに、
妹をも殺しています。


「走れメロス」は、伝説を基にして、
あえて、単純な対立の構造にしているのでしょう。



読解は、さらに先に進みます。

小説の文章をよく読んでみますと、
そういう単純な対立構造から、
はずれた表現が見つかります。

邪悪なはずの王の顔が、
蒼白で、眉間に皺が刻まれています。

悩みがあるらしく、
王は、孤独だと主張します。


こういう単純な構造に当てはまらない部分を、
読み取ることで、読解は深まります。

形にはまらない表情や発言は、
登場人物の性格に、
奥行きを与えます。

いずれにせよ、
まずは、形を捉えないと、
意外な部分にも、
気づかないことになります。

形と意外な部分と、
両方読み取ることで、
発見があります。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:19Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年05月07日

ホスピタリティ京都 笹岡隆甫先生 第2回

5月2日は、ホスピタリティ京都、
笹岡隆甫先生、第2回の講義でした。
(第1回は、こちら。)



今回は、祇園祭を中心に、
京都の人の関わりについて、
お話していただきました。


祇園祭は、笹岡先生が子どもの頃に、
稚児として選ばれた経験を中心に、
祭を運営する人達の話をしていただきました。


祇園祭の山鉾を動かすにも、
多くの人が関わること。

稚児をはじめ、祭事に関わるには、
種々のしきたりがあること。

祭を見たことがあっても、
どのように人が関わるか、
知らないことが多かったようで、
聴講した学生には、
多くの発見があったようです。


また、笹岡先生は、生け花で、
寺社などの祭事に関わることもあり、
上賀茂神社の遷宮記念に花手前を披露したり、
広河原の松上げで献花をされたりしています。

(笹岡隆甫先生のホームページ、
「未生流笹岡」
または、facebook フェイスブック
をご参照ください。)

祭事の写真も見せていただき、
お花が京都の文化に、
広く関わることを、
あらためて感じたと、
学生は感想を述べていました。


報告:長沼光彦




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 10:56Comments(0)授業紹介京都

2017年05月05日

整理して考える 日本語コミュニケーション

1年次必修の、日本語コミュニケーションでは、
わかりやすく伝える方法を、
考えています。


今回は、物事を整理して、
考える方法を、
グループワークで実践しました。


実践したのは、
KJ法や、京大カードと呼ばれる方法を、
応用したものです。

まずは、テーマを決めて、
考えたことを、
付箋紙に書き付けてもらいます。

次に、書き付けたことを、
グループごとに、
大きな模造紙に貼り付けます。




そして、
お互いに、どのようなアイデアを出したか、
見せ合います。

さらに、
似たようなアイデアの付箋をまとめて並べたり、
対立するアイデアをわけたりして、
整理します。


この方法の利点は、
2つあります。

ひとつは、アイデアを視覚化することです。

アイデアは、頭の中に置いておくだけでは、
消えてしまいます。
そこを、付箋に書いて、目の前に置くことで、
自分の考えを確認すると共に、
他の人にも、伝えることができます。




もうひとつは、アイデアを、
何度でも、くっつけたり、
わけたりすることができることです。

アイデアを活かす可能性は、
ひとつではありません。

いろいろなアイデアとくっつけて見ることで、
多様な可能性が見えてきます。

そういう、考え直しを何度でも、
できるわけです。






今回は、グループ分けをする、
(カテゴリーに分類する)というところに、
主たる目標を立てました。

グループ内のメンバーに、
いろいろな考えがあることを、
認めた上で、
これを、いくつかの種類に、
わけてみようということです。

アイデアのグループ分けは、
論理的に考えるための、
第一歩です。


これも、いろいろな可能性があるわけですが、
受講した1年生の皆さんは、
楽しく、話し合いながら、
まとめることができたようです。

次回授業は、その内容を、
発表する予定です。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:16Comments(0)授業紹介

2017年05月01日

ホスピタリティ京都 笹岡隆甫先生

ホスピタリティ京都は、
京都で伝統文化に携わる方を、
ゲストとしてお迎えして、
人との関わり、おもてなしに、
ついて考える全学向けの授業です。


4月25日は、
未生流笹岡家元、
笹岡隆甫先生に、
お話をしていただきました。

笹岡隆甫先生には、
本学客員教授を、
お引き受けいただいています。



笹岡隆甫先生には、
5回にわたり、
お話をしていただく予定です。

第1回目は、華道をあまり知らない学生にも、
わかりやすく、華道と現代社会との関わりについて、
紹介していだきました。


お話は、京都が、盆地の都市という土地柄から、
人が集中して住む場所であるため、
顔見知りになりやすい、
というところから、はじまります。

そういう土地柄だから、
文化に携わる人同士も、
知り合いになりやすく、
コラボレーションをすることも、
多いのです。

人とのおつきあいを重んじるゆえに、
京都の伝統的な家屋には、
お客様をもてなすための部屋、
座敷があります。

お花も、その座敷を、
彩るものです。


文化とは、つまり、
人とのつながりが、
基盤にあるわけです。

笹岡隆甫先生は、
華道を知ってもらうために、
テレビ番組や、雑誌などに、
協力しています。


講義では、それらの場で、
活けた作品を紹介しながら、
お花の見方を、
教えていただきました。


学生の中には、
華道の意図された美しさを知り、
興味を持ちました、
という感想を述べる人もいました。

華道を習ったことのある学生は、
社会に様々な場で、
お花が飾られていることを知り、
あらためて、すばらしさを知った、
という感想を述べていました。


笹岡隆甫先生の、
5回目の講義、
5月30日は、
公開講演となっております

よろしければおいでください。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:21Comments(0)授業紹介京都

2017年04月30日

アイデアを出す方法 日本語コミュニケーション


日本語コミュニケーションは、
1年次生が、大学で学ぶための、
表現の仕方を身につける授業です。



今回は、アイデアの出し方を、
紹介しました。


まずは、大きめの紙を用意します。

そして、紙の真ん中に、
考えるテーマを書き、
丸で囲みます。

続けて、思いついたことを書き、
丸で囲み、線で結びます。

書いたことから、
また思いついたら、
書いて丸で囲み、
線で結びます。



フィンランドでは、
初等教育から採り入れられている、
カルタという方式です。

(本当は、もう少し、
コツがあるのですが、
省略しています。)

英語圏では、
マインドマップと、
呼んでいます。


アイデアは、
頭の中で考えているだでは、
なかなか出てきません。

形にして、もう一度見直すと、
また連想が広がり、
思いつくものです。



アイデアを出すにも、
いろいろな提案がなされています。

アイデアを出すことは、
才能ではなく、
技術です。

そういう方法を知って、
活用してみることが、
まずは、学びの一歩目だと思います。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:38Comments(0)授業紹介

2017年04月27日

日本語検定の勉強をしています 基礎演習


1年次ゼミ、基礎演習では、
全員日本語検定を受けることを、
目指しています。



そこで、基礎演習の後半は、
堀勝博先生が開く、
日本語検定講座を、
受けています。


日本語の知識について、
ミニ講座を受け、
最後は、ミニ検定
(小テストですね)
を受けます。



問題解法のポイントを知ったうえで、
模擬テストも受けて、
本番の準備をして、
心の準備もしていきます。

なかなかたいへんだと思いますが、
目標をもって、大学生活を過ごすのも、
良いですよね。


報告:長沼光彦

  
タグ :日本語検定


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:01Comments(0)授業紹介

2017年04月26日

自分流にマイ古地図をつくる 専門演習

今年の3年次専門演習は、
京都で物語を見つける、
というテーマで、はじめました。


はじめは、共通テーマを作っておいて、
その後、それぞれゼミ生のみなさんが、
自分のモチーフにつなげて、
発展させる予定です。


というわけで、最初は、
マイ古地図から、始まります。

古地図の写真データを、
プリントアウトして貼りあわせて、
自分用の京都地図を用意します。

3年ゼミに入ってきた学生は、
2年次にすでに、
マイ古地図をつくっている人も、
います。

まだ作っていない学生の分を、
貼りあわせる作業を、
手伝ってもらいました。



できあがりましたら、
学生と京都の話をしながら、
地図に書き込んでもらいます。

江戸時代の御所の場所と、
今の御所の場所は、
同じですね。

では、平安時代の内裏(だいり)の、
位置はどこでしょうか。

そういう位置関係を、
通り名をたよりに、
探してみます。


そして、場所がわかったら、
色鉛筆で、四角にかこんでみます。


そういう作業を続けて、
自分で興味を持ったことを、
書き込んでいくと、
本当に、自分の地図といえるもの、
マイ古地図ができあがっていきます。



報告:長沼光彦  
タグ :古地図京都


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:48Comments(0)授業紹介京都日本語日本文化領域

2017年04月25日

作業して話し合いをして読む 国文学概論


今年の国文学概論は、
太宰治「走れメロス」を読むところから、
はじめました。



小説を「読む」とは、どういうことか、
考えてみよう、というテーマです。


まずは、それぞれ、
メロスという人物を、
よく表している表現を、
抜き出してもらいました。


次に、これを付箋に書き出し、
4~5人のグループで、
模造紙に貼って、
お互いに見比べてもらいました。



それぞれ同じところを、
挙げている場合もあれば、
違うところを、
挙げている場合もあります。


まずは、この違いを考えてみてほしいのです。

小説の読み方が人によって異なるのは、
注目するポイントが人それぞれだからです。

人は、それぞれ、経験や知識が異なります。

その異なる経験や知識をもとに、
小説を読むわけですから、
読み方が異なるのは、当然です。


こういう読み方の違いが出てくるのは、
悪いことではありません。

違いが出てくる理由に、
注目することで、
むしろ、「読む」際に、
読む人、読者の役割が、
大きいことに気づいてほしいのです。



小説は、作者が作った作品です。
しかし、読むときは、
読者が主体なのです。

報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年04月24日

キャリアチャレンジ 基礎演習


1年生の基礎演習では、
キャリアチャレンジという、
制度の利用をお勧めしています。

(キャンパスの桜は散ってますが、
せっかく撮ったので、今回お見せしました。)


キャリアチャレンジは、
漢字検定や実用英語技能検定など、
資格の取得を目指すものです。

チャレンジしやすいように、
検定料の一部を援助しています。



というのは、
1年生のうちから、
履歴書に書けるような、
資格の取得を目標にしてほしいからです。

就活は、まだ先のような気がしますが、
履歴書に書くためには、
それなりの準備が必要です。

早い内から、少しでも意識して、
準備をしてほしい、
という意図です。



先日紹介した、
1年生が全員受検する、
日本語検定
も、
キャリアチャレンジの一環です。


せっかく大学に入ったのですから、
目標を持って、取り組んでみると、
良いのではないでしょうか。

(こちらは、4月中頃のご近所の桜です。
きれいですね。)


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:41Comments(0)授業紹介

2017年04月20日

地図の見方の話をします 日曜日はオープンキャンパス

今度の日曜日、4月23日は、
オープンキャンパスです。


昨日紹介しました、
マイ古地図の話をふまえて、
地図の見方体験をしようと思います。

どのような体験かは、
来ていただいてのお楽しみ、
ということで、
よろしくお願いします。



模擬授業は、吉田朋子先生の、
「絵画の見方」入門です。

西洋美術の注目ポイントを、
紹介いたします。



もうひとつの体験コーナーは、
鷲見先生の、
「アラビア語を使ってみよう」です。

英語は、学校で学ぶので、
身近な言語ですが、
アラビア語を知る機会は、
なかなかないのではないかと、
思います。


この機会に、ぜひ体験してみてください。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:23Comments(0)授業紹介

2017年04月19日

マイ古地図を作っています


今年の長沼担当2年次発展演習は、
「京都でプレゼンしよう」というテーマで、
授業をしています。


京都を、自分の興味あるテーマで調べて、
プレゼンパネルを作成するなど、
発表形式も工夫してみよう、
というものです。


まずは、
京都の成り立ちを知るために、
古地図を使って、
歴史と地理を俯瞰してみようと思います。


大学図書館には、江戸時代の京都古地図、
「改正京町繪圖細見大成  洛中洛外町々小名」
(天保2年(1831年)7月開板、
書肆 文叢堂 竹原好兵衛、
考正 池田東籠亭)
があります。

これを写真撮影したものを、
分割してプリントアウトして、
それぞれ貼り合わせてもらうところから、
はじめました。



図工の時間のようで、
楽しいかと思ったのですが、
なかなか不評です。

まあ、面倒ですよね。

とはいえ、自分で作ってもらった方が、
勉強になります。

ひとりひとり古地図を作成してもらい、
そこに、いろいろと記入していくと、
地図の見方もわかり、
京都の歴史について、
発見することになります。



地図を読み始めたら、
面白くなりますから、
と説得して、
次回に続くことになりました。


報告:長沼光彦
  
タグ :古地図


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:58Comments(0)授業紹介京都日本語日本文化領域

2017年04月15日

使える日本語力を身につける 基礎演習

基礎演習は、新入生が
大学での学び方を知るための、
少人数ゼミです。



文献調査の仕方や、
レポートの書き方など、
実践的に学びます。


人間文化学科では、
1年次から、基礎的な力として、
使える日本語力の習得を、
目標としています。

1年次生は、全員、
日本語検定を受けることにして、
前期、基礎演習の後半は、
日本語検定講座を、
開きます。


(高校で受検している人は、
さらに上の級を目指してもらいます。)


レポートを書くうえでも、
基本的な日本語力は必要です。

また、将来社会人になったときに、
常識的な日本語を使えた方が、
良いですね。


そういうわけで、
将来も見据えて、
1年次生は、
大学生活をスタートします。




報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介

2017年04月12日

コミュニケーションスキルを発揮する


人間文化学科では、
ことばを中心とした、
コミュニケーションスキルを、
身につけるようお勧めしています。



そんなわけで、新入生は、
日本語コミュニケーションという授業で、
実践的にスキルを磨きます。


今週の第一回は、
アイスブレイクという考え方を、
知ってもらいました。


アイスブレイクは、
初めて顔を合わせる人同士に、
打ち解けてもらうための、
意識的な手法です。

教育の場や、会社などで、
グループワークを行うときに、
用いられるものです。


いろいろなやり方があるのですが、
今回は、ボールを使った方法を、
紹介しました。



5~6人程度のグループになり、
まずお互いに、呼んでほしい呼称を、
紹介し合います。


本名でなければ、
いけないわけではありません。

むしろ、印象的な愛称の方が、
覚えてもらえる場合もあります。


覚えたら、名前を呼びながら、
ボールを渡します。

渡された人は、また別の人の、
名前を呼んで、ボールを渡します。

ちょっとしたゲーム感覚で、
名前を覚えていくわけです。




この場合、楽しいという気持ちが、
大切です。

楽しい、前向きな気持ちになれるから、
名前も覚えられます。

いやいやしていては、
あまり効果はありません。


その点、1年生の皆さんは、
前向きに、楽しく、笑いながら、
実践していました。

そういう様子を見ていると、
1年生の皆さんは、もともと、
楽しく人と関わる、
コミュニケーションスキルを、
持っていることがわかります。

自分の良いところを発見していくことも、
コミュニケーションでは、
大切です。




報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介

2017年02月10日

入学前教育講座で講義しました

入学前教育講座で、昨日は、4回生たちが卒業研究を披露してくれたところですが、
(その記事は、明日のブログに掲載されます☆)

本日は、教員の吉田朋子が
「大学生のためのノート・レポートの書き方」を講義しました。



大学の講義は、
話す速度も速く、丁寧な板書もないのですが、
そんな中でノートをとることにより、いろいろな力が身につきます。



すばやく確実にノートをとる技術などを
できるだけわかりやすく紹介しましたが、
多くの人が、すでにいろいろな技を実践していたのは心強い限りです。

レポートの書き方は、まだ入学前なので、
いわゆる「感想文」と「レポート」を比較しながら、
主要な注意点を説明しました。

大学では、情報をもらう側から、提供する側へと成長していくことが目標の一つ。
レポートなど様々な形でアウトプットにつとめましょう。

Docendo discimus.
(ドケンドー・ディスキムス)
私たちは、教えることによって学ぶ・・・最後に紹介したラテン語の格言です!!

(報告 吉田朋子)
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 15:04Comments(0)授業紹介

2017年02月05日

卒業研究報告会をゼミで行いました ―日本語と古典ゼミ

  

 後期授業も終わり、来週から定期試験期間に入ります。4年次生は卒業論文の口頭試問を経て、完成論文を無事提出しました。今度は、3年次生が1年後の締切に向けて、卒業研究に取り組む番です。

 日本語と古典ゼミの3年次生たちは、一応、全員研究テーマを決めたところですが、実際にうまく研究が完遂できるのか、やってみるといろいろ問題が起こってくるのではないかと、不安を抱えているのも事実です。

 そこで、今回初めての試みとして、4年次生の先輩に来てもらい、卒業研究の概要と制作過程、問題点などについて、話してもらいました。




 一人目は、村岡伊都さん「京ことばテキストブックの作成」です。京ことばの基本的表現が段階的に学べるように、イラスト入りでわかりやすく編集したテキストを制作しました。京都生まれ京都育ちの祖母にインタビューしたり、京都市内の中高生にアンケート調査を実施、京ことばの使用状況をアンケート調査したりして、魅力的な冊子を作りました。就職活動の合間の苦労話なども含め、3年次生たちは熱心に聞いていました。完成した冊子は、大学図書館の所蔵図書にしてもらうことにしています。

 3年次生の中にも、書物を作る予定の人がいますので、大いに参考になったと思います。




 二人目の発表者は、香港出身の留学生、王海雯(オウカイブン)さんです。「女性」という日本語の歴史について、調べました。「近代語『女性』『男性』の語彙論的考察」という本格的な題目です。

 「京都ノートルダム女子大学」「婦人参政権」のように、50年以上前は「女子」や「婦人」といった言葉が主流で、「女性」という語はまだそんなに普及していなかった。ましてや「男性」などという日本語はほとんど用いられなかった。では、いつ頃から、使われはじめ、定着していったのか―そんな言葉の歴史の謎を徹底的に追究した、本格的な研究論文です。仏教語「女性(にょしょう)」「女人(にょにん)」から始まり、「女性(にょしょう)」から「女性(じょせい)」に転ずるタイミングやその背景などについて深く考察し、関連して「男性(だんせい)」の語誌にも触れています。




 王さんは、就職活動も返上して、新聞記事コーパス(大規模な電子データ)を連日のように検索し、言葉の変化をたどり、福澤諭吉、夏目漱石をはじめ、明治、大正期に活躍した著名な作家の全集なども丹念に調べ、貴重な研究成果を上げることに成功しました。

 本格的な研究発表の迫力に、ゼミ生たちも圧倒されていました。


 こんな先輩たちの苦労・成果によい刺激を受けて、続く後輩たちも、ぜひユニークなよい卒業研究をしてくれることを祈ります。

 何と言っても、長きにわたって学んできた学生生活の集大成ですからね。







〈報告者:ゼミ担当 堀勝博〉

  


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2017年02月03日

インタビューライター修業は学生どうしの取材から

先日から連日、「発展演習 ~インタビューライター実践編~」などの授業
のアウトプットとして学部学生がまとめた、卒業生や教員や先輩学生への
インタビュー記事を掲載してきました。

このような、しっかりと準備をしたインタビュー記事を書く前には、
以下のような、友達同士のインタビュー記事を書いて、
小見出しのつけ方などを学びました。

Aさんに聞く

*趣味は国旗グッズ集め!

 はじめに、Aさんの趣味についてお聞きしたところ、読書と国旗グッズ集めと貯金が趣味のようです。なぜ好きかをお聞ききしところ、読書は有川浩さんの本をよく読むそうです。国旗グッズ集めは、もともと国旗が好きだから楽しいそうです。貯金は、お金が好きだからと答えてくださいました。

*少人数が魅力の人間文化学科!

 次に、人間文化学科の良いところをお聞きしたところ、少人数なので知り合いがたくさんいる、分からないことを聞きやすい、学生・先生共にいい人がたくさんいるので話しかけやすいとのことでした。

*西洋の文化と日本の文学の両方が学べる「日本近代文学講読」

 最後に、お気に入りの授業について聞きました。Aさんお気に入りの授業は、資料の読み取り方を楽しく学べて、イギリスの文化と夏目漱石の関係が分かり、時代背景を知ったうえで、文学について深く知ることができる「日本近代文学講読」だそうです。

 Aさん、ありがとうございました。
 

このような短いインタビュー記事を書く経験を経て、
魅力的な小見出しをみんなで考える練習をした後で
仕上げたものが、次のような大作なのでした。

・野田 四郎先生を取材した「~語学の魅力~ 経験が積み上げたものとは」

・中屋敷さんを取材した「就活・卒論・ノートルダムでの4年間」

・朱 鳳先生を取材した「日本に30年以上住んでいるからこそ、発見できること」

・吉田智子を取材した「仕事、特にインタビューを通しての知り合いが私の財産」

・堀 勝博先生を取材した「英語学科への入学から国語教師へ、そして万葉集の研究者への道」



報告:吉田智子
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)学生の活動報告授業紹介教員・学生インタビュー

2017年02月02日

宮永泉先生 最終講義


2月1日、宮永泉先生の最終講義、
「死の哲学 序説」を行いました。


宮永先生は、永年本学に勤め、
キリスト教哲学の講義を行ってきました。
今年定年退職の年を迎え、
最後の講義を開催することにいたしました。



死の哲学は、
キリスト教の有神論を信仰することにより、
自分の生を意味あるものと捉える、
考え方です。

ともすると、人間は、
どうせ死ぬなら、この世は無意味だ、
と考えたりします。




しかし、神の存在を信じることにより、
死こそが、自分の新しい誕生だと考えることができます。
神の、本当の世界に行くのだと考えます。

そうすると、この世の人生は、
本当の世界へ行くための準備段階で、
本当の世界へ行くために、
この世を充実させようと、
考えることができます。

死の哲学といいますが、
よりよく生きるための哲学、
だということです。





このような哲学の背景となる歴史について、
事例をあげながら、
講義が進められました。

タイトルに序説とあるのは、
永年考えてきたテーマを、
まとめる構想があるからだとのことです。


講義の終わりには、
質疑応答が行われました。





講義のあとには、会場を移し、
ささやかながら、お祝いをいたしました。



報告:長沼光彦  


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